2歳児おそるべし
ハート型のふうせんにまつわるお話。
2歳の息子と時間つぶしにふらりとホームセンターに立ち寄ったんですが、店内中を走りまわっていた彼がふと、いろとりどりのハート型のふうせんが差し込まれたモールのところで立ち止まり、
「お父ちゃん、これほしい」
と言わんばかりに、あとから追いかけてきたわたしに目線を送りました。
ははーん、これは商品販促で配っているふうせんだな。これをもらってしまうと商品説明を聞かないといけないのかな?いや、でも店員さんもそんなに押しが強そうな感じでもないし、息子もおそらくこれほしいー、と粘ることは目に見えているし、もらえるかどうかさらりと聞いてみるか。
聞いてみると、案の定「どうぞ~持って行ってくださいね~」とゆるい感じだったので、
「どれでも好きなのもらっていいって」
と息子の背中を押してあげました。
・・・で、彼がまよわず選んだのがこのピンクのふうせんでした。
わたしはてっきり、やっぱり男の子だし、青か緑色あたりがいいっていうんだろうなー、上のほうに刺さっているから取ってやるかー、と先に考えが行動を起こしていたので思わず
「ピンク選ぶんかいっ」
でもまあハートといえばピンクが一番それらしい色だよな、と納得して、お礼をしてその場を去りました。
それでちょっと離れたところで息子に聞いてみたのです。
「なんでピンクのふうせんにしたの?」
「せいれいさまにプレゼント」
どっきゅーん!!!(我が家では神様の気持ちになって、神様の胸がときめく様子をこう表現する)
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神様のことを聖書をもとにあれこれと教えたこともないのですが、感覚的に「大事な存在」「愛の存在」として分かっている。
このような姿にわたしたちがほんとうに見習うべき、そして取り戻すべき人間のあり方が現れていると、気づかされたお父ちゃんなのでした。
ルカによる福音書18章16節 「するとイエスは幼な子らを呼び寄せて言われた、『幼な子らをわたしのところに来るままにしておきなさい、止めてはならない。神の国はこのような者の国である。』
by お父ちゃん(ペンネーム考え中)
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