SaaSスタートアップ転職において、VCをキャリア相談で上手く活用するポイント

SaaSに特化したVC、ALL STAR SAAS FUNDで投資先企業の採用に関わるHR支援を専任しております、タレントパートナーの楠田(@tsukasa_sherpa)です。

緊急事態宣言が解除され、友人紹介やLinkedin、ホームページ経由などで、SaaSスタートアップへのキャリア相談が続々と増えてきました。

一方で、VCを活用した転職は、馴染みがない方がまだまだ多いです。特に求職者の方からよく伺うのが、「SaaSスタートアップ転職において、どんなニーズがある時にVCを活用すべきかがわからない」というコメントです。

今回のnoteでは、SaaSスタートアップ転職において、どんな時にALL STAR SAAS FUNDというVCを活用すべきかポイントをまとめてみようと思います。

▼この記事が参考になりそうな方
・SaaSスタートアップへの転職を考えている方
・SaaSスタートアップの転職活動においてVCを効率的に活用したい方
・ALL STAR SAAS FUNDの活動に興味がある方

1.ALL STAR SAAS FUNDは、転職活動でどんな時に活用するのがよいのか？

ポイントは以下の3つです。

理由の詳細を順番に解説したいと思います！

ⅰ.【SaaS業界でのキャリアプランについて相談したい方】
ALL STAR SAAS FUNDとしては、ご紹介した投資先のSaaSスタートアップで長く働いて頂き、活躍して欲しいという想いが強いです。なので、中長期的なキャリアを一緒に考え、キャリアの方向性を考える時間を大切にしています。

例えば、セールスがコアスキルの方であれば、セールスのスペシャリストを今後目指すことも出来ます。また、セールス以外のスキルを今回の転職先で磨き、COOのようなキャリアを目指すという選択肢も出てくるかもしれません。

同じSaaSスタートアップでも、磨きたいスキルや積みたい経験によって、選択肢は変わってきます。どのフェーズのどんな組織体制で、どういったカルチャーを持ったSaaSスタートアップでチャレンジするか、じっくり掘り下げることが大切になってきます。

このように、キャリアプランをALL STAR SAAS FUNDと一緒に、面談の中で深く考えたい方がご相談いただくとフィットするかと思います。

ⅱ.【公開されていない求人を紹介して欲しい方】
具体的な例で申しますと、これまでの経験を活かして、アーリーステージ(契約社員を合わせても従業員規模〜20名ぐらい)のSaaSスタートアップでチャレンジしたい、もしくは、公にはあまり出ていない(エージェントから紹介を受けたり、媒体などでみかけない)求人を紹介して欲しい方は、面談に来て頂けるとニーズにお応え出来るかもしれません。

ALL STAR SAAS FUNDは、投資実績の7割以上がシードやシリーズAと言われるアーリーステージのSaaSスタートアップへの投資がメインです。エージェントに紹介手数料は払えないものの、CXOや責任者ポジションの人材を探しているSaaSスタートアップは、実はたくさんあります。

アーリーステージのSaaSスタートアップでチャレンジしたい求職者の方によく伺うお悩みは、「エージェントのコンサルタント数名にお会いしたものの、あまりアーリーステージのSaaSスタートアップの求人に出会えなかった」ということです。

※エージェントが、あまりアーリーステージの求人を持ち合わせていないのは、人材紹介業のビジネスモデルが大きな理由です。エージェントは求職者が、支援先の企業へ転職が決定した際に、転職先の企業から紹介手数料を得るモデルです。なので、必然的に紹介手数料を払える、ある程度成長したSaaSスタートアップが紹介の中心になります。

アーリーステージの求人については、エージェントに求人依頼をしていなかったり、採用担当などがまだ不在で、媒体などへの掲載が間に合っていないケースが多いです。

なので、アーリーステージのSaaSスタートアップと求職者の方があまり上手くマッチング出来ていない課題が、SaaSスタートアップの転職市場全体にあります。

ALL STAR SAAS FUNDの場合は、投資先の経営陣と連携して人材のサーチを進めているので、アーリーステージのスタートアップでチャレンジしたい方や、公にあまり出ていない求人を紹介して欲しい方のお力になれる可能性が高いです。

ⅲ.【成功確度の高いスタートアップでチャレンジしたい方】
スタートアップへの転職する場合、求人を選定する力(成功確度の高いスタートアップを選ぶ力)が問われます。特に、アーリーステージのスタートアップになるほど、求人を選定する難易度が上がります。

