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「地球低軌道・有人活動における事業共創」~宇宙旅行時代を見据えた新たな挑戦~


皆さん、こんにちは月みかんです!

僕はあだ名に月が入ってるくらいなので宇宙が大好きです!

今は宇宙に興味ないといった人にも宇宙の面白さ可能性を知ってもらいたいなーとも思っています。

なぜ宇宙が好きになったかというと、小学生の頃、塾の国語の先生がする宇宙の話がめちゃめちゃ面白かったからです。

その先生は

光さえも抜け出せないほどの重力を持ったブラックホール

この宇宙の95%を占めるという謎の物質、ダークマターやダークエネルギー

ブラックホールは別の空間に通じており、出口があるというホワイトホール説

宇宙の果ては物凄いスピードでどんどん拡がっていること

めちゃくちゃでかい宇宙の果てを抜けるとまた別の宇宙が拡がっているというマルチバース説などの話をしてくれました。

当時の僕は宇宙の果てしない広大さと、想像力がつきない訳のわからなさ最強に中2なネーミングに一発で心を奪われました。

そんな僕の大好きな宇宙なんですが、最近、宇宙ビジネスというものが話題になっています。記憶に新しいのはイーロンマスクのSpace X社が大型ロケットの打ち上げに成功し、Tesla車の宇宙遊泳が実現したLive映像ですね。

これ👆

今話題の宇宙ビジネス。実は日本でもじゃんじゃん宇宙ビジネスを起こそうと様々な政府による支援が盛んになっています。

今日はそんな宇宙ビジネス支援の一環であるJAXAの新たな取組み「J-SPARC」国際宇宙ステーションなどの地球低軌道(LEO)有人活動における事業アイデアの提案受付に関する説明会に行ってました。

これちょっとかたくて分かりにくいので僕なりに意訳すると、国際宇宙ステーションの重力小さい環境使ったなんか面白いアイデア考えようぜってことだと思ってください。笑

イベントページ👇

イベントタイムライン

以下でこのイベントの内容について僕が聞いたところを簡単にまとめてみます。

はじめにISS(国際宇宙ステーションとは?)

JAXAの広報ページによると、「国際宇宙ステーション(ISS)は、地上から約400km上空に建設された巨大な有人実験施設です。1周約90分というスピードで地球の周りを回りながら、実験・研究、地球や天体の観測などを行っています。」

ちなみに

・大きさはサッカー場くらい
・船内の様子はグーグルストリートビューでずーっと上に行くと見れる(試しに見てみてください!宇宙飛行士の生活が想像できて楽しいですよ!)

きぼうとは?

「きぼう」日本実験棟は、国際宇宙ステーション(ISS)の中で、最大の実験モジュールです。ここで新薬の研究だったりが行われています。

きぼう、宇宙環境での特徴

①微小重力
ISS の見かけの重力は地上の 100 万分の 1 から 1 万分の 1 の小ささ


 生物の体が変化
重さの負荷がかからないため、筋肉や骨が弱くなるなど、生命活動にさまざまな変化が見られる。その原因や対策を調べることで、骨粗しょう症などに対する治療・予防法の確立。


 沈殿がない
微小重力環境では、水と油のように比重の違う物でも均一に分散するため、規則性の高い高機能な材料を作製できる可能性。


 対流がない
地上では熱せられた液体や気体は比重が軽くなり、対流が発生。微小重力環境では比重差による対流は発生しないため、対流に邪魔されて地上ではできないような高品質なタンパク質結晶や材料組織をつくることができる。


 容器無しで浮遊
地微小重力環境では容器を用いずに液体を浮遊させることができる。そのため容器からの汚染や影響を受けずに、物質の性質の測定や合成が可能。


② 高真空
ISS が飛行している高度の圧力は 10-5パスカルで、地上の 100 億分の 1 。

③ 複雑な宇宙放射線
銀河宇宙線、太陽粒子線、バン・アレン帯の粒子線や二次粒子線など、さまざまな宇宙放射線が飛び交っている。

④ 広い視野
ISS は約 90 分で地球を 1 周し、広い視野を持つ。地球や宇宙の観測に有効。


⑤ 閉鎖環境での居住
精神・心理的ストレスや微生物感染などによる健康障害の予防対策が必要。

次にきぼう、宇宙環境を使って研究やビジネスを行う際のメリットの紹介がありました。

きぼう利用のメリット

・手軽さ

宇宙飛行士による柔軟な対応。打ち上げ環境が易しい。

・早い利用サイクル

計画からきぼう利用まで半年から1年で可能

・低価格

数十万から〜数百万で利用可能

・定期的な輸送機会

2〜3ヶ月に一度きぼうに物資を輸送できる

・成果や機器を持ち帰れる

実験成果物や実験で使用した機器を地上で受け取ることができる

・ミッション過程が目に見える

ミッション実行の様子が高画質画像、動画で見ることができる。宇宙飛行士にその場で指示をだすことも可能。

きぼう利用の例

・宇宙サッカー、微小重力下でのニュースポーツなど


宇宙ビジネスの可能性

最後に宇宙ビジネスの現在の動き、将来の可能性について話がありました。

・官から民へ

JAXAなど国の機関から民間が宇宙事業を進めていく流れがある

大企業も宇宙部門の創設など続々と動き出している

・市場規模


市場規模は現在世界で見て約37兆円。

現在は宇宙ベンチャーの売り上げがほぼない状態。

今後20年で3倍になると予想されている。

現在、1000社宇宙ベンチャーがある。2030年までに1万社に増える。

最近の日本の宇宙ビジネスのトレンド

・宇宙ベンチャー×大企業

宇宙ベンチャーに大企業がどんどん投資や事業提携をしている。

i spaceなど多くの資金が宇宙ベンチャーに流れ込んでいる。

宇宙ベンチャーの始め方 Tips

1.自社にとってのニッチな市場を探す 
2. Start small, Fail fast
3. 政府の支援を徹底的に活用 
4. 意思決定は早く
5. 時間がかかるので忍耐強く


以上が今回のイベントの報告です。

宇宙ビジネスの可能性やきぼう利用の事業共創までの具体的なプロセスが知れたのでよかったです。

参考にこの取り組みのホームページなどを載せておくので興味がある方はチェックしてください!

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参考




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