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政治講座ⅴ1755「韓国のリテラシーが作り出す韓国政治の行く末」


 吾輩の尊敬する人物に、韓国人の朴鉄柱氏がいる。以前にも再三掲載している人物である。彼が主張するには、朝鮮人と日本人の文化は共通する部分が多い支那の文化とは明らかに違う朝鮮人と日本人は同じ民族から派生していると主張しているのである。日本は今、嫌韓ブームであり、非韓三原則が主張され、国交断絶まで主張する輩も多い。
 しかし、人間の心理に「嫌いだけれど、憎めない」関係の複雑な心理のような気がする。先ほどの朴鉄柱氏は「朝鮮半島から日本を見ると日本列島は「心」の文字に見える。」と言った心境は大変理解できる
 李氏朝鮮時代の500年の時を経て、支那の属国から分離して独立に協力し、ロシアや欧米列強の脅威に対抗するために日韓併合は、元々同じ民族から派生している同民族であるために死活問題を回避するために必然的に一緒になったのではなかろうかとも考えられる。
 吾輩の自論は、そもそも、朝鮮人と日本人は別民族として分離するには無理があるのではなかろうか。
 それを、民族自決といって、老巧な同志だったものを、強引に引き裂いたのは「連合軍」の領土分割統治政策である。  心や意識を無理やり引き裂いたのである。
その手法は反日政策(日本人は植民地時代に搾取し、朝鮮人をいじめたと言う嘘)であり、歴史捏造教育であり、日本への自虐史観の植え付けである。そして、日本の文化にも触れないような文化隔離政策をしたのである。
さて、表題に戻るが李在明氏は前科4犯の前科者である。法律を遵守する意思がないと思われる行動で実刑を受けている。それに対する、韓国の国民の過半数は犯罪に無頓着であることがわかる。犯罪者が行政権の権力を握ったらどのような独裁政治が行われるか分りそうなものである。
今回は韓国総選挙が作り出す韓国政治がリテラシーの低さに起因すると思われる報道記事を紹介する。

     皇紀2684年4月26日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

「韓国はもう終わった」「日本にもう帰国する」、韓国総選挙「まさかの結果」で”悲鳴”が止まらない…! 韓国「異常事態」でいま起きている「本当のこと」

豊 璋 によるストーリー

「韓国は終わった」の声が出てきたワケ

韓国与党にとって散々な結果となってしまった総選挙だが、一部の常識人からは悲鳴ともいえる声が上がり出している。

たとえば、自身のSNSでの発言が度々騒動になる漫画家の尹瑞寅(ユン・ソイン)氏。今回の選挙結果を受けて、悲痛なコメントを発している。その書き出しは「このままでは今日から大韓民国の大統領は事実上、李在明(イ・ジェミョン、共に民主党代表)」「尹錫悦(ユン・ソンニョル、大統領)もいつだって弾劾できるし、法も思い通りに作れる」と、今後の尹政権の苦しい立場を語っている。

photo by gettyimages© 現代ビジネス

そして「大韓民国の国民は共産主義者犯罪者が好きすぎる。大韓民国のリーダーなら、罪を犯し、不正によってカネを手にしても構わないと思っている」と、今回の選挙結果を嘆いているのだ。また、「江南3区の正常な人たちの間にしばらく身を置き、そこそこ自由があるうちに生計を立てる術を見つけて出ていこう」と移住をほのめかすほどだ。

この発信に対して海外在住の韓国人からも「韓国は終わった」という声が上がり、「こっちで一緒に暮らそう」と誘う場面も見られたのだ。

選挙の結果が出た日も、期日前投票を済ませて台湾の出張先から連絡をくれた年配の韓国人は、「台湾の地震で取引先が心配で来ていたが、韓国もそれどころではなくなった」と話していた。

野党に翻弄される未来

私はこの1年韓国と日本で韓国ウォッチをしながら、韓国では「反日」から抜け出し、正常化が進んでいたことにある意味の期待を寄せていた。今回の選挙も与党は勝てはしなくても善戦はできると思っていたが、その予想を大きく裏切られる結果に愕然とした。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領誕生の選挙は、国内の右・左がはっきりと見える選挙だった。しかし、今回の選挙はどうだろうか。犯罪者・暴言キャラ・不正融資疑惑の候補たちをこぞって当選させたことについて、多くの人はどう思っているのだろうか。尹政権の残された約3年は野党に翻弄され、何もできないことを国民が批判する構図がみえる。最悪その先にはまた「反日」が掲げられるかもしれないのだ。

photo by gettyimages© 現代ビジネス

北朝鮮は年末年始に韓国を「第一敵対国家」と指定し、「平和的祖国統一」を放棄した。新年の中央労働党大会では金正恩総書記は武力統一の準備を指示し、金日成、金正日時代に築かれた平和統一に関連するものを排除まで始めた。

