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【たい焼き探訪】すみませんもう買えませんが美味でした。/横浜くりこ庵 さつまいもあん

最初に。こちらの商品は期間限定商品、既に販売期間が終わってしまったものである。期間限定のさつまいもあん。
たい焼きとさつまいもが出会ってしまったらそれはもうビックバン。毎年この時期のたい焼き屋さん、変わり種のあんを出してくれているところではさつまいもあんが定番になりつつあるのではないだろうか。まさに狂喜乱舞。

私が週一、二で通わせている「横浜くりこ庵」さん。ここは期間限定商品が多く、秋でさつまいもから退くなんて……、と勝手な期待を寄せていたところ、「秋の収穫祭 2022」という名目でさつまいもあんを販売してくれた。ありがとうございます幸せです。

食べないなんて選択肢はない。秋の代名詞、さつまいもあん。しっかりといただきましたので僭越ながらレポさせていただきます。

実家感満載のテーブルクロス。

横浜くりこ庵は愛の鞭を振るう。

私が足繁く横浜くりこ庵に通うのは訳がある。それは期間限定消費のスパンが非常に短いからだ。最近で言えば「とよみ大納言」という、私の中で大ヒットしたつぶあんがあったのだが、その販売期間はわずか「9/1~9/10」のみ。
このつぶあんは一口で「うんまぁ!!!」と口に出してしまうほどであった。しかし私が購入したのは最終日。次の日にはもう店頭に並んでいないのだ。こんな悲しい事があるだろうか。とよみ大納言、もう一度ショーケースで並んでいる姿を見せておくれ。

そして今回の秋の収穫祭2022、第一弾が「9/11~9/22」の期間であった。私もギリギリの滑り込みでさつまいもあんを買った為に、今更ながらのレポになってしまった。店頭に行ってもポスターには販売終了の文字。覚書としてしか残せないのが悲しい。

いざ実食。

一口齧る。柔らかな生地にさっくりと歯が通る。香ばしい焼け目を持つ生地を通りさつまいもあんに辿り着くとねっとりとした食感。さつまいもあん、水分量の多い焼き芋を舌に乗せた時のようなもったりとした再現率がすごい。

ちょっと偏った餡もたいやきの醍醐味。

ふっと息を吐くと、さつまいもの香りが口の中でぶわっと花開く。さつまいもあんの主張が強い。さつまいもにスポットライトが照らされている。香りから魅了された舌がさつまいもあんに集中し始めた。はぁ、おいしい………。

写真でねっとり感が伝わるだろうか。

横浜くりこ庵はほんのりと甘みが付いている生地で外は香ばしく、中はふんわりふっくらとしている。生地自体の甘さは強くなく、中の餡を邪魔しすぎない優しい甘さだ。優しい生地の甘さがさつまいもあんの支えとなり、甘さを増すと同時に、あんだけでは補いきれない香ばしさを補填してくれる。

お洒落な撮り方、模索中です。

うん、これは緑茶が欲しくなる。ねっとりとした餡にはさらっと流せるような緑茶が合うだろう。大口で齧るより少しずつ食べたいような充足感に満たされた。秋の味覚万歳!

いつかまたショーケース越しで。

たいやきのこのぽってりとした唇がチャームポイントだと思っている。

またさつまいもあんに会いたいと恋焦がれる。まだ秋は始まったばかりだ。この先10月、11月とより多くのさつまいも商品が売られるだろう。しかしもう一度出会えたら、その時は焼き立てをいただきたい。よろしくお願いします、横浜くりこ庵さん。


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