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アフターデジタルなコーチングの世界

2021年13/100冊目はこちら。アフターデジタル2。

前作に引き続き、とても学びの多い本でした。今起きていること、これから起きそうなことが何なのか、すごく理解が深まります。会社のお仕事にもとっても役に立つ。今、うちの会社がどこに行こうとしてるのか、なにをやらないといけないのかの一部を知るためには必読なんじゃないでしょうか。

読んでて、リクルートさんのCEOになられる出木場さんが語ってらっしゃったという、「世界は落下している」の話を思い出しました。

本来、私自身はDXやらUXやらを語る立場にある人間ではないのですが、今日はちょっと冒険して、アフターデジタルなコーチングの世界、について考えてみようと思います。書籍の中身を踏まえたうえで。

妄想1:自分の状態に合わせてコーチングをお勧めされるかも

コーチングって、他のOMOのサービスで実現されてるような、それ自体を頻度高く利用して、そのログを取って、どんどん便利になっていく、って方式にはあまり乗らないと思うんですよね。たくさん受ければいい、っていうものでもないし、セッションの後の行動が変化を呼び起こすものなので。

ただ、いろんな行動のライフログが溜まっていくことで、「そろそろコーチング、受けた方がいいんじゃない?」っていうレコメンドとかはできるようになると思うんですよね。セッションを継続してる人でも、そうじゃない人でも。

で、コーチングでいい体験をしたあとのログも残るので、しばらくして、また状態が悪くなってきたら、セッションを受けることをお勧めされる。そうやって、ちゃんと必要な時に必要な人にコーチングが届くような世界も来るんじゃないかな。

話したいテーマに合わせてコーチがレコメンドされたりすると、さらにいいですよね。

妄想2:コーチが自動で評価されるかも

コーチングって、どこまで行っても密室でやるものじゃないですか。録画はできるけど、そのセッションの内容を客観的に評価することは難しい。だから、今のところは有料コーチングの時間数とか、その時間数を元にした資格しか客観指標がないんですよね。

これが、例えばセッション中に脈拍などを図ったり、表情や声をスコアにすることで、その効果とかを測れるようになったらどうでしょうか。もしかしたらそれは、コーチの実力を客観的に評価できる情報の一つになるかもしれません。

タクシー配車のDiDiなどは、ユーザーからの直接の評価だけでなく、配車までの時間やキャンセルの有無などでドライバーが自動で評価されるそうです。高い評価になると、もちろんお客もついて、儲かる。ちゃんとやってる人はみんな幸せです。

対人支援は、そんなに簡単に数字にできるものじゃない、って批判もありそうですが、データ量の問題だと思うので、僕は10年くらいでこういう世界が来るんじゃないかな、と思っています。


陳腐な妄想でしたが、いかがでしょうか。こういう世界を妄想するのは僕にとっては楽しいことですし、こうなると面白いなぁ、と思っています。目の前でやれることは、コーチングの実力を高めることだけなんですけどね。


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