韓国でも今年に入りいくつかの従北団体が北朝鮮に見切りをつけて解散しているが、野党の思惑の一つに、今回の選挙結果によって北朝鮮が完全に韓国を見捨てるまでの猶予をもらえた感じだろう。それは今後の3年間、尹政権への批判を緩めず次期大統領選で再び左派政権が誕生できたならば、これまで以上の「親北姿勢」を示すという意思表示になるのだ。

だが、金正恩氏はじめ、韓国を知る者たちは、韓国の左派思想議員は守銭奴で信用におけないことを知っている。これから韓国の野党がいつ「平和的祖国統一」を放棄して、北朝鮮に言われるがままの「祖国統一」が正しいと言い出すかも見物である。

韓国社会は、どうなる…?

日韓では歴史上、領土問題で意見が食い違うことがあったが、これはまだ理解ができる。両国で違った内容の教育もあり、まったく目線が違う、そういったことがこれまで「反日」「嫌韓」として現れていた。

だが、今回の選挙結果はそうした政治思想もへったくれもない。多くの前科者、疑惑まみれの者たちが当選したということは、「人としての常識」が「犯罪者でも国を任せられる」と判断したということなのだ。それは「だますほうが正義で、だまされるほうが悪」となってしまうのではないかと懸念するのは私だけだろうか。


photo by gettyimages© 現代ビジネス

同じ韓国籍を有して、こんなに恥ずかしい結果はこれまで生きてきた中で初めての思いだ。韓国に住む日本人からも「こんな社会で子供を育てるのが心配」という声を聞く。韓国の地方に住む韓国人に嫁いだ日本人は「子供のことを考えて日本に帰国しようと思っている。不景気や物価の高騰は我慢できるけど、正しいことを正しいと言えない国では子供の将来の価値観が心配」と話していた。

先日も私がSNSでこの結果を嘆いていると韓国人から「竹島がぁ〜」と言われたが、私は今回の選挙結果について一言も歴史観も竹島領土問題も話していない。ただただこの結果を出したことは民意であり、総意ならば、韓国の国民に嫌気がさしたという嘆きをつぶやいたのだ。もちろん常識人も多く存在する前提で話しているが、それでもやはり「犯罪者」が「正義」になってしまうことがまったく理解できないのは私だけだろうか。

女優との不倫疑惑、飲酒運転の前科に非難も…失速した韓国大統領候補は「対日強硬派」

2021/10/12 08:39

 【ソウル=上杉洋司】韓国の次期大統領選で、左派系与党「共に民主党」の公認候補に選出された 李在明イジェミョン ・京畿道知事(56)は、予備選当初の圧勝ムードから失速し、過半数を辛うじて超える得票率に終わった。過去の宅地開発など複数の疑惑の追及を受けたためで、来年3月9日の投開票に向け、党内で団結できるか不安を残す結果となった。李在明氏は、10日発表の一般の有権者を含む「選挙人団」の投票では、得票率が28・3%と、62・37%の 李洛淵イナギョン 元首相に惨敗した。予備選当初の得票の蓄積があったため、累計得票率は50・29%と過半数を超え、決選投票は何とか回避できた。李在明氏を悩ませたのは、ソウル近郊の城南市長時代(2010~18年)に推進した同市 大庄洞テジャンドン の宅地開発を巡る疑惑だ。官民合同事業に参加した企業が巨額の利益を得て、担当した市公社幹部が背任と収賄容疑で10月上旬に身柄を拘束された。李在明氏の側近とされる人物で、韓国メディアの報道は連日、過熱した。

 聯合ニュースによると、李在明氏は10日の候補選出後、「詳しく知らない国民が、『李在明が不法行為をしたのでは』と思った影響があるかもしれない」と語った。不正への関与は一貫して否定し、「保守メディアと野党による『李在明殺し』だ」と反論している。予備選で2位に終わった李洛淵氏の陣営は11日、予備選の無効票の集計方法を見直すべきだとして、決選投票の実施を求め、党の選挙管理委員会に予備選の結果に異議を申し立てた。予備選では、過去の疑惑も取り沙汰された。李在明氏は18年の京畿道知事選後、実兄の強制入院を巡る疑惑で虚偽の説明をしたとして、公選法違反で有罪判決を受けた。失職の危機を迎えたが、判決は最高裁で覆された。無罪意見を出した当時の最高裁判事が、退任後、大庄洞疑惑に絡む企業の顧問になっていたことが判明しており、この元判事に何らかの利益供与があったとの疑いが出ている。予備選では、女優との不倫疑惑や、飲酒運転の前科を巡っても、「道徳的に問題だ」と他候補から非難された。

