コラムニスト 小田嶋隆氏をご存知ですか。
鋭く政治や社会を評論する方で、その言葉、文章に刺激を受けてきました。
同年代の方で、勝手に感覚が似ていると思い、10年間続くTBSラジオ・赤江珠緒たまむすび「週刊ニッポンの空気」を聞いて身近に感じていました。
病気のため、昨年(2022年)6月に亡くなられ、もう“オダジマ節”を聞くことができません。惜しまれます。
小田嶋氏が亡くなられた後、数冊の著作が発刊されています。
その中の一冊『諦念後──男の老後の大問題』(亜紀書房・刊)は、集英社の冊子『青春と読書』の連載コラムをまとめたものです。
それまでの論評・批評とは違い、“60歳以降の「定年後=諦念後」”の行動と思いを綴ったエッセイです。
連載にあたって、これまでの“アームチュアな仕事ぶり”とは別のものになることについて、最初の項で次のように述べています。
小田嶋氏が、「老年」「諦念後(定年後)」の暮らしに“体当たり”していく様子、それを“取材”し、言葉で表されたものは、メモしておきたいものに溢れています。
「トシを取る」ということ、「諦念してしたこと」に、あなたを重ね、オダジマさんと語り合ってみませんか。
オダジマさんの“次のコトバを聞きたく(読みたく)なった一冊です。
読書メモから、少しだけ(?)。
【関連】
◇小田嶋隆 (@tako_ashi)(Twitter)
◇小田嶋隆(Wikipedia)
◇小林マキ (@ikam1225)(Twitter)
◇コラムニスト・小田嶋隆さん、ありがとうございました。(2022/06/27 TBSラジオ・赤江珠緒たまむすび)
◇コラムニスト・小田嶋隆が残した功績【追悼企画】──Vol.01:内田樹(GQ JAPAN)