保護犬の里親になるまで:⓪はじめに
「保護犬」ってご存じですか?迷子になったり、飼育放棄されてしまって飼育先がなくなり、動物愛護センターや保護団体の施設で一時的に暮らしている犬のことです。
テレビ番組ではよく、芸能人が犬の保護施設を訪れ、犬とお散歩したり、一緒に遊ぶ姿が放送されていますよね。
保護されるまでの経緯や辛い過去も一緒に報じられているので、「保護犬」と聞くとかわいそうとか、ちょっと近寄りがたいとか、様々なイメージが浮かぶと思います。「飼ってあげたいけど、うちはちょっとね…」という人もいるのではないでしょうか。
ー
我が家は夫婦2人暮らしで、共にフルタイムで働いています。
「いつか犬と一緒に暮らしたい」という気持ちがあり、ペット可物件に住んではいるものの日中は家に人がいない状態です。お留守番のことを考えると、犬を飼うのは難しいかな…とも考えていました。
そんな時、近所に"保護犬カフェ"ができたというお知らせが。
実際に犬とふれあってみると(当たり前のことですが)それぞれの犬に個性があり、好きなことがあり、向いている環境があることがわかります。
「保護犬だから」ではなく「我が家でこの犬と一緒に暮らすとしたら」。そんな風に考えると、目の前の犬たちの存在がぐっと身近なものになりました。
そうして2020年2月、我が家に1匹の保護犬がやってきて、めでたく家族に迎えることとなったのです。
「保護犬」と出会い、いくつかのステップを経て「家族になる」。これからその実体験をレポートとしてお届けしたいと思います。
ー
目次(更新後リンクしていきます!)
④トライアル1週目:安心できる環境をつくる
⑤トライアル2週目:犬の個性に合わせて変化をつける
⑥トライアル3週目:少しだけ行動範囲を広げる
⑦トライアル4週目:正式譲渡決定!「我が家の犬」
⑧まとめ:保護犬が家族になるまでと、これからのこと
登場人物
犬:雑種。推定3〜4才。中型犬(体重13kg)。前脚に生まれつきと思われる障害がある(生活には支障なし)。人懐こい。
夫:フルタイムのオフィス勤務。ペット飼育経験はないが、穏やかで動物が寄ってくるタイプ。
妻(私):フルタイムの福祉系勤務。実家で柴犬を飼っていた(3年同居)。
ー
一緒に暮らしたい犬と出会ってからの手続きとしては約2ヶ月の出来事です。が、新しいこと、驚くこと、嬉しいことの連続でもありました。
もし今、保護犬と実際に会ってみたい、暮らしてみたいと思っている人がいたら。私たちの経験が参考になるかもしれません。
(※2020年4月現在、外出して実際に会いに行くのは難しいかもしれません…。状況が落ち着くのを祈るばかりです。)
もちろん色んな犬がいて、色んな家庭があり、私たちが経験したことは一例に過ぎません。
ちょっと興味があるときの読み物として、ひとつの情報として、お役に立てたら幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?