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「与える人」と「奪う人」 あなたはどっち?

アダム・グラント氏の著書「GIVE and TAKE(与える人こそ成功する時代)」を読むと、自分はどちらなのかと問いかけられる。

今、コロナ禍で自分達に出来る事は何かと考え、多くの賛同者と共に経営者や人事向けの対策ウェビナーを開催しているが、登壇者達は、皆、即決し、無償協力してくれている。そして申込者への後追い営業を一切しないポリシーで。自社の経営や社員支援で多忙を極める中、困っている人達の為、また協力を呼びかけた事に対して、惜しみなく協力してくれている彼らは、疑いなく「GIVER(与える人)」であろう。

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ただ、どうやら社会や組織の中では、決してGIVERが報われる訳ではなさそうだ。何故なら、GIVER(与える人)が、TAKER(奪う人)に与え続けて消耗したり、自分よりも他者の求める事に意識が及び過ぎて、本来の役割を果たせなかったりする。これ程、残念な事はない。一方、社会や組織の中で、GIVER(与える人)が、TAKER(奪う人)によって消耗されず、活躍や成功できている例もあるようだ。本来の組織の在り方とは、GIVER(与える人)が活躍出来るよう、GIVER(与える人)が燃え尽きる前に守ってあげる環境創りに本質があるような気がしている。


さて、皆さんは、GIVER(与える人)とTAKER(奪う人)のどちらだろうか?

恐らく多くの方が、自分はGIVER(与える人)だと考えているだろう。でも、本当にそうなのだろうか?

コロナ禍で、誰かに与える行動が出来てはいないが、何かを奪ってもいないという理由から、TAKER(奪う人)ではないと判断するのは大きな誤解だ。何故なら、無反応や静観もTAKER(奪う人)と同じように、GIVER(与える人)を消耗させているからだ。

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僕自身、最も意義のある事は、他人の成功を賞賛し、時に手伝う事であると考えている。決して自分が主役じゃなくても、誰かを支えたりする事で、同じ体験や成功は、手に入れられるはずだ。それは、ほんの僅かな行動でも構わない。その僅かな行動が、GIVER(与える人)の次の半歩に繋がる勇気や元気を与える。

僕は、社会や職場中に、GIVER(与える人)として振る舞う人を増やしたい。その為にも、GIVER(与える人)を応援する人のオーナーシップが重要だ。リーダーシップまでは求めない。フォロワーシップの立場でも、オーナーシップはあるはずだ。今の時代、競争ではなく互いを高め合える関係性こそが、未来の大きな成功に繋がると信じている。

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