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現在、息子2人と小さな離島にて離島留学中。 子育てしながら私育ての道半ば。 一人一人の…

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現在、息子2人と小さな離島にて離島留学中。 子育てしながら私育ての道半ば。 一人一人のいのちのタネが輝く瞬間が大好きです。 いつも本が傍らに、 ヨガが好き。 NVCが好き。 ハワイの叡智あふれるロミロミを学んでから、 好きなことがつながって、心と身体の繋がりに魅せられています。

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Sarah Peyton のWSから考えたこと

Sarah Peyton の無料WSに参加しました。 「パワーと特権:集団や社会の中で何が起こるのか〜NVCと脳科学を通じて探求する」 ぼんやりと、 だけどたしかに存在する人間関係のパワーバランス のことに考えを巡らせていたので、迷わず申し込みました。 WSの最初に自分のもつ特権を尋ねられました。 私に特権? どちらかというと ヒエラルキーの下であるように感じるとならあるけど、 私に特権なんてあるんだろうか? 「もしそれについて考える必要がなかったらそれは特権です

    • NVC〜私とわたしの関係に命を吹き込む〜

      2週間くらい前に、突然風が変わった気がして、夏が終わるんだな、と思った。 それから夏とのお別れが名残惜しくて、 海や川へ、、、水とひたすら戯れている。 ずっとこのnoteも手が止まったままだったけど、 それほどに今年の夏は、私にとって濃厚だった。 夏の始まりに、足元がグラグラするような出来事があって、 フル回転の頭と、ジェットコースター状態な心と、 それでも休んでいられない身体と。 とてもよく頑張った、がんばっている。 昔のわたしだったら、もっとどうしようもなくなってい

      • 子どもは親の自己肯定感を上げてくれる存在

        ふと気がつけば、随分遠くまで来たもんだと思う。 離島留学という選択をして、縁もゆかりもない、誰も知り合いのいないこの土地で、息子と三人で暮らしていることは、まったく想像もしていなかったことで。 まだ子どもが生まれるよりずっと前に、海も山もある離島に住むことは、心の奥底にあるわたしの密かな憧れだった。 なかなか眠ることのできない夜には、目を閉じて、海が見える丘に建つ小さな家で暮らしている風景を頭の中に描き、そのまま夢に続けばいいなと願っていた。 夫にも言わない、わたしの中だ

        • 帰るか帰らないか。留学のあとどうするか。

          離島留学に来て一年と2ヶ月。 留学制度を使えるのは2年なので、今年度いっぱいで留学生として補助金をいただける期間はおわります。(補助金は自治体によって期間も金額もまちまちです。) まだ時間はあるとはいえ、進路のことや、戻った場合の学校のことなどを思うと、考える時間はそうたくさんあるわけでもなく、、、。 日々気持ちが揺れ動きます。 子どもは、この島の豊かな自然環境が大好きで、 「 学校にこだわりはないけれど、島にいたい 」とずっと言っています。 その気持ちにはわたしも同感

        Sarah Peyton のWSから考えたこと

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        • 教育
          1本

        記事

          わたしの心が満たされることの大切さ

          自然の中でのびやかに遊ぶ子どもの表情が大好きです。 大好きすぎて、大自然に包まれたこの島に来てしまったくらい。  海で波と戯れる姿や 川や海は夢中になって、何度も何度も飛び込む姿、 虫取りや木登りしてるときなんかも。 周りが消えちゃうくらい真剣に夢中になってる表情も。 穴を掘ること、砂遊びや泥遊び お家の中だったら、折り紙、お絵かき、、、 大人が邪魔さえしなければ、 子どもならたくさんたくさん、他にもそんな姿をみせてくれるだろうと思う。 そのたっぷりと深ーーいところ

          わたしの心が満たされることの大切さ

          離島留学、一年たって子どものなかに残ったもの

          こんにちは。 早いもので、留学してからぐるっと一年。 4月は新しい環境のことでばたばたと過ぎましたが、 気がつけばすべての季節が二回目の体験となるんですよね。 そして5月にはいって、、、 今年もウミガメの産卵がはじまったようです! ↓ こんな跡を浜で見たら、それはウミガメさんの足跡です👣 離島留学をしてなによりもよかったことは、 大自然を身近に、、いや、 私たち人間も、自分自身も自然の一部であることを全身全霊で感じることができたことです。 小学校の校庭には小さいです

          離島留学、一年たって子どものなかに残ったもの

          息子との関係にロミロミがとても役立っていること

          こんにちは。 真夏のように暑い日がつづいて、早くもビーチでは泳ぐ家族の姿がみられるようになりました。 今日は、思春期にはいる頃の息子との関係にマッサージ(わたしの場合、ロミロミ)がとてもいい役割を果たしてくれていることを書きたいと思います。 § ちょうど2年前の今頃、息子二人とわたしはハワイにいました。 理由は、わたしのロミロミセラピストのリトリートに参加するため。 17日間、クム(ハワイ語で師匠の意味)のおうちにホームステイして、朝から晩まで、クラスだけにとどまらず

          息子との関係にロミロミがとても役立っていること

          どうしてみんなと同じようにできないの?

          これはわたしが小学一年生の参観日の帰り道、母から言われた言葉です。 6歳のわたしは、ただだまって何もいえずに、母の後ろをとぼとぼと歩くしかありませんでした。 少し早くなった心臓のリズムと、 苦しい胸の痛みのことを表現するすべなど知らず、 ただ黙って下を向いて歩くしかできなかった。 そしてそのまま30年以上もこの言葉を握りしめて、 自分のことを責めながら生きてきました。 ずっと辛い生き方をしてきたと思います。 こんな書き方をするのは、自分を責めることは無意識で自覚なくだっ

          どうしてみんなと同じようにできないの?

