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「アイデアマン」と一口に言っても

こんにちは!Hamaru StrategyのChief OTAKU Offier つっきーです。

今日は、私たちのビジネスの根幹をなしていると言っても過言ではない「アイデア」について、少し深掘ってみようと思います。

「アイデア」は天才だけのものではない

Hamaru StrategyはCEOしみーさんとCOOの私、2名でやっている企画会社です。

企画会社はとにもかくにもアイデアがなければ始まりませんから、毎日のようにアイデア出しをしています。
どんな案件でも、アイデアが全くでないことはほぼありません。

でも最近色んな会社さんとお話する中で、それ自体が珍しいことなんだと気づきました。

アイデアはなかなか出ないし、アイデア出しは時々しかやらない仕事。
だからここぞという時、アイデアが欲しい
アイデアマンが欲しい。

そういって、お仕事をいただけることが増えてきたのです。
それ自体は大変ありがたいことです。

ただ、アイデアは決して特別視されるべきものではなく、天才だけのものでもない、と思うのです。

アイデアが出ない一因

アイデア出しの文化がない場所でアイデアを出す方法論については
すでに様々な書籍に記されていますから、そちらに譲ります。

ただ、それを試しても今まで全然上手くいかなかった…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その原因はもしかしたら、チームメンバーのタイプを見誤っていたからかもしれません。

アイデアマンには2つのタイプがあり、その2者は真逆の特性を持っています。
そしてチームに2者が揃った状態で、それぞれの特性を活かしてアイデア出しをしていくのが、成功への近道だと私は考えています。

しかし、これを意識しないで一辺倒なアイデア出しをすると、途端に成果が出にくくなります。
片方にとっての得意分野でアイデア出し方法を実践している時には、もう片方は活躍できないからです。

では、アイデアマンにはどんなタイプがいるのかというと、

・シュノーケリングタイプ
・ダイビングタイプ

の2種類です。

それぞれどういう特性を持っているのか?どういう状況で活躍できるのか?見ていきましょう。

シュノーケリングタイプ

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シュノーケリングは、シュノーケルを身に着けて、海面近くから海の景色を楽しんで泳ぐマリンスポーツ。
通常深く潜ることはなく、海面をスイスイ泳いでいけるため、海沿いの観光地で人気ですよね。

アイデアマンのシュノーケリングタイプとは
実際のシュノーケリングと同じく「広く浅く、アイデアの海を泳いでいく」タイプです。
1つ1つのアイデアは深くなくても、次々と、数多くのアイデアを出していけます。

一般に「アイデアマン」と言えば、こちらのタイプを想像される方が多いのではないでしょうか?

シュノーケリングタイプが得意なアイデア出しは、何といってもブレスト
スピード勝負でアイデアをどんどん横につなげていけるので、本領発揮しやすいのです。

一方で苦手なのが、企画書を前にして深く考えたり、1つのアイデアを深掘りしていったりするタイプのアイデア出し。
会議中にもそういった停滞感が出てくると、力を出しにくくなるタイプです。

ダイビングタイプ

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ダイビング(スキューバダイビング)は、タンクを背負って深くまで潜り、海底や海中の景色を楽しむマリンスポーツ。

アイデアマンのダイビングタイプは、思考の海を深く潜っていくのが得意な人。
アイデアの数でなく、練度の高さや、課題感の理解度で勝負をしていくタイプです。

出すアイデアが多くはないため、アイデアマンだという評価を受けにくいのもダイビングタイプの特徴です。

ダイビングタイプが得意なアイデア出しは、シュノーケリングタイプと真逆。
深くじっくり考えるのが得意で、会議よりも1人で企画書に向き合うほうがパフォーマンスが上がることも多いのです。

だから、ブレストがメインなど、スピードの速いアイデア出し会議では置いてきぼりを食らい、活躍が見えにくいこともあります。

どちらか片方とは限らない

そういうと、「じゃあうちのメンバーはどっちタイプなの?」という話になるかと思いますが
ここで気を付けていただきたいのが「誰しもシュノーケリングとダイビング、両方の性質を持ち合わせている」ということです。

どちらのタイプかは、あくまで割合で決まります。
「まったくアイデアマンの性質を持っていない人」は、この世にはいないのです。

(中にはキレイに50:50という方もいると思います。アイデアマンとしては、その状態がある種最強ではありますね。)

アイデアマン=シュノーケリングタイプだと思われがちなので、アイデアに自信がない、自分はアイデアマンになれない…と思う方も多いと思います。
実はそういう人は、ダイビングタイプの性質を多く持っている可能性があるのです。

そして、苦手な方のタイプも、経験を積めばだんだん得意になっていくもの。
「今やっているのはダイビングタイプの仕事だから、シュノーケリングタイプの私には向いていない…」
という風に思う必要は全くありません。

(私自身は、シュノーケリング:ダイビング=4:6くらいの割合だなぁと思っています。)


どちらのタイプも得意・不得意があり、それを見極めて特性を活かしていくのが成功の近道だとお伝えしてきました。
ただ、アイデア出し手法の得意・不得意という面以外で、それぞれのタイプには思考のクセがあり、それが思わぬ罠となってしまう場合があります。

その罠が具体的にどんなものなのかは、またの機会にお伝えできればと思います。

ちなみに弊社CEOのしみーさんは、どちらにも属さない"亜種"です。
それについても併せて書ければな、と。


それではみなさん、よいアイデアライフ(?)を!

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