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尾道旅

さて今日は、一人旅をした時のことを書きますよ。

この間、月の満ちかけのスタジオに入った時に今井さんに一人旅の話をしたら

「どうせ一人で行ってないんでしょ?」

と言われ、
はああん?!おぬし私が一人で行けないとでも…?!と喧嘩を売ってしまいました。
なんか悔しいので、私ちゃんと一人で旅行に行けましたという記録を残しておこうかと思います。


序章 Onomichi


今回、広島の尾道に行ってきました。

なぜ尾道なのか。
それは、とても気になる古本屋さんがあったからです。
理由はそれだけ。
ただし旅行に行く直前に、その古本屋さんが長期休暇をとることを知り、結局お店には行けませんでした。 オチか?これ。


本編 Onomichi

さて、尾道についた私ですが、既に昨日広島の西条で4本も日本酒を買っていたので荷物が大変なことに。
リュック一つで行ったんですよ。その中に酒が4本。
常にはちきれないか心配になりながら背負っていました。


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でも、尾道駅につき、目の前に広がる海を見た瞬間に、疲れも吹っ飛ぶくらいワクワクしてきて、少しの間、大量の荷物を持ちながらぼーっと海を眺めていました。

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尾道についたのは夕方の4時頃。その日は6時から聞きたいラジオ番組があったので急いでホテルに荷物を置き、ラジオまでに大浴場に入ろう!と思ってホテルの案内を見てみたら、大浴場なんて文字はひとつもありません。

あれ?あると思っていたのは幻想……?

そんなこんなで…
なにがなんでもでっかいお風呂に入りたい私と、ラジオに間に合いたい私がぶつかりつつもホテルの近所にある銭湯に走って行き、20分くらい浸かってきたのでした。
行き当たりばったり旅!

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その日はラジオを聞いていたら近くのご飯屋さん全てしまっちゃったので、夜ご飯なしで寝ました。めちゃくちゃお腹すいてたけど仕方ない・・・。
ちなみに前日も夜ご飯食べ損ねている。
旅行が下手なのかもしれない。


2日目


やっと尾道散策!
めちゃくちゃ晴れ!暑い!快晴とはこのことだ!!

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本当に天気には恵まれてるなあと思います。
行く前の天気予報では曇りのち雨の予報だった広島が、来てみたらずーっと晴れ。
10月なのに上着まったくいらなくて、半袖でもよかったくらいです。

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さてさて、尾道に来たぞ!と意気込んでみたはいいものの、旅行前に買った観光雑誌を家に置いてきてしまうという失態を犯していたため、何も調べておらず。
(古本屋が最初の目的だったから、それ以外はのんびりしようと思っていたんだけどね)
とりあえず、道なりに沿って行くことに。

尾道の町には、お寺巡り用の小さい看板がいたるところにあるので、それを目印にして登ってゆけばよいというわけなのだ。

尾道の町は、本当に坂と階段だらけ。
道も狭いから車なんて通れやしない。
お寺さんだらけなので、お墓もたくさんあって、なんだか不思議なところに迷い込んでしまったような気持ちになった。

とにかく、上へ上へと登ってゆく。途中いくつお寺を見たかな?
本当にたくさんあるんだよ~1日じゃ回れないくらい。
尾道は、平日の午前中だったからか、全然人がいなかった。
周りを見渡しても私一人と、地域ねこだけ。
そんな空間で、本当にここは現実なのかな、なんて思ったりもして。

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1時間ほど歩いただろうか、お寺の隣にお店があるのを見つけた。
まだ早い時間だったので暖簾などはかかっておらず、私が遠くから覗いていると明るい女性の声が聞こえた。
「どうぞ見て行ってね!」
その力強い言葉と笑顔につられて中に入ることに。
そのお店は、自分だけの招き猫を作ることが出来る工房だったのだ。
(調べれば出てくるよ)

特にすることも決まってなかったし、お客さんも他にいなかったので体験をすることにしました。
白い猫の形をした人形を渡され、それに絵の具で色付けをするのですが、これが結構楽しくて時間を忘れてもくもくと塗ってました。

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めちゃくちゃ良い写真でしょ。
お店の人に撮ってもらったんだ。
向島までよく見える。
眺めが良〜〜〜。

それでそれで、完成品がこちら!

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じゃ〜〜〜んウチのネコ〜〜〜!!
かわい〜〜〜〜〜!!
ちなみに後ろはちょっとヤンチャ感出してみた。

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この人形を片手に、私とお店の方で撮影開始!

