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旅行記「宅建→大阪→京都」


この記事に書いた通り、宅建の試験を受けました。


合格したら色々まとめたいなと思います。
不合格だったら来年また頑張ります。


やっと終わったな〜…
という実感がまだ微妙なところで、iPhoneに入れた過去問のアプリをいつ消そうか悩んでいる。来年受検するにしても新しいバージョンが出るはずだしとっとと消しても全く問題は無いんだけど、なんかこう、思い出の品をなかなか捨てられないのと同じ感情が湧いてしまう。

当日、駅から会場までの道すがら、資格の学校の方々が配っていた冊子。
法令の改正で水害ハザードマップについてまるまる1問出たんだけど、この冊子にめちゃめちゃ詳しく書いてあった。しかしそれに気付いたのは終わってからであった…
ちゃんと読んでおけば良かったな、と悔やまれる。悩みに悩んで解答した番号はとりあえず合ってはいたようだが、悩み過ぎて見直しの時間が15分くらいしか残らなかった。そこをさらっとこなしていればもう少しゆとりを持てた可能性はある。
他にも同じように悩み過ぎた箇所が5つくらいある。それら全てさらさらっといけていたら…
たらればを今話したところでどうにもならないのですが、それが出来ていたら確実に合格していた自信がある。

とはいえ、今回の試験は「は?聞いとらんが??」という問題がめちゃめちゃ多く、新しい問題にたくさん触れることの大切さを思い知った。
各予備校が出している予想模試というのは、重箱の隅をつつくように細かい論点まで嫌味ったらしく聞いて来る。物凄く捻くれた言い回しで。
私はそれがすご〜〜〜くストレスで、途中で投げてしまった問題集があった。しかし大切なのは正解不正解ではなく「知らない問題にぶち当たったときに怯まない力」なのである。過去問10年分を繰り返しやっても、ただ上がっていく点数に慢心するだけで終わってしまう。だから投げずにちゃんとやれば良かったな…
今更言ったところでどうにもなりませんが……



10/17試験当日、15時に試験は終わり、その足で私は大阪に向かった。

この日は一番好きなバンドPlastic Treeの大阪公演の日だったのである。
試験日とバッティングしているのを知ったのは、チケットを取ったあとであった。眠剤で朦朧とした頭で受検申込みをしたりチケットを取ったりするから、こういうことがまじでしょっちゅう起こる。
開場17時、開演18時。全席指定だしギリギリ18時に間に合えば大丈夫、イケる!そう信じてとりあえず試験に集中することを第一目標とした。

当日のタイムスケジュールを一週間以上前に立ててシミュレーションする。私はそういう人間だ…(上手く行くとは限らない)

誤算だったのは、試験終了後は密にならないよう分散退場が行われたということ。FPの試験のときもそうだったし、ある程度余裕を見てはいたのだが、私が受検したのは5階の教室で最後に退場が行われた。
周りの方々もずっとそわそわしていたし、先に出られないかと試験監督に交渉している人もいた。私も交渉したかったがそんな度胸はなかった。
結局会場を出たのは15時20分過ぎであった。ダッシュで駅に向かい、地下鉄に飛び乗って名古屋駅に急いだ。

新幹線の中で自己採点をした。今年は奇問揃いであったため、なかなか解答が出揃わずやきもきした。
新大阪に着いた時点では目標としていた点数より5点足りていなかった。毎年合格点が変わるのでなんとも言えないが、これはとてつもなく微妙なライン…昨年だったら不合格だ。ヒェッ…心臓に悪い。


名古屋から新大阪まで約50分。新幹線は速い。
JRで大阪駅まで移動して、会場を目指す。
大阪駅(梅田駅)は広過ぎる上に永遠に工事をしている。Google MAPを頼りに会場に到着したのは17時30分頃であった。

最後にPlastic Treeを観たのは2019年の年末公演。約1年10ヶ月ぶりに観る最推しバンドのライブ。しかし私の心の中にはもやもやが残ったまま…
ライブの途中でも「何であそこ1にしちゃったんだろう」「何で最後に解答変えちゃったんだろう」と自責の念に駆られていた。全く集中出来なくて、メンバー全員に申し訳なくなった。
しかしそれでも推しは美しく、色んな感情が混じってぼろぼろに泣いた。持って来たハンカチがぐしょぐしょになった。


ライブが終わったあと、「宅建2021 合格ライン」で検索したら自己採点した点数が丁度ドストライクな感じであった。あと2点取れていたら合格発表まで穏やかな気持ちで過ごせたのに…
これから約40日間もやもやしたまま過ごすこととなる。



