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#053 今日は何をやろうかな

今日は次男の話。次男は中学受験をしないことになりました。
この4月から5年生になる次男とは、中学受験するなら、そろそろ塾を決めて入ろうか、という話をしていました。塾に入る時期としては、平均的な入塾時期からすると、1年くらいは遅いと思います。でも、兄の経験を踏まえても、このタイミングがベターだと結論付けています、うちの子だと。

さて、なぜ、中学受験をしないことになったのか、というと、彼のなりたい将来、彼が目指している将来、夢を叶えるための選択肢として、中学受験よりもより確実で近道である選択肢が他に見つかったから。
さて、彼の将来の夢は経営者だそうです。海外の大学に行って、海外で就職して、海外で起業したいそうです。その会社に長男が投資する目論見のようです。素敵な夢だと思います。

投資家になりたい兄と、経営者になりたい弟が、いずれ二人で一緒にやろう、みたいなことを食卓で会話したりする姿をみると、いつかこれが本当の話としてあと、10年、20年経った時に、同じように話し合ってる風景を想像すると楽しくなりますね。

さて、次男は兄とは違っていて、学校の勉強が世の中に出たときに役に立つかどうかについて、懐疑的です。なので、本人が中学受験にもあまり積極的ではありません。なぜ、そう思っているのか、というと、学校の先生が教えてくれる話を聞いて、あー、そういうことだったのか、と思うことはほとんどないと言います。思っていたことと違う、ということも、期待してたことと違う、と思うこともありません。10歳の子どもがある程度、想像できる範囲の中で、授業や学校生活は進んでいきます。

しかし、彼の尊敬する父上や親せきのおじさんたちは、そんなことを言いません。私自身もそうでした。私のおばあさんは、私が8歳くらいのときに、お釈迦様が悟りをひらいたときに、初めて口にした言葉は「人生、苦なり」ということを言ったのだ、と何度も教えてくれました、人生は苦しいものだ、と。その苦しいもいくつかの意味がありますが、おばあさんは「一切皆苦」と言葉をよく口にしてました。意味は、人生は思い通りにはならないよ、ということです。私も長男や次男に人生は思い通りにならない、それを逆境というのだけれど、だからこそ、人生は面白い、という話をよくします。

そんな話を聞いている次男からすると、予想を超えない、授業は少しつまらないのかもしれません。それはそれで良いと思うし、思っていたのと違う授業にもきっと出会えると思うのですが、それはあと何年も先の話かもしれません。

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