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本の表紙の自作のすゝめ。

絵は描けない!デザインに自信がない!方でも、自分で表紙作れます。
実際に、文学フリマに参加するための本で表紙を、絵の描けない私自身で作ったので、本当にできます。


絵が描けない人の悩みのはじまり

文学フリマ東京38に参加するに当たって、さて表紙をどうしようかな、というのは、ある意味最初に生まれた悩みでした。
何しろ、自分で絵が描けるわけではないですので。
自分で絵が描けるって、本当にすごいと思います。
大学のゼミは西洋画のゼミでしたが、がっつり文字だけの卒論提出しましたし、院に行くのに何が必要か尋ねたら「デッサン」と言われて即諦めるくらいの状態でしたしね。
美術系のゼミにいて4年間実技1個も取ってなかったの、私だけだったと思います。

それで最初は、ちょっとした文字のデザイン的なところを工夫して表紙を作ろうかな、と思ってました。
だけど、それもパソコンに元々入ってるソフトじゃ限界があるわけです。
どうしようかな……と、思って、取り敢えず「本 表紙 自作」的なところでググってみました。
そうすると、色々作ってる方がいらっしゃって。
情報は色々落ちてるものですね。

使ったデザイン用のソフト(?)

それで、使ってみようかな、と思ったものがあって。
Canvaってやつです。https://www.canva.com/
これはソフトというよりは、Web上で画像を作るって感じで、作った画像をダウンロードして使います。
(私の使い方はそうでしたが、違う方もいるんでしょうか……?)

無料版と有料版がありますが、私は無料版を使いました。
有料版だと、使える素材が大幅に増えたり、色々画像の加工がしやすかったりするようです。
ただ、私はローコストで本を作りたかったのと、一旦作ってみたら無料版で充分欲しい素材が揃ったので、無料版で作りました。
有料版の素材で欲しいものも沢山ありましたけどね。他にお金を使いたいところがあったので、グッと我慢しました。

Canvaのいいところ3つ

それで、Canvaの何が良いかって、①既にデザイン案が沢山あることです。
デザイン何ソレおいしいの?って方でも、元々あるデザイン案を使って、タイトル入れ直すだけで、素敵な表紙がサクッと作れます。
注意すべきは、使われてる画像が有料版でしか使えない画像だと、無料版では使えないってことですね。

デザインは自分でやりたい!って方は、②色々ある画像を貼ったり加工したりしながら、自分好みに作れます。
タイトル画像にある絵は、まさに私の好みが詰まったデザインです。

そして何よりも大事なのは、③Canva上で作成した画像やデザインを商業用に使っていい、ってところです。
実は元々無料の画像サイトは使っていたので、そこの画像を使うことも考えたんですが、商業用のものにも使っていいのかが、ちょっとグレーな感じがして躊躇して使わなかったという経緯があります。
無料の画像とかは、ネットでググれば沢山出てきます。ですが、個人使用はOKでも商業用になるとNGの場合がありますので、そこはお気を付けください。
折角の本にケチがつくのは勿体ないですからね。

そしてデザインの仕上げ

表紙を作成したら、それでデザインはおしまい。
……と、思うかもしれませんが、もう一工夫できます。
表紙用の紙です。
印刷屋さんに入稿する場合もしない場合も、きっと表紙の紙を考えると思うんですよね。

ツルツルしたものにするのか、地の柄があるものにするのか、マットな質感にするのか。
色んな紙があるので、それこそ自分が目指すデザインに合う紙を選ぶのも、デザインの一つだと思います。
ちなみに、私の本の表紙はキラキラしたものにしました。
まだ本は手元にありませんが、完成したものを見るのが楽しみです。

さいごに

Canvaで表紙を作るといいことをもう一つ思い出したんですが、ポスターとかの掲示物もそのまま同じ絵を使って作れる、ってことですね。
あと2週間後に迫る文学フリマ東京に向けて、私も頑張って切り貼りしてます。
文学フリマに出ようと思わなければ、本を作ることも、表紙を自分で作成することもなかったので、それだけでも、いい経験になったと思います。

この記事が、誰かの素敵な本づくりのお役に立てれば幸いです。

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