ここから今回の旅の記録です。写真多め。

会場はビルの10階で階段を降りて帰ったのだが、各階の踊り場にある電源(?)が全て剥き出しで心配になった。

予約したホテルはライブ会場から徒歩10分くらい。
商店街もあまり治安がよろしくなくパリピが叫んでいたりして怖かったが、商店街を抜けた途端に人も車も全くいなくなってしまい、バイオハザードの世界であった。曲がり角でいきなりゾンビ(不審者)に襲われたらどうしよう…などと考えながら速足でホテルに向かう。
途中から娘にビデオ通話をしてもらい、なんとか無事に到着。

ビジネスホテル大好き民なのでテンション爆上がりである。大浴場とサウナも付いている。試験勉強のために1ヶ月近くサウナも風呂屋も我慢していたのだ。このお風呂大好きともちゃんが…
それくらい試験に対して本気だったということをわかってほしい。

朝買った精神を安定させるためのチョコレート。朝食以降これを数粒摘んだだけだったので空腹の極みだった。
しかしホテルの周囲にはコンビニも無く、また外に出るのも面倒だったのでこの日はこれでなんとか乗り切った。

もう一度自己採点をし直してみたが、何回やっても点数は変わらなかった。常にギリギリを生きている私らしさがこんなところでも出てしまったな…
せっかくFP2級まで取ったのに税金関係の問題が壊滅的で笑ってしまう。もう全部忘れたよ、FPのことは…

この日は大浴場で湯に浸かり、久々のサウナを堪能して寝た。
めちゃめちゃ情報量の多い一日だった。間違いなく人生で一番長い日だ。やっと終わった。



翌朝、7時まで寝るつもりが5時過ぎに目覚めてしまう。最近5時間以上連続で眠れなくて「老い」を強く感じる。

ユニットバスの電気は消して寝たはずなのに、扉の下の隙間から明かりが漏れていてドキドキしてしまった。昨夜は暗くて気付かなかったが、小さな窓が付いていた。そこから朝の光が入って来ていたのだ。ちょっと幻想的で思わず写真を撮った。

全く映えないホテルの無料朝食。
腹が減り過ぎて何が食べたいのか分からなくなるときってありませんか?まさにその状態で自分が何を求めているのか分からなかったし、味もあんまり覚えていない。紅茶が温かかった、くらいしか記憶がない。
でも無料でこれだけ食べさせてもらえるというのは大変有難いことです。


予定より少し早めにチェックアウト。大阪駅まで15分くらい歩いた。
途中のコンビニで買ったお茶に載っていた俳句。わきの下って…わき毛…ってコト!?(ちいかわになってしまった)


大阪駅から在来線で京都へ。
昨年1月に推しのソロ(カバー)ライブを観に来た以来だ。思えばそれ以降東海3県を出ていなかった。

予定にはなかったけれど、急に思い立って高校の修学旅行(20年前)ぶりに清水寺に行った。愛知県の修学旅行生がめちゃめちゃ沢山いた。
公衆トイレで並んでいたら、後から入って来た女子中学生が
「京ばあむめっちゃ買った。8000円分」
と言っていて勢いがあった。京ばあむ美味いもんな。

清水の舞台から広角で写真を撮ってみた。清水の舞台でも5Gが通じて、へ〜!と感動した。速いかどうかはよく分からない。

清水寺の中にある地主神社で絵馬を書いた。ここは縁結びの神社で、ここだけ人口密度が異常だった。
娘が幸せな恋が出来ますように、ということと、彼氏と仲良く笑って過ごせますように、ということをお願いして来た。娘に縁結びのお守りをお土産で買った。

恋みくじは半吉。
「いつもほがらかにしていないと、相手が心変わりするかも知れない」
「相手よりも相手の近親者に気むづかしい人がいて、良い関係が築けないことが多い」
ヒェッ………
(前回の結婚の解消理由の半分以上は相手の親である)


清水寺を後にし、歩いて安井金毘羅宮へ。かの有名な縁切り神社である。お札がはちゃめちゃに貼られたでかい石があり、お札を持ってそれをくぐると願いが叶う(縁が切れる)というものだ。
昨年京都に来たとき、ここで彼氏の不健康との縁切りを願ったのだが、その後突然タバコをやめてめちゃめちゃ健康志向になったのには驚いた。そのお礼参りをずっとしたかった。そして今後とも健康で過ごせるようにと願いに来た。

