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満員電車とスピリチュアル①

不登校の原因の一つとして、満員電車に乗れなかったからだ、とこちらの記事に書いたが、

30年前の、とある不登校児の一日①
30年前の、とある不登校児の一日②

不登校は大学に進学してからは解消されたが、相変わらず満員電車には乗れなかった。
ただ、大学は実家から近く、最初の就職先はラッシュと逆方向の勤務地だった…といった具合に、うまいこと満員電車からは逃れることができていた。

いよいよ再び、満員電車に向き合わなければいけなくなったのは、新卒で就職した会社をすぐに辞めて、しばらくプー太郎を経た後、第二新卒として採用された後だった。
勤務地はお台場で、湘南からの通勤だったので、もろラッシュに当たるわけだが、ここでもラッキーなことがあった。
業務内容がカスタマーサービス=コールセンターだったので、遅番・早番、週末勤務ありのシフト勤務だったのだ。
なので、満員電車にあたるのはウィークデーの早番のみですんだ。
その場合、安月給の身であったのだが、グリーン券を買ってグリーン車に乗っていた。

その後、カナダへ行ったり、帰国して、再びアメリカへ引っ越したりはしたが、一時帰国中、仕事をして、満員電車で通勤しなければならなかった時も、余裕はないのにずっとグリーン車に乗っていたのだった。

満員電車の何がそんなに嫌なのかというと、うまく説明するのは難しいが、物理的に体に来るのだ。
貧血持ちの方ならおわかりいただけると思うが、すーっと血の気が引いて、気が遠くなってしまう。
そうすると、立っていることさえも難しくなり、吐き気もしてくる…と、いう感じなのだ。

満員電車に乗って以来、ずっとそうだったので、「他の人は我慢して乗っているのに、わたしはなぜ…」という引け目は常に感じていたけれど、
原因をさぐるわけでもなく、日本から出てしまったので、謎のままであった。

その②へ続く…


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