撮ってるの撮られてた☺️

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このnoteの最初にある写真はここで撮った写真でした。
本当にここは素晴らしい眺めだったなあ。

ちなみにこのお人形は、ウチの猫が棚から落としたみたいでヒビが入っていた…昨日の出来事…かなしみ…。お、おまえっっ分身だぞっ。


お店の人とも別れを告げ、まだまだ上へと登っていく。
お昼になってくると、人通りも増えてきた。
景色を見ながら歩いていると、またまたお店を発見。
最初はなんだかよくわからなかったけど、多分宿兼カフェ?なのかしら。
とりあえず入ってみることに。

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そしたらお洒落なレモンスカッシュとケーキが出てきました。
毎日来てここで本読みたい……眺めもいいし、ジュースもケーキも美味しかったな。


さあさあ!どんどん登る!

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結構登ったんじゃない?わかる?
ここは、千光寺です。
ちゃんとした写真撮らなかったな。景色が良くてつい…。
ここは流石に人が多かったなあ。みんなここを目指して歩いていたんだね。
面白かったのが、おみくじやお賽銭までもがPayPayで支払えるようになっていたこと。
いいんだ?!と思ってしまったね。
試しにPayPayでおみくじを買ったら中吉でした。

さてさて、一度千光寺まで登りましたが、少し降りてロープウェイに乗ることにしました。
その道中にこんな通りが。

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猫の細道!なんじゃここは。
写真はあんまり撮らなかったけど、行った人しかわからない、カオスな空間が広がっていたので、是非現地まで行ってみてね。


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ロープウェイにつきましたよ。
ここまでで13時過ぎくらい。そろそろお腹が限界です。
ロープウェイは3分くらいかな?ゆる~っと登って行って、さっきまでいた千光寺も通り越し、頂上へ。

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頂上の眺めがまたこりゃすごい!!
でも私はお腹がすいているため、写真を撮ってさっさと降りたのでした。
やっぱり旅行が下手なのかな。


お昼はね、決めていたんです。
どこかって言うと、昨日銭湯に行った時に一緒に入っていた91歳のおばあちゃんに教えてもらったお好み焼き屋さん。そこに行くんだ、絶対に。
でも、ロープウェイの道からだと30分くらいありました。
めちゃくちゃお腹がすいている。どうする私!!!!


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結果ちゃんと歩きました。
お腹がすき過ぎてしぬかと思った・・。
おばあちゃんに教えてもらったお好み焼き屋さんは、地元の方しか来ないようで、とても穴場なスポットでした。おいしかったよ~。
(お好み焼きが来るまでの間、糖分(ラムネ)でしのいでた。)


そしてね、どんだけ歩くんだよという感じですが、この後は向島にも行っちゃいましたよ。



あっ!ここは映画「さびしんぼう」に出て来るところだ!!

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「さびしんぼう」
1985年公開。尾道三部作と言われる映画の中の最後の作品。
尾道が舞台となっております。

カメラを趣味とする高校生の井上ヒロキは坂の上から望遠レンズのファインダー越しに女子高校を眺めていた。偶然その時に放課後に音楽室でピアノを弾く一人の美少女(橘百合子)を見付ける。彼女を「さびしんぼう」と名付けるが、手の届かない憧れの存在であった。そんなある日、友人ふたりと共に家である寺の本堂を掃除したのだが、母の古い写真の束をうっかり散乱させてしまう。その直後、ヒロキの前に突然、ピエロのような白塗りメイクとオーバーオールの奇妙な少女が突然現れて、何処へともなく消え去る。そんな彼女がヒロキに名乗った名前も「さびしんぼう」なのであった。
(Wikipediaより)

とってもよかったので見てみてね。 
ちなみに他の2つは「転校生」と「時をかける少女」。

片道100円で乗れます。
お金はというと、船に乗っているおじさんに渡すだけ。簡単。

またね、船からの景色もサイコーだったのよ。
ちょうど帰りが夕方だったから、夕日に照らされる海の上を渡る。こんな経験、なかなか出来ないだろうなあ。

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そんなこんなで、やっと宿につきました。

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オコゼの刺身!

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思い出しただけでもヨダレが出てきそうなほど美味しかったなあ。これが贅沢というものだ。

2日間夜ご飯食べてないし、これくらいいいよね。
宿自体はとても古い宿らしく、針金で丸い穴に刺すタイプの鍵でした。
あとでっかいGが出た。これも旅の思い出。


そして朝の眺めがこちら

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さあまた1日が始まるぞ!

という感じで尾道旅をしてまいりました。
今回初めて一人旅をしてみて思ったのは、
計画をたてない旅もいいもんだな。ですね。

ほぼ何も考えずに旅行に来てしまって、ちょっと失敗だったかなあなんて、行く前までは思っていたんですが、たくさん楽しいことがあったし、出会いもあってハッピーな旅行になりました。

次の日には猫おじさんに会って、尾道を案内してもらったりもしたんだよ〜。

それはまた気が向いた時にでも書こうかな。

それでは、みんなも気をつけつつ毎日を楽しんでいこうね!

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