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そもそもなぜ離島留学が選択肢になったのか

以前に離島留学を決断したきっかけについては書きましたが、そもそも不登校になる前から、わたしにとって離島留学はポジティブな選択肢として存在していたので、そのことについて書いてみたいと思います。


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離島留学で来ている方の中には、将来の移住を視野に入れてという方、移住するための手段としてという方、大自然の中の暮らしのほうが家族に合ってるから、、など、親、もしくは家族の想いで来られている方もけっこうおられます。

ですが、我が家が離島留学を決めた理由は、子どもの教育の選択としてです。


最初に「離島留学」(山村留学も含みます)という言葉を聞いたのは、東京にある人気の探求型学習塾に子どもを通わせている友人からでした。その友人は、その塾の保護者の集まりでその経験を聞いてきたようでした。

都会では体験できない壮大なワクワクを、親子で経験した時間のことをとても楽しそうに話されていたことを聞きました。

留学っていうと、海外のイメージでしたが、国内でもそんな経験ができる!というのは目から鱗でした。

そして金銭的にも補助を受けることができることで、なんだか身近な選択肢として思えました。

話を聞いてワクワクしたけれど、現状に不満のないその時は、あたまのすみっこにクリップしたにとどまりました。

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息子たちは、地元の100人規模のモンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園、日本ではじめてモンテッソーリ教師の資格を取得した方がつくられた幼稚園(無認可でした)、マンモス公立小学校、オルタナティブスクールを経験しています。                           

そんな様々な、まったく違う環境を経験して、最低限、どうしても必要なことは、

・少人数であること                           ・安心できる場所であること                         ・自分のペースや意見を大切にしてもらえること                   ・実際の体験に触れる機会が多くあること(幼い時期は特に)

息子たち自身が必要だと感じていることは最初の3つ。             最後の一つは親として大切に思っていることです。

感受性が特別強い息子にとって最初の2つはとても重要なこと。3つ目はモンテッソーリ育ちらしいな、と思います。(モンテッソーリ教育育ちらしさについては、また別の機会に書けたらと思っています。)

ホントはね、望めばもっとあるんです。探究心、集中力、粘り強さなど、息子たちがもともともっている良いところを伸ばせる教育だったり、、、。

だけどだけど、、、どうしても譲れないこの4つを満たしてくれることがとても大きかった。

そして、最後の4つ目は、風習も文化も人付き合いもまったく違う環境に住むということと、この豊かな環境、親のサポートで補っていいくことができると思えました。

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離島留学制度(山村留学制度)も、昔はなにか問題を抱えている子が行く制度だったそうですね。(実際は違うかもしれませんが、そう思っている人が多かったのでしょうか?)決定した後にそんなことを言われたことがあります。

わたしたちはただただ、より良い環境にワクワクしてたので驚きました。なにか少数派の選択をすると問題があるとか、奇異な目で見られたりするんですよね、、、。 

「 息子たちが、自分の中に埋もれている宝物をみつけて、自分の人生を生きていけるように、親として、曇りのない目で観察することを大切に、子どもを信じてサポートする。」 

世間の顔色を伺いだすと、わたしはその大切なことにモヤがかかってしまいそうになります。その度に自分の親としての軸を強く胸の奥で確認します。


ここで暮らしはじめて一年。我が家としては、この離島留学にチェレンジしてみて本当によかったと思っています。困難も含めて。

まったく違う性格の息子2人ともが、それぞれに、それぞれのステージで成長をみせてくれました。母と息子2人という小さなチームとしても、母に協力したいと自然に思ってくれていることを感じていて、頼もしく思えるようになりました。

なんだか八方塞がりなように感じてらっしゃる方のご参考になれば。


mahalo nui loa

mico




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