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保護犬の里親になるまで:②譲渡会で犬と出会う

 保護犬って? 保護犬を引き取りたいけどどうすれば? そんな興味をもつ人のために、”夫婦共働きでも保護犬の里親になれた”私の経験をお届けしています。
今回は第2回「譲渡会で犬と出会う」編。ついに家族になる犬と出会います。


前回はこちら⇒①保護犬カフェに行ってみた!
目次ページ ⇒⓪はじめに


 保護犬カフェで保護犬について知り、里親になることも考えていたある日のこと。私たちは近所の公園で「譲渡会」ののぼりを見つけました。これはチャンス! さっそく参加してみることにしました。


保護犬の譲渡会とは?


 譲渡会とは、動物保護センターや保護団体などが主催する、保護された犬猫と新しい飼い主(=里親)とのマッチングイベントの事。参加する人は保護犬の里親になる意思がある人です。(虐待などの防止のため、里親になるには団体が定めた条件があります。)
 受付で名前を記入すると、スタッフさんが会場を案内してくれます。希望の犬のタイプを聞かれ、共働き家庭で留守番時間が長いこと、成犬希望であることなどを伝えました。

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犬たちがスタッフさんと共に自由に過ごしている


 会場は子犬エリアと成犬エリアに分かれており、参加犬一頭一頭にスタッフさんがリードを持ってついています。参加犬は10頭ほど。土地柄か柴犬より大きいサイズ(15㎏以上)の犬が多かったです。
 犬たちは自由に過ごしており、和やかな雰囲気でした。大半の犬が人馴れしていますが、苦手な子は静かな場所でくつろいでいました。


「我が家を気に入ってくれる子はいるかな?」


 私たちが譲渡会で意識したことは、犬が「我が家で過ごす様子をイメージできる」こと。部屋の中で落ち着いて過ごせそうか。家の周辺に苦手なものはないか。犬にとって我が家は、心地いい場所になるだろうか。
 案内してもらう中で、直感的に”大丈夫そう”と思った子がいました。人間と遊ぶことが大好きなオス犬です。しばらく接していると、自然と我が家でくつろいでいる光景が目に浮かびました。
 「気になった犬がいれば一緒にお散歩を」ということで、リードを持って会場の中を一周します。ペースを合わせて歩いてくれる犬に夫婦揃って惹かれていました。

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君に決めた!その後の展開は…

 スタッフさんからの「どの子が印象に残りましたか?」という質問に、私たちは先ほどの犬を即答。犬から少し離れた場所に移動し、里親になることについての相談を行います。(アンケートに記入する形式でした)
 犬の飼育経験についてや、犬が飼育可能な住居環境などを簡単に聞かれます。犬を飼う場合はどのくらいのお金がかかると思うか?などの質問もありました。このアンケートを参考に、私たちも里親としてふさわしいかを判断されることになります。
 該当犬に他の里親希望者が居ることもあるため、スタッフさんと連絡先を交換して会場を後にしました。そして数日後、保護団体より「あの犬の里親トライアルどうですか?」との連絡が。トライアルとは、正式譲渡を前提に2週間~1カ月ほど保護犬を預かって様子をみる”お試し期間”のこと。望んでいた犬との暮らしがはじまります!


”出会う”ためには心の準備も必要


 里親になることが前提の譲渡会。もし興味を持たれた際は、「我が家は犬にとってどんな環境か」「どんな犬となら暮らしやすいか」「どのくらいお金がかかるか」などを家族で話し合ってから参加されると良いかもしれません。
 譲渡会に参加する犬は一期一会。「この子と暮らしたい!」と思ったときにすぐ決断できるよう、心の準備が大切だと感じました。


 そしてトライアルを始めるには、犬を家に迎える準備が必要です。
次回、③里親トライアルの準備をレポートします!


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