石の周りは昨年同様様々な人々の強い念を感じた。平日だというのに老若男女色んな方々がいた。
念じながら石をくぐってお札を貼り、ついでに絵馬も書いた。不健康と縁を切り、健康で仲良く笑って過ごせますように。これに尽きる。

宗教的なことは特にこだわりも無いし、うちが禅宗であることは昨日母に聞いてやっと知ったレベルだけど、最終的に神にすがりつきたくなる気持ちはよくわかる。それゆえに、戒律の厳しい国じゃなくて良かったな〜と心から思う。私は色んな神様に頼り過ぎなので…


試験前までは、試験が終わったら絶対パフェが食べたい!京都ででかいパフェを食べよう!と意気込んでいた。しかしなんだかいきなり寒くなってしまい、全然パフェの気分じゃなくなってしまった。

よし、ラーメン食べよ!と朝検索しておいたお店に行ったらまさかのお休み。適当に探したお店に入って食べた。
鶏白湯ラーメンというのを初めて食べたけど、私は舌が馬鹿なので「天一って感じだな…」という感想しか抱けないのが申し訳ない。
でも美味しかったです。ラーメンも久しぶりに食べた。


鴨川を眺めて河原町方面に歩く。このまま鴨川沿いに歩いて京都駅まで行こうかな、とも思ったけれど、下に降りる方法がわからなくて諦めた。
天気がすごく良くて、20℃前後だったのに汗をかいた。ヒートテックインナーを着て来たことを後悔した。

繁華街をひたすら歩き、昨年も行ったサンリオショップでばつ丸パトロール。娘のお土産を購入。

地下鉄に乗って京都駅に戻る途中、小さな本屋さんに寄った。試験が終わったら本を沢山読みたい!と思っていたのだ。しかし、情報量が多過ぎて結局何も買わず。まあこれから時間はいっぱいありますし…


京都駅に着いたのは14時半頃。まさかの運転見合わせ。
新幹線の改札を通ったあとだったが、在来線で帰った方が早いかも知れないな、と思い駅員さんに声を掛けようとしたら既に混乱が始まっていた。
清水寺で遭遇した中学生の集団も身動き出来ずに床に座り込んでいる。修学旅行でこういう事態に遭遇するのってわくわくしそうでちょっといいな、と思う。不謹慎だけど、台風にわくわくするのと似ている気がする。保護者の皆さんは心配でしょうし、先生方は大変でしょうが…

窓口をたらい回しにされ、なんとか新幹線の切符を払い戻して在来線の切符を買うことが出来たのは15時過ぎであった。久々の在来線チャレンジ。名古屋までは乗り換え2回、約2時間半の旅。
この間にも新幹線の運転再開時刻はどんどん後ろ倒しになっていく。結局再開したのは17時過ぎだったらしい。大幅に予定が狂ってしまったけれど、試験の日じゃなくて本当〜〜〜に良かった。絶望を想像するだけで心臓が痛い。


2時間半は意外とあっという間で、何やかんややっている間に名古屋に着いた。乗り継ぎした駅が始発で、運良くずっと座れていたのも幸いだった。19時前に帰宅。

めちゃめちゃ歩いていた。普段多くて2000歩くらいなので、脚がガクガクしてパンパンだった。
今日こそはめちゃめちゃ寝るぞ!!と思ったのに、この日も5時間で目覚めた。老いていく体には抗えない…


インスタグラムの宅建勉強アカウントの方々がやっていた宅建タワー。
この下から3番目の緑色の問題集がめちゃめちゃ性に合わなくて、文章の相性ってこんなところにも出るんだな…と知った。でもちゃんとやれば良かったな。

真ん中の紙の束は過去問をコピーしたやつ。家のプリンターの調子が悪く、コンビニで全て印刷したので5000円くらいかかった。
論点別にまとめられている過去問題集ではなく、試験と同じ臨場感を味わいたくてわざわざ各年ごとに印刷してホチキスで止めた。結局これに一番お世話になった。

上の3冊の過去問題集はYouTubeで美人のお姉さんがおすすめしていたものだけど、ほぼ使わずに終わった。合格したらブックオフだ。


試験が終わったらやりたいことを色々考えていたけど、結局何も手を付けられないままだらだらと日々が過ぎて行く。
noteはまたちょこちょこ書いていきたいな。文字入力のストレスを減らすためにBluetoothキーボードも買ったし。
とにかく今は合格を神に祈るのみ………


おわり


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