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痩せ菌を増やすハックをしてみたら

The Immunity Code という本を読んでいます。今まで読んだ健康/ダイエット本とは一線を画するのではないかと思うほど画期的だと言えるその内容については、別に書きたいと思いますが、この本に数多く出てくる「ハック」の中の1つを実行してみました。

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大雑把な言い方をすると「痩せ菌」と言える Akkermancia Muciniphila と日本でもお馴染み Bifidobacterium (ビフィズス菌)を大増殖させる「プロトコル」です。

[やり方]
What: りんごの皮・Human Milk Oligosacchiride・Red Phenol Powder
When: 朝
Day 1 - 3 りんご2つ分の皮を食べる。
Day 4 - 5 りんご4つ分の皮を食べる。
Day 6 - 8 りんご4つ分の皮とHuman Milk Oligosacchiride 1スクープを食べる(飲む)。
Day 9 - 12 りんご4つ分の皮とHuman Milk Oligosacchiride 2スクープを食べる。
Day 13 - 15 りんご4つ分の皮とHuman Milk Oligosacchiride 2スクープとRed Phenol Powder 1スクープを食べる。
Day 16 - 20 りんご4つ分の皮とHuman Milk Oligosacchiride 2スクープとRed Phenol Powder 2スクープを食べる。

大変な点を以下にあげます。

1 りんご4つ分の皮を食べる事自体が大変。
2 剥いた後のりんごの処理も大変。
自分が食べるか家族に食べてもらうか、ワンコにも手伝ってもらいましたが、ワンコにはあまり多く食べさせたくないからほんのちょっとだけあげました。
3 大量のリンゴを買うのが大変。
4 毎朝の皮剥きも面倒。
5 Human Milk Oligosaccharide とRed Phenol Powder を購入しなければならない。

ただ、20日間で終了できるという期限つきなのがよかったです。

このプロトコルを終了して特に変わった点はありません。多分、お腹の中では劇的な変化が起こっているのでしょう。ただ、お通じ面とか食欲が減ったとか、食べても太らなくなったとか、そういう変化は特にありません。でも、人によっては大きな変化があるかもしれないので、20日間だけ実験としてやってみても良いのではないでしょうか。

Human Milk Oligosaccharide は母乳に含まれるオリゴ糖で、私はサプリを買いましたが、粉ミルクに含まれている事が多いので、赤ちゃん用の粉ミルクを使うと良いと、本には書いていました。Red Phenol Powder は、ベリー類などのフルーツやカラフルな野菜が粉末にされているようなサプリメント(ポリフェノルが含まれている)なら何でも良いと書いていました。りんごの皮のペクチンと、Human Milk Oligosaccharide とポリフェノールはAkkermanciaとビフィズス菌の餌になり、その代謝物として、大腸で健康のキーとなるButyrateという短鎖脂肪酸を生成します。

この本、前代未聞の欠点が1つあります。それは、自費出版なのかもしれませんが、誤字脱字・スペース有無の間違い・綴り間違いなどが尋常ではありません。全く編集がなされていないのでしょうか。こんな本は初めてです。これでは著者の知的レベルを疑って読みたくなくなる・・・という人もいるでしょうが、読み進めると著者の知的レベルとは関係ないようで、書く能力に関してのみ決定的な何かが欠如しているとしか言いようがありません。


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