          山海留学で体験できることと同じか、それ以上に大切なあたりまえの日常

          この春、山の中のお家に引っ越しました。 昨年まで住んでいたのと同じ集落ではあありますが、 集落の民家が立ち並ぶ場所からは離れ、 山の中の静かな一軒家へ。 たえず野鳥のさえずりが聞こえ、家の全部の窓は緑でいっぱい。 台風のときがまだ想像しきれない部分もあり心配ではありますが、毎日を気持ちよく日常を過ごせています。 引っ越してきてあらためてわかったことは、 一年間暮らしたお家では、自覚してる以上にガマンをしていたのだということ。 はっきりと体感としていえることに、朝の目覚

          山海留学で体験できることと同じか、それ以上に大切なあたりまえの日常

          いままでのすべてを肯定して、あらたなはじまりへ

          ごぶさたしてしまいました。 この間に、息子の小学校の卒業式、 引っ越し、 島のことをおしえてくれた、島を離れる友の見送り、 息子の中学校の入学式、、、、 もりだくさんの日々でした。 なにも書くことができずにいる間にも、 読んでくださっている方がいてくださったことがとてもうれしく、 また、こうやって休めた手を動かす力になりました。 ありがとうございます。 さて、離島留学という選択をし、島に来て一年が過ぎました。 長男は、島の小学校を卒業し、島の中学校に入学するという、、、

          いままでのすべてを肯定して、あらたなはじまりへ

          そもそもなぜ離島留学が選択肢になったのか

          以前に離島留学を決断したきっかけについては書きましたが、そもそも不登校になる前から、わたしにとって離島留学はポジティブな選択肢として存在していたので、そのことについて書いてみたいと思います。 § 離島留学で来ている方の中には、将来の移住を視野に入れてという方、移住するための手段としてという方、大自然の中の暮らしのほうが家族に合ってるから、、など、親、もしくは家族の想いで来られている方もけっこうおられます。 ですが、我が家が離島留学を決めた理由は、子どもの教育の選択とし

          そもそもなぜ離島留学が選択肢になったのか

          島でのお家探し

          ここ最近の荒天で、海も空も路が閉ざされ、スーパーのパンコーナーは空っぽの日が続いています。 島にはお店が少ないので、オーガニックとか無添加とか、こだわりの食材を購入できる場所はとても限られています。 島に来た時に一番壁となったのはそこ。子どもが生まれてから、アレルギーがあったこともあって、けっこう気にしながら暮らしてきました。なんでも手作りすればいいけれど、今の暮らしの設備と私の心の余裕を考えると難しく、、、。 「大自然で、いい空気といいお水があれば大丈夫!」と言い聞か

          島でのお家探し

          肥沃な大地と聖なる木の島で思ったこと

          ここ最近は、半袖で過ごせそうな日差しを感じる時がちらほら。 屋久島は小さな島ですが、島の中央には九州一高い山があり、人の居住地は島の外周部だけです。その中央の高い山々の存在が、島の中でも地域によって随分と気候に差を生み出します。 冬、北西の風が吹き付ける北部は寒く、日照時間が少なくなります。南部は山で風が遮られ温暖で、暖かな日差しがあります。 そんなわけで、北部に住む私は、おひさまの温かさが恋しくて、頻繁に南部へと足を運んでしました。信号がほとんどない道を車で1時間ちょっ

          肥沃な大地と聖なる木の島で思ったこと

          小さな公立小学校と大きな公立小学校はこんなに違う

          留学制度で通うことになった小学校は、全校生徒30人ちょっとの小さな学校です。 1&2年生、3&4年生、5&6年生の複式学級。                 一クラスが4〜11人。 男女比はクラスによってまちまち。男の子だけ、女の子だけというクラスもあります。 昼休みには1年生から6年生までみんなで遊ぶなんてこともよくあります。 こどもたちは、学校の全員の名前を知っているし、学年を超えての関係が自然とできます。 我が家に遊びに来る、兄弟それぞれのクラスメイトたちも、学

          小さな公立小学校と大きな公立小学校はこんなに違う

          離島暮らしの決断がもたらした変化

          ここ何日か、屋久島はとても風の強い日が続いています。 どれくらい強いかと言うと、風速13kmとか。関西だったら警報でるんじゃない?っていうくらい。今では慣れましたが、最初はとても怖かったです。 今日もそんな強風の中、ワンコと海沿いをビーチまで散歩してきました。この山と海に挟まれた道を歩いていると、ひらめき的にいろんなことが湧いてきます。感情だったり、やってみたいことだったり、抱えていたモヤっとしたものが言葉になったり。 今日は原生林から流れでて、海へ続く透明な川を眺めて

          離島暮らしの決断がもたらした変化

          離島暮らしが子どもにもたらす変化

          昨日、島にある4つの留学制度できている子どもたちを集めての山海留学制度研修会がありました。今年度はコロナの影響もあり、年度始まりの留学生の集まりはなくなったので、昨日が初めての顔をあわす機会でした。 同じ小さな島で暮らしていても、屋久島の北西端小学校から南の南西端の小学校までの間には、西部林道があります。この道は世界遺産区域にあり、なかなかの細いくねくねの山道。ヤク猿やヤクシカがたくさん住んでいて、住民が生活で使うことはあまりありません。反対側からぐるっと回れば、ほとんど信

          離島暮らしが子どもにもたらす変化