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代わりがいない私たちへ


カネコアヤノちゃんの
日本武道館 ワンマンショー 2023
単独演奏会・合奏 に行ってきました!

最高では収まりきらないぐらいに最高なライブステージでした!!!!

私の小旅行のお話とともに。



ライブ開始までの私のあれこれ

カネコアヤノちゃんの日本武道館でのライブが決まり、2021年に行われた日本武道館ライブが行けなかったリベンジとして絶対に行くんだ!と心に決めていたにも関わらず、全然申し込めない…
申し込み画面までは行っても完了のボタンが何故か押せなくて、3回ほど断念した…
結局ライブに申し込みができたのはギリギリの年が明けてから。もう休みもとっていたのに申し込み完了だけが出来なかった。

ライブのチケットを取り、いちいち東京まで出て茨城に帰るのも面倒だから、自分への誕生日プレゼントとしてホテルを予約しようと考えていたけれど、
ホテル予約に関しては全くと言っていいほどに力が入らず…
予約サイトを検索したのがライブの2日前。笑
もう安くてお洒落なホテルはほぼほぼ埋まっていて(当たり前)
あまり人気じゃないエリアに少し空きがあったのでなんとかこちらもギリギリ獲得出来た。
「あ〜これはなんかあるな」(心の引っ掛かりが)と薄々思いつつもバタバタのまま日が過ぎてそのままライブへ

ライブ前日にこれはもう予定を決めたところで、私は予定通りに絶対行けない!と思い予定は立てずその時の気持ちを優先にしようって予定だけ立てた(笑)

せっかくのライブなのでお洒落したくて前日は徹夜でネイルをして、翌朝起きたら気に入らなくて全部やり直した。笑
旅行の準備を何もしてなかったもんだから、18時半からライブがスタートするのに16時半に高速バスに乗りきちんと遅刻しました…
マジ最悪

ライブ会場に入ったらちょうど1曲目が始まったタイミングで、スタッフの方が曲の合間に席へ誘導してくれた。申し訳なさでいっぱいだし、席がめっちゃ悪くて武道館の最後尾だったので高所で怖いし…
ヒールとロングスカートには優しくない急で凄い滑る階段で恐怖倍増。
命懸けだった(暗いしね…)
それにしても席がめっちゃ悪くて一番端のブロックの最後列。しかも席に座ろうとしたら誰かが座っていてしょうがなく空いている席があったので誰も来ないことを祈りながら座った。後で確認してみたらブロックの違う席に案内されていた。(私が別ブロックの入り口から入ってしまったから100%私が悪い。)

びっくりするほどバタバタ&なんっっにもスムーズに行かないままでのスタート。



1日目の単独演奏会

1日目は弾き語りのライブでした!
この日はCSでの生中継が入っていたこともあり、弾き語りなので緊張感が半端なかった!!

弾き語りは日常のままだと歌えないくらい集中しないとというか、曲を演奏することやライブをすることに向き合いすぎるんですよね。だから「武装」が必要になる。バンドはメンバーに守られているという安心材料があるんですけど、弾き語りは責任が自分にしかないから。「甲冑着ておく」みたいな感覚が近いのかな。
【2021年ベストバイ】カネコアヤノが今年買って良かったモノ

(↑ 過去のインタビューよりカネコアヤノちゃんの弾き語りライブ対して。)

なかなか体の力が抜けずに緊張感MAXのまま歌は進み、
バンドの時とはまた違うカネコアヤノちゃんの優しく力強いギターと、歌声がたまに震える感じとか心を全て晒しながら歌う姿に感動した。
まるで泣いているみたいに声が震えていた。(CSの生中継では泣いているのが映っていたらしい。)

そしてこのライブ最後の曲は『私たちへ』だった。音源とはまた違っていて初めは力強いギターから始まった。
私は最初力一杯に鳴るギターに不安になり「爆発しちゃったんじゃ?」と少し思った。みんなの心を歌っているような、私たちへは不満不安を力強く歌っているような。でもその中に自分への祈るような愛や優しさが溢れていて涙なしには聞けなかった。
アウトロのエコーがかった「Ah〜」のところのヒーリング効果が半端なくて涙が引っ込んでまた泣いた。
明日の頑張る気力のない人達がカネコアヤノちゃんに元気をもらいに来ているようなライブだった。素晴らしいパワーをもらってしまった。ありがとう。


ライブが始まる前のチケット予約の流れから、
ライブ中の体の力が抜けない感じを言葉にすると『誰か一人に負担をやる時代を終わらせる時が来た』だ。

例えば「推し(好きな人)が居るから生きていられる」と言う言葉。
これは段階として怪我をしている人のリハビリ(支え)のようなものだと思っている。
だからみんなどこからか生きて行く軸を自分自身にしなければいけない。

