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幼稚園のプレに通い始めた時の話

前回はうちの長男の発達が気になりだした話をしましたが、今回はその後支援を受けるきっかけになった幼稚園のプレ教室(幼稚園入園前の子が集まる幼稚園のお試し版のようなもの)についてお話したいと思います😊

1歳半くらいから少しずつ言葉の遅れや協調性のなさ、落ち着きのなさが気になっていましたが、いくら育児の本を読んで実践しても効果が出なかった日々。
それから2歳になり、4月から幼稚園のプレ教室に通うことにしました。

選んだ幼稚園はモンテッソーリ教育を主体としたキリスト系の幼稚園で、ここなら長男の発達も伸びそうだし、キリスト系ということでどんな子でも暖かく迎え入れてくれるんじゃないか、そんな期待を持っていました。
更に入園には特に入園基準やお受験的なものはない園だったので、うちの子でも入れるかもしれないと期待してその園のプレに通うことに決めました。

それまでも児童館や保育園の園庭解放などで、すでに周りに合わせて座って先生の話を聞いたりが苦手なのは分かっていたのですが、当時はまだいつかは皆に追いつくかもと思ってた時期。
子育てのプロである幼稚園の先生達ならどうにかしてくれるかもしれない。当時はそんなことを期待していました。

入園式や新学期も落ち着いた4月の終わり頃、2歳児が集まるプレ教室が始まりました。
プレ用の教室にモンテッソーリ教育の教材や、粘土、電車のおもちゃ、クレヨンと紙、様々なものが子ども達のために置かれています。

まず教室に入るには親子とも上履きに履き替える必要がありました。
子どもを座らせ靴を脱がせ、急いで私も脱ぎます。下駄箱へ靴を入れ、次に持ってきた上履きを履かせようとします。
そうすると履かせようとした途端足を振って拒否。どうにかして履かせたら今度は自分で脱いで放り投げようとして、危ないので阻止しました。
靴は嫌がらずに履くのに上履きはなんでダメなの?と思いつつ、上履きを履かないことを先生怒られたりしないか不安になりながらもおもちゃに一目散の長男のあとを追いかけました。
その後もおもちゃに夢中になってる隙に上履きを履かせようとしますが全く履こうとせず。近くにいた先生に相談しその日は諦めました。

おもちゃで15分程遊んだあと、おもちゃを皆で片付けることに。
まだ遊びたいとごねる長男になんとかおもちゃを持たせ、棚に一緒に片付けました。
その後、先生を囲むように椅子が置かれそこに各自座るよう促されるのですが、長男をそこに座らせようとしてもお尻が座面に着いた途端溶けたチーズかのように床まで滑っていきました。何度も持ち上げて座らせても床に落ちていくので最後は背もたれの後ろからがっちりホールドしましたがそれも嫌がり結局床に寝転んでしまう始末・・・。

ある程度予測出来ていたとはいえ、やはり周りに合わせられないこと、そして周りにどう思われているんだろうと思うと悲しくて、けどどうすることも出来なかったです。
とにかく邪魔だけはしないように端に寄り、先生が絵本を読んだり手遊び歌をしているのを少し離れたところから見ながら、床で寝てる長男に時々一緒にやらないの?と声を掛ける。聞いてるのか聞いてないのか床で寝続ける長男。
みんなやってるでしょ!と怒りたい気持ちと静かにしてるだけいいかという諦めの気持ちが入り混じって先生たちも可哀想なものを見る感じでいたたまれなくなってきました。

そうこうしているうちに終わりの時間が来て、先生にありがとうございましたと挨拶をして急いで自転車に乗りました。
きっと通ってるうちにうちの子も周りに合わせられる、そう願いながら・・・。

今思うと上履きはゴムの感覚か締め付けが嫌だったんだなとか、椅子に座れないのは体幹のコントロールや筋肉の緊張のコントロールが苦手だったり、やることの見通しが立たないからだと分かりますが、それが分かったのは支援に繋がってからです。
次ではこのプレからどのように支援に繋がったか書いていきたいと思います。

いつも疎い文章ながら読んでくださってありがとうございます。
ではまた次回!😊

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