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保護犬の里親になるまで:③里親トライアルの準備

保護犬って? 保護犬を引き取りたいけどどうすれば?
そんな興味をもつ人のために、”夫婦共働きでも保護犬の里親になれた”私の経験をお届けしています。
今回は第3回「里親トライアル準備」編。犬を迎えるための準備に奔走です!

前回はこちら⇒②譲渡会で犬と出会う
目次ページ ⇒⓪はじめに


 譲渡希望の犬が見つかった私たち夫婦のもとに、保護団体から里親トライアルの提案がありました。快諾し、急いで犬を迎える準備をすることに。犬を迎えるために最低限必要なものって何でしょう…?


里親トライアルとは?

 保護犬の里親トライアルの期間は2週間~1カ月ほど。実際に譲渡を希望する犬とともに自宅で暮らす、いわゆる”お試し期間”です。しかし、安易にお試しできるわけではありません。その犬の正式譲渡が前提です。
 犬に環境が合っているか、大きなトラブルはないかを見る期間であり、私たちが里親として必要な条件を満たしているかを判断される機会でもあります。
 とはいえあまり身構える必要はなく、トライアル後は「この子を引き受ける!」という覚悟をもって過ごしましょう、ということでした。


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 また、事情がない限りは「完全室内飼い」をするようにと言われました。逸走(逃げてしまうこと)で保護される犬が多いのだそうです。


準備したもの

 トライアル期間中に必要なものについては、保護団体のスタッフさんから丁寧な説明がありました。

保護団体から借りられるもの


・ケージ、クレート
・首輪、リード
・2週間分のエサ
・ペットシーツ
・服薬している薬

ここに、犬が普段から遊んでいるおもちゃを追加してくれました。(団体によって貸し出しできるものは異なります)


私たち自身で用意したもの

・エサ入れ、水入れ●
・玄関用の脱走防止柵●
・散歩用のウンチ袋、水ボトル
・足ふきウェットシート
・ごほうび用の小さなおやつ


 です。(●印は事前に用意するよう連絡があったもの)
 柵以外は近くのホームセンターで揃えました。毎日使うものは近所での購入がベストだと思います。

 また、初心者向けの本も購入し、夫と一緒に読みました。

(トライアル期間中は犬が環境に慣れることが最優先。無理なしつけはしないと決め、自分たちが犬について理解するための参考程度にしています。)


室内環境を整える

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 室内で犬が走り回ってケガをしたり、モノを壊してしまったら大変です。低い位置にモノを置かないよう模様替えもします。合言葉は「ルンバが使える部屋にする」。見た目にも室内がすっきりしました。(のちにこの対策が大変役に立ちます。)
 ケージの置き場所、犬が日中過ごす場所も確保。同時に、玄関に脱走防止柵を設置します。柵はサイズが合うものがなく取り寄せに2週間かかってしまいました…。なんでも早めの準備が肝心ですね。


犬がやってきた!


 そうして迎えたトライアル開始の日。2名のスタッフさんが犬を連れて我が家にやってきました。犬は普段乗らない車に大興奮。しばらく犬と遊び、場の雰囲気が和んだところでスタッフさんから今回のトライアルについての説明がはじまります。
 犬が環境に慣れることが最優先であること、最初の一週間は毎日犬の様子を報告をすること、困った時の連絡先…。特に強調されたことは「逸走を防ぐ」ということでした。
 飼い主がどんなに注意しても、犬は思いもよらない方法で外に出てしまうことがあります。見知らぬ土地で迷ってしまった場合の犬の恐怖ははかりしれません。今まであったケースを例に、柵の設置の大切さ・ドアや鍵への注意を怠らないことを再確認しました。

 説明が終わったスタッフさんは犬を残して帰ります。お別れをするとさみしがるので、犬にごはんをあげ、食べているあいだに静かに部屋から出て行かれました。
 犬はしばらく不思議そうにしていましたが、しばらくするとウトウトと眠りの世界へ。その安らかな寝顔に癒されつつ、いよいよ犬との暮らしの幕開けです。

次回、④トライアル1週目 をお届けします!


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