映画【世界から猫が消えたなら】感想(世界から僕が消えたなら)

「世界から猫が消えたなら」感想

世界から僕が消えたなら。という内容だった。

余命宣告され,自分の人生の終わりを意識する。
意識した時どんなものがあるのか。
自分の周りには、自分以外の何があるのかを考えさせてくれる映画だった。

これは何も特別な話じゃない。そう感じた。
命はいずれ尽きる。人生はいずれ終わる。それは紛れもない事実。
でも、僕たちはなぜか、今が永遠に、明日が永遠に来るというように思ってしまう。

そんなことはないと少し考えればわかること。
そんなことは知っているけれど、心のどこかに蓋をして、見てみないふりをしているようにも見える。だって、確かに信じたくはないし、知りたくないことだから。

合理化のようなものと言って終えばそうなのかもしれない。

でもさ、もしかしたら辛いかもしれないけどさ、信じたくはないかもしれないけどさ、終わりを知ることで、終わりを意識することで今よりも見えてくるものがあるんじゃないかな?
終わりを意識することで、自分にとって本当に大切なものは何で、伝えたいことは何で、したいことなんなのか。そんなことがわかるんじゃないかな。

そうやって見えたことを大切に生きて行けば、きっと納得のいく、後悔の少ない、やり切った人生になるんじゃないかな。

そんなことを改めて思わせてくれるいい映画だった。

映画はいい。
映画は自分が見ている世界とはまた別の視点から世界を見れる。そして、同じ世界を見て改めて気づくことや、新しい気づきをもたらしてくれる。
そんなことを感じがした。

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