焼き芋ブリュレフラペチーノに浮かれてカメラロールが埋まった話。

昼休憩の大半を過ごす程、スタバに通っている。訪れる度に客層が変わり、少しずつ違うカフェの中の雰囲気を味わうのもまた乙なもの。

スタバのアプリを開いた時、新作のニュースがあれば触れてしまう習性をもつ私。毎度美味しそうな写真を見せられたこっちはたまったもんじゃない。
どれどれ今回も美味しそうな黄色ですね、マロンの次はカボチャかな、と思ったのは先週のこと。

嘘でしょ、焼き芋……？？✨✨✨🤤✨✨✨

開く前に確信。まぎれもなく、芋だ。芋。えっ、芋…？芋から何か滴ってますけど…？これはまさか、蜜…？ときめきが半端じゃない。

どうやら蜜は勘違い。しかしブリュレということ。焦げ目がすごくおいしそう。

これは確実に初日安定だろう。リピしたくても販売を終えてしまったら後悔しかない。
そしてとうとう発売日を迎えた。どうか、仕事を終えるまで売り切れないでくれと念じながら家路に就く。

買えて嬉しい浮かれポンチ。

発売日当日、歯医者だったためにいつもより遅く最寄駅に着いた。歯が痛いとかいうのはもう二の次にして、一刻も早くフラペチーノを手に入れたかった。焼き芋が私を呼んでいる。

正直、フラペチーノを飲むには寒い気温（2022/09/21　20:16　18℃）だった。店内に入った瞬間、温かいコーヒーの香りが肺を満たす。ちら、と見たメニュー、ホットの列に目が惹かれたが、いやいやいや、今日は駄目だ。寒くとも、例え寒くとも焼き芋は裏切らない。そう信じて、「焼き芋ビュリュレフラペチーノください」と注文した。噛んだ。

最寄駅、スタバの店頭にて。手首が反りかえる重み。

焼き芋フラペチーノは持ち帰り：668円、店内利用の場合：680円にて購入できる。私は今回150Starsと交換できるReward eTicketを利用させていただいた。こつこつ貯めておいた甲斐があった。ありがとう、スタバのStarシステム。

うきうき帰宅。嬉しすぎて写真いっぱい撮っちゃう。

ただいまおかえりいただきます！！にはならなかった。なんせ買えた喜びが大きすぎた。袋からそっと出し（ちょっとクリームの元気無くなってしまっていたが）、写真を撮りまくってしまった。
最終的にはどの角度から取れば一番可愛いかな、こっちかなぁ、とか独り言を呟きながらカメラを向けていた。レンズ越しだと色々話しかけるよね。私だけじゃないと思う。

カメラロールのごく一部。

カメラロールだけでもわかるように、すごい実家感満載の写真になった。実際実家だから仕方ない。

主張の激しいテーブルクロスとカーテンを背景に。

上にかかるホイップクリームの蕩けた風貌（店ではすごい元気にそびえ立っていた）、その頂上から流れ落ちる黄金色のソース。優しいクリーム色の本丸を抜けてどっしりとした焼き芋の蜜のような色のソース溜まりで終わる。

可愛い。

フラペチーノは可愛い。視覚から既にエンターテインメント性に溢れていた。飲もうか。

いざ実食。

写真を撮るために袋に出した瞬間に感じた芋感。カラメルの香ばしい香りも相まって糖度が高い芋を焼いたのかなと思わせるような香りが鼻を撫でる。

余裕を見せて写真を撮りながらも内心「早く早く早く早く早く早く早く」とせっかちな私がずっとせかしていた。

せかされ過ぎた写真。

酷い写真だと我ながら思う。

ストローを差したところも可愛らしい。

カップの近くに鼻を寄せると、カラメルの香り。これがもうすごい強い！
焦げ臭さが鼻に残るわけではなく、ビターなキャラメルのような甘さが織り込まれている。白のクリームを飾る焦がしたシュガーのトッピングだろう、小さいながらも自我を持って香りを主張する。

蕩けたクリームに浮かぶソースとシュガー。

一口、一瞬ミルク感が舌を撫でた。しかし、ほっと息を吐けばもう一気に芋の土臭さを帯びた甘い香りが鼻から抜ける。これは……焼き芋だ。
喉を通り過ぎるときはシロップの甘さだけでなく、ミルクのまろやかさも喉を覆う。牛乳臭いような感じではなく、ミルク”風”の香り。濃さで言えばアイスクリームではなく、ラクトアイスのような感じだ。

流れ落ちるソースのコントラストが可愛い。

止まらず数口飲んでいるとホイップクリームにかかっていたシュガーが飛び込んできた！！粒自体のざらつきも感じることながら、噛んだ瞬間のじゃりっとした食感が癖になる。たまに来る特別感が嬉しいサプライズ。味は然程感じなかった。舌が冷え始めてきたからだろうか。

外からは芋の皮？のような粒々が見えるのだが、飲んでいても口に残るようなことはない。見た目的要素で皮の存在は◎。
焼き芋といって中身だけをピックアップしないスタバ様。ありがとう。焼き芋は皮も美味しいんだよ。

一番下のソースは濃い芋感を出している。恐らく芋の蜜？に近いのではないだろうか。スタバで頂く紙のストローだと太くてなかなか混ざらないのが難点。しかし、ソース自体の甘さが控えめならば、このソースをシフォンケーキにかけて食べたいと思った。ふわふわのケーキ生地にしみ込む芋のソース。おいしくないわけがない。

今回もおいしい新作をありがとう。

シュガーの食感の面白さ、本丸のもったりとした芋感もさることながら、芋味に押されないミルクの主張、焼き芋ソース、どこをとっても芋好きにはたまらない逸品だった。

私に朗報だ。まだReward eTicketが一枚残っている！期間内、できれば三連休中にもう一度飲みたいところ。今度はカスタマイズをしたい。少し甘く感じられた部分もあるので、次はもう少しビターにしてもらいたい。店員さんにおすすめカスタマイズを聞いてみよう。