ALL STAR SAAS FUNDの場合は、SaaS投資の専門家である前田ヒロが投資を実行し、定期的に経営陣との1on1を行っている点。そして、SaaSの特定領域のスペシャリストと協力して、アーリーステージからスタートアップの成長をサポートしている点。これらの取り組みを継続的に実施しているため、成功確度の一層高いスタートアップをご紹介できる可能性が高いです。

2.ALL STAR SAAS FUNDは、どんな特徴をもったVCなのか？

僕がタレントパートナーを担当しているベンチャーキャピタル、ALL STAR SAAS FUNDがどんな特徴を持ったベンチャーキャピタルなのかも合わせて簡単に紹介します。

ⅰ.【SaaSスタートアップに特化したVC】
ALL STAR SAAS FUNDは、SaaSに特化したベンチャーキャピタルです。投資実績としてはSmartHR社や、最近オクトから社名を変更されたアンドパッド社などをご存知の方が多いのではないでしょうか？

投資先例はこんな感じです

他にも、製造領域でチャレンジするA1A社や品質管理の領域で挑戦するKAMINASHI社など、BtoBのSaaSスタートアップを中心に現段階で約30社ほど投資をしております。

ⅱ.【SaaSを愛する投資担当】
ALL STAR SAAS FUNDでマーネージングパートナーを務めるのは、前田ヒロ。SaaS業界に携わる方は、ヒロのブログやtwitterをご覧になられたことがあるかもしれません。起業家から、投資やSaaS事業に関わる相談を年間約700件ほどのお問い合わせを頂き、年間数社に絞り込み投資を実行、SaaSスタートアップの成長を支援しています。

ヒロのSaaSにかける想いはこちらの記事をぜひご参考ください！

ⅲ.【SaaS支援のスペシャリスト】
ALL STAR SAAS MENTORSと呼んでいるSaaSの特定職域のスペシャリストが、複数名パートナーになってくれているのも特徴です。

例えば、投資先のスタートアップがイネーブルメントで課題を感じており、改善を試みたいと相談を受けた場合、イネーブルメントのスペシャリストR-Square & Company社の山下さんがアドバイザーとして投資先へサポートに入ってくださります。このようなかたちで投資にとどまらず投資後のスタートアップの成長にも深く関わっております。

過去に山下さんとヒロが対談したPodcast

ⅳ.【SaaSの学びの機会の創出】
SaaSスタートアップのための学びの機会や、コミュニティづくりにも力をいれています。大きなイベントで言うと、年に一度、ALL STAR SAAS CONFERENCEを開催しています。コンファレンスには、ARR100億円を達成するための学びを得るため、急成長中の現役SaaS経営者やSaaSスペシャリストたちが集結します。そこで、成功体験や失敗体験を共有しております。

少々駆け足になりましたが、SaaSスタートアップへの投資から成長のためのサポート、学びの機会の創出まで一気通貫でおこなうのが、ALLSTAR SAAS FUNDの特徴です。

3.楠田(VCのタレントパートナー)の役割について

そんなALL STAR SAAS FUNDで、僕は投資先企業の採用に関わるHR支援を専任しています。主なミッションは、人材のマッチングを通して、投資先企業の成長を加速させることです。(ちなみに日本ではまだまだ認知度は低いですが、米大手VCでは20名近く在籍しているベンチャーキャピタルもあったりします)

一方で、日本のSaaSスタートアップ業界では、まだまだ組織を牽引できる人材が圧倒的に足りません。なので、求職者の方とも目先の転職サポートに止まらず、中長期的にSaaS業界でのキャリア形成に伴走し、SaaS業界で活躍するプレーヤーを増やしていくことを大切にしています。

転職は、転職先が決定して終わりではないはず。SaaS業界で中長期的にキャリアを形成していきたい方は、楠田を利用してもらうと相性が良いかもしれません。

4.最後に

今回はキャリア面談の際に、求職者の方からよく質問を受ける、SaaSスタートアップへの転職活動でALL STAR SAAS FUNDをどう活用すべきか、そして、ALL STAR SAAS FUNDの特徴を解説してみました！ ぜひ、SaaSスタートアップに興味がある方はこちらまでお気軽にご連絡ください。

それではまた！