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決戦は土曜日 DAY 10

季節に相応しい寒風さむかぜが駅のホームを舞っていた。

一人佇んでいるとイヤホン越しに人の声が聞こえたような気がした。
背中越しに人の気配を感じ振り向くと、そこには、

「すいません…」

と申し訳なさそうに話しかけてくれる男性がいた。

おおよそ二十代の男性。
「携帯をどこかで落としてしまったらしく電話を掛けてもらえませんか…」
と。

何度電話しても繋がらず、憔悴しきった彼。
困り果てていた彼の力になろうと思い、ない知恵を絞って携帯を探し出す方法を案出し。どれも見つかるのかどうか分からなかったが、やらないよりはマシだろうという案を出した。

街中でもよく見かけるような雰囲気を持った彼。
電車待ちの私を気遣ってか、適度なタイアミングで「頑張って探します」とその場を去っていった。
その顔に疲れと不安が見え隠れしていたが、素直で感じの良い青年だった。

私は急ぐ必要もない電車に乗って失くした携帯を探す方法ばかりを考えていた。
とはいえ、彼ともう一度再会するという手段は既に持っていなかったのに。

電車を降りた頃には彼のことも携帯のことも忘れていた。

お昼前にプールへ入水した。
どのレーンで泳ごうか考えていると偶然にもアニキが泳いでる姿が目に入った。
嬉しくなって声を掛けるとアニキも嬉しそうに一緒に泳ごうという展開になった。

アニキ曰く、
「バタフライのフォームを見て欲しい」とのこと。
先日もバタフライを頑張ってたので、できる限りの事をさせてもらおうとフォームを見させて頂いた。

年齢と体力を考えるとアニキのフォームは綺麗だ。
「こんな意識で泳いでみたらどうでしょう?」と提案させてもらうと、アニキが興味津々に話を聴いてくれた。
人生の先輩が若輩者の私の話を耳を傾けて聴いてくれる。
嬉しいような恥ずかしいような気分。
数えるほどしかお会いしてないし、年齢も名前も知らないから、そうなるのも当然だと思った。


帰り際、アニキが心残りがありそうな感じで名前を尋ねてくれた。
そして「明日もきてくれますか?」と。

明日、何時ごろ行けば会えるだろうと思ってスポーツクラブを後にした。
連絡先もわからないけど、明日もまた会えるだろうという不確定期待値の中で、ふとケイタイを手にした。

ケイタイの着信履歴になにやら見覚えのある番号が映し出されていた。

─ きっと彼の電話番号だ

折り返しの電話越しに嬉しさと喜びの入り混じる弾む声が聴こえた。



絶え間なく変化する波のように、気持ちの持ち様が刻々と変化する。

心地良い瞬間が些細な事から生まれる。

予想もしない、期待もしない、何もない空間に現れた魔法に掛けられたように。


今日のみそぎ

体 重 :79.2kg 😳
基準日比:-1.2Kg
😳
体脂肪率: 19.3%
🧐
体内年齢: 29歳
😳
基準日 :2月1日 (80.4Kg)

本日、ミニミニトライアスロンやってみた😆
やってみたというより必然的にそうなった。

来週の北九州マラソン大会に向けて走るだけにしときゃいいのに、なぜ泳ぐ?なぜ漕ぐ?などという愚問を自分に問いかけるも「だって泳がないとダメじゃーん」と、意味不明な理由に自問自答しながら、後悔なのか、よくやった頑張った!なのか自分でもよく分からない感情にさいまなされつつ大会まで残り一週間となってしまいました。
今日なんてバイク(ママチャリ)入れてるし、さらに意味不明。
ボランティアしたかったんだなと納得するも「今日くらい休んでおけばよかったのにねー」と天使の愚痴まで聞こえるようになってしまった。

土曜日は忙しすぎる。だいたいなんでこんなに用事入れてるんだとばかりに。
朝から病院に行くし、その足でプール。
泳いだ後は休めばいいのに走ってしまった(5kmだけどな!w)
もうカラダにガタが来てガタガタ。
走り終わってシャワー浴びて洗濯して、あーもうー!
そのままチャリ漕いで小高い坂道二つも超えて、時すでにこんな時間。

あー、日を跨いでしまったー😢


今日の運動ログ

勝手に名付けたミニミニトライアスロン


Swim

up/swim/drill/swim/down
バタひさしぶりの18sec/25m切り
Free 100m oh!? 1:22.9!!
バタだけど正しくは Free50m. 37se切りたいー


Run

本命はコチラ。タイム伸び悩み中
Avg 6:13/km …😢
いいかんじかも


Bike

ママチャリ Relive


それにしてもよく声を掛けられるんだよな…


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