詩|星にながれて
流れ星の欠片が欲しくて
どうしても欲しくなって
走って追いかけていたら
夜に閉じ込められてしまった
流れない星たちが心配そうに
わたしの鼓動をさがしている
"二人でいることは望んでいなかったの
こわれるものにはなりたくなかったから"
夜の温度がゆれている
細い月がふるえている
輪郭のない不安が込み上げて
孤独だけ産み落としていった
"もうどこへも行かないで、と
きみが言ってくれさえすれば
もうぼくはどこへも行けないのに"
あなたの言葉をそっと星に返す
言葉ですべてを伝えることなんて
何をどうしたって無理だったのよ
わたしはもう降参して
星にながれていくだけ
星にながれて / 月乃
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