リハビリ中は痛みを、推しや好きな人が肩代わりしてくれているから、少し楽になった気でいられる。でもずっとその痛みを大好きな人に持たせたいとは思わない。
私達はどこかで覚悟を決めなければいけない。
自分の痛みを自分でもつ覚悟を、その痛みと向き合う覚悟を。
続いていく人生にどれだけ真剣に自分自身を愛していけるのか。
他人を信じ抜けるか。
どれだけ正しく誠実に自分を現実を観て真実に変えていけるか。
「あなた」と言う推しが一番美しいのではなく、「あなたの美しさがわかる私」が一番美しく輝いているものだと気づいていかなければいけない。

気づいた私から変わっていく。


長い感想になったけれど
90分MCなしのぶっ通し弾き語りライブ最高だった!!


東京での小旅行

ギリギリに取ったホテルで一泊した。
2日目は朝からホテルにある銭湯に入って幸せ気分に。冬の銭湯って最高。

移動時間の電車に揺られてボーッとしている時間が好き。
久しぶりの旅行で少し疲れ、もうこのままライブに行かずに電車で帰ってしまおうかと凄く悩んで結局少しだけ電車に揺られて電車欲だけ満たした。

ある程度予定は頭の中で立てて気の向くままに東京をプラプラお散歩。
陶芸教室なんかも予約して行ってみたり。

遅刻は絶対に避けたいので2日目は武道館へは早めについた。


2日目の合奏会

2日目はバンド編成!

びっくりしたのがスタート最初の一曲目が『追憶』だった。
追憶はしっとりと歌い上げる曲調で、カネコアヤノちゃんが2021に出したアルバムよすがの一番最後に収録されている曲。(アルバムでも弾き語りで収録されている)
「え?っあ、これが最初にくるの?!」と衝撃だった。
そして1日目では最後の曲でやったわたしたちへのアウトロの「Ah〜」の部分でエコーのかかった演出が2日目は最初の追憶のアウトロでエコーのかかった「Ah〜」が聞けて最初から浄化されまくり。
私の中で「スッゲェェェ!!」と思わずにはいられなかった。

そして!その後に大きいギターの音が鳴って始まったアーケード!!!!!
カネコアヤノファンで知らない人は居ないだろうみんな大好きアーケード!笑
テンション爆上がりな曲を追憶(しっとりとした曲)の後に持ってくる感じ最高でした!!
一気にカネコアヤノバンドの世界に引き込まれ会場全体が「ウォォ!!!」となっていた笑
その瞬間に武道館は迷いなく幸せになれる世界に変わった。

私は、カネコアヤノちゃんの曲と共に過ごした日々が一瞬にして思い出されて
カネコアヤノちゃんの力強い愛に思わず泣いてしまった。
もう幸せになる準備は整っているんだと感じずにはいられなかった。

会場全体が本当に安心に包まれていて、雛(自分自身)の巣立ちをお互いに見守りあっているようなそんな空間だった。
もう会場にいたみんなが、愛が何かを明確に知っているような力強くて優しくて激しいライブだった。
みんな本当に笑いながら泣いていた。

最高に盛り上がるセトリで、ずっとずっと愛だった。

1日目と同じようにMCなしで90分ほど進んだが
アンコール前に少しMCを挟んでくれた。
そこでカネコアヤノちゃんが「生まれてきて良かった」と言ってくれた。
私の中でも何かが少し確信に近づいたようでボロボロ泣いた。
その後も「感謝しかない」と言っていてこちらこそだと伝えたくて会場のみんなでめちゃくちゃ拍手した。

アンコールが終わって捌けて行くときに、思いっきり手を振った。

この世は本当に
誰かに作ってもらう世界ではなく、
みんなで作る世界なんだとつくづく思った。
ある程度は整えられている(文明が築かれている)世界に生まれてきて0から1ではないからこそ出来ることがあって、いつだって私は私の創造した世界を生きている。

カネコアヤノちゃん
触れるだけで解るような伝わるような、目に見えるものよりももっと確かな愛を教えてくれてありがとう。

生まれて来ても良かったと、許されていたんだと、私はみんなに望まれていたんだと、思えるライブでした。

これからきっと何度も何度も救われ続けます。ありがとう。


生まれてきて良かった


帰ってきて、知り合いもカネコアヤノちゃんの武道館ライブに行っていたとSNSで知った。
その人が「感謝しかない」と言っていてまた少しだけ泣いた。

続いて行く物語の先で、またほんの少しだけでも関わるかもしれないなと思って嬉しくなった。



ただただ生まれてきて良かった。
こんなにも楽しい時間があって、
素晴らしいと思える人たちと出会えて、
美しさを知れて。
私のこれまでは何ひとつ間違いじゃなかったんだ。

またここからひとつずつ、愛を込めて。

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