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議論は”勝たせず、負けない”

おはようございます!
メンタルコーチ つきのです。

今日は早朝に更新いたします。
朝の空気はいいですね。さわやかで。
さきほど、思い切り深呼吸をいたしました。

心を穏やかにするには深呼吸は効果的と言われています。
体の中の毒素を全部出し切るように息を吐き切り、
きれいな空気を体いっぱいに行き渡らせるように息を吸う。
深呼吸、時々やってみてください。
おすすめです。

今日のテーマは「勝たせず、負けない」です。

コミュニケーションの場面において、

共通の目的があって意見が分かれた場合
どのようにコミュニケーションの落とし所を見つけるか?

についてのお話です。

共通の目的があって、
そこに向かうための議論において大事なのは

「勝つことではなく、負けないこと」

です。

なんだか、言葉が堅苦しいですね。

また、勝ち負けなんてない、というご意見もあるかと思います。
ご尤もなのですが、
ここでは一応自身の意見が通ることを勝ち、
相手の意見が通ることを負けと、
表現してお伝えします。


例えでお話ししますね。

友達とご飯を食べに行く場所を決めたいけれど、
イタリアンと、和食で意見が分かれたとします。
私は和食がいいと思うけれど、
相手とギクシャクするのも嫌だと思っているとします。
ここで共通の目的は「近況報告をして2人で楽しい時間を過ごすこと」だとします。

ここで、勝たせず負けない、にするにはどうするか?(お相手の人柄がどのような方なのかにもよりますけれども、、、)

1.まず相手の意見全部に耳を傾ける。
自分の意見も全部腹を割って話してみる。

2.自分の中でここだけは譲れない点を明確にして、
譲らないボーダーラインを作る。
相手のボーダーラインも意識するようにする。

3.意見を擦り合わせていく。

ご飯の例えで言いますと、

1.友達がイタリアンにしたい理由を聞く
自分が和食にしたい理由を話す 
絶対和食とも思わないし、
友達と楽しく食事したいという共通の目的も、
やんわり確認しておく

2.私の譲れない点、静かなところで食べたい、なぜならゆっくりお話もしたいから。落ち着きたいから。
相手の譲れない点、濃いパンチの効いた味のものを食べて外食の醍醐味を感じたい。普段なかなか外食できないから。

3.擦り合わせるとしたら、
静かなお店で、濃いめの料理が食べられる場所を一緒に考える。

という流れになるかと思います。
もちろんこれは例えですから、
違う結論もあり得ます。

これが、仕事や、目的がそれぞれ異なる場合の
「交渉」になると、またお話は別にはなってきます。

なぜなら交渉では、お互い自分の本音、手の内を見せないからです。

自分のメリットを優先させるために行うのが交渉なので、侮られる可能性のある腹の中は、
交渉では明かしません。 

あるいは戦略的に腹の中をさらけだしている「ふうに」語ることはあるかとは思いますが。

ただ、
交渉においても、
相手をこてんぱんに打ち負かす=勝つ、ということは絶対NGです。

理由は 

恨みを買ってしまうから

です。
敵を増やしてしまうとも言い換えられます。

相手を打ち負かして有利にことを進めたとしても、
敵を増やすことで得られるメリットは大変少ないです。
  

主張を通す(勝つ)ことが目的なのか、
譲れないボーダーラインを守ること(負けない)が目的なのか。

何をもって勝つというのかということも
大きく関わるお話しですが、

議論の本当の勝利は、

互いのメリットが互いに1番高くなる結論を出すこと

かと思います。

では、お互いのメリットとは何か?

よりよいコミュニケーションを図るためには
普段から自分の価値観を相手に伝えたり、
相手の価値観を知るように心がけてみたりすると、

「勝利(win-win)」の回数は必ず上がってきます。

勝たせず、負けないコミュニケーションを成功させて、win-winの関係を作っていきたいものですね。

参考になりましたら幸いです。

記事を読んだ後にも、もう一度
深呼吸をどうぞ(^^)  

良い1日でありますように。

つきの

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