Blenderを漫画背景に取り入れた結果
現在、創作漫画「時の魔女」の背景は主にBlenderを使って作画しています。
まず、なぜ背景を3Dにしようかと思ったかというと、以前、出版社に持ち込みをした経験にあります。
100ページぐらい建物中心の漫画を書いて持って行ったのですが、この漫画完成させるのに約一年かかってるんですよね…
生産スピードは一ヶ月あたり8-9ページでしょうか(月刊誌だと最低30ページの量産が必要なわけで…)
ということで、現在他の仕事もしながら、一人で当時のようにアナログで漫画を描くとなると、必然的に月8-9ページをさらに下回るページ数となってしまう
そこで、まずCLIP STUDIOを使ってデジタルとアナログ折半で描くことにしました。これで、トーン作業が省力化。
下絵もデジタル→トレース台によるペン入れで消しゴム作業もなくなりました。(作品をレトロな雰囲気にしたいのでアナログのペン画は残す)
さて、こうしてデジタルを取り入れても、背景の作画の問題は解決してないわけで…
特に建物、乗り物、上空から見た風景等…作画カロリーの高い背景を一人で量産するには、どうするのか?
最初は長年使ってるIllustratorでなんとかしようと考えていたのですが、一枚絵で終わるイラストならそれで良くても、漫画の場合、色んな角度から場面をコマ撮りしていく動画や映画に近い手法が必要なので、アクションシーンを作る場合必ず限界がくる!!
…と、思った私は、漫画を描くために無料で使える高機能3D「Blender」をイチから独学で取得することにしたのでした。
いやぁBlenderはね…
無料なのに、高機能かつ多機能で、これさえあればなんでも表現できるのではないかと…
むしろ、表現できないものを見つける方が難しいのでは!
しかも、頻繁にバージョンアップされてるし…
………
……
いや………
一体どこからどこまで勉強すれば、自分の作りたいものが作れるのか!
学びの果てが見えない!!!
これを読んで自分も取り入れてみようと思った方は、一人で悩まず、
親切なサイトや自分にあった動画を探すことをオススメします!
ということで、Blenderを取り入れたことで、月産8〜16ページのスピードで漫画を描くことができるようになりました
(少ないけども…まだまだ、下手なのでこれからも勉強します)
この方法でコツコツと295ページ(5月末現在)ぐらい書いたので、第一目標だった300ページは突破できそう。
と、いうことで、次は500ページを目指していきたいなぁ
★時の魔女 最新話はこちら↓
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