対日強硬、文政権の路線継承か

【ソウル=上杉洋司】 李在明イジェミョン 氏は日本に対する強硬発言が目立つ政治家だ。政権を取った場合、元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)訴訟や慰安婦問題など日韓関係の懸案で、 文在寅ムンジェイン 政権の厳しい路線を継承する可能性があるが、具体的な対日政策は発表していない。

 李氏は7月2日、出馬表明直後の記者会見で、「私は日本を嫌いではないし、反感も持っていない」と前置きしつつ、朝鮮半島の分断状況について「侵略国家である日本が分断されるべきだった」と語った。

 城南市長時代の2016年には、慰安婦問題について「戦争に強制動員して体系的、長期的に朝鮮の女性に集団性暴力を加えた」との主張を展開している。


漢字を廃止してハングル文字のみにしたのが韓国のリテラシー低下を招いた。

数年前、韓国旅行に行った。ハングル文字を読むために「ハングル表」を密かに用意した。このように吾輩は韓国が好きなのである。博物館にも行った。李氏朝鮮時代の書物や仏教の経典、仏像を見てきた。仏像の顔立ちは面白いことに作られた民族の顔立ち(朝鮮人の顔)である。日本の仏像は平安・奈良時代の顔立ちであり民俗学の研究に役立つ発想かなと自画自賛した。博物館の見学時に疑問が発生して、通訳兼ガイドに質問。

この博物館の書物・文献(漢字)に書かれている文字を韓国の一般人は読めるの?

漢字廃止で不便はないの?などの質問を浴びせた。

漢字が語源の言葉(日本語が語源も)があり、深い理解には漢字が必要であると、そして、最近漢字教育も始めているとの説明。

戦後、米国の統治下で行われた焚書政策の結果が漢字廃止、ハングル文字のみの教育にしたのではないないだろうか。

その結果何が起こったのか。つまり、日本統治時代の30年間以外に李氏朝鮮時代の歴史・文化から知識から隔離現象を起こしているのである。

しかも、日本統治に協力したということで、知識人をほとんど親日反民族行為者として処罰するなどと言う「粛清」が行われている。

さて、ここまで言うと、秦時代を思い出すであろう。古代支那の秦代に発生した思想弾圧事件である。そうです、焚書坑儒が2000年の時代を経て朝鮮半島で行われたのである。

日本は第二次世界大戦後すぐに志賀直哉が「日本語を排してフランス語を国語とすべきである」などといった主張を唱えたことも一因となり、漢字廃止論は日本文化の劣等感から来るとの誤解を受けることがあるが、漢字により生じる非効率性の問題はアメリカやヨーロッパの事情を知る者には特に強く認められていた。結果として、日本は漢字使用を減らす政策がとられ、当用漢字が制定され、表音主義に基づく表記の改変などが国家規模の言語政策として行われている。漢字を廃止ない結果、昔の文献を読むことができて、過去の歴史も文献(漢文・古文。古典)から知ることが出来るのである。今回は、戦後の韓国政府の教育・文化政策の過ちを論じて現在の「韓国の識別理解力(リテラシー)低下の原因」に迫る。

 表題のリテラシーの低下の原因は漢字文化による知識の調査・分析ができないようにした焚書政策に起因すると吾輩は考える。李氏朝鮮時代の文献は漢字であり、ハングル文字による歴史書や文献は皆無であり、やはり、焚書政策日本文化の流入制限などによる隔離政策に起因することも否めない。

韓国での日本大衆文化の流入制限

大韓民国(韓国)における、日本の大衆文化の流入に対する規制を行い、日本に対するあこがれや親近感を根絶するための隔離政策をとり、恨日意識を植え付けさせたのである。日本と親しくなってはいけないのである。

大韓民国では、自国文化の保護のため、また大日本帝国の韓国併合とその後の日本統治時代(1910年-1945年)の影響による国民感情を害するとして、日本の漫画や映画、音楽(邦楽、J-POP)など、大衆文化を法令で規制してきた。「国民感情を害する」ではなく、「あこがれや親近感を持つと隔離政策効果が減衰する」ためである。

具体例としては、韓国のテレビ放送において日本語の歌詞を放送することの禁止、日本のテレビ番組を放送することの禁止等がある。しかし近年、それも徐々に制限を緩和しつつある。

今の韓国と日本の冷え切った関係は「米国・ソ連(支那)の分割して統治する政策」が奏功した結果であろう。「朝鮮人と日本人の良好な協力関係」を危惧しているのは、米国であり、支那であり、ロシアであろう。「朝鮮人と日本人の良好な協力関係」とは「大韓民国・日本の連合国」の復活であろう。

焚書坑儒の解説

古代中国の秦代に発生した思想弾圧事件。焚書は「書を燃やす」こと、坑儒とは「儒者を坑(穴)に生き埋めにする」を意味する。

『史記』秦始皇本紀によると、始皇34年(紀元前213年)、博士淳于越は郡県制に反対し、いにしえの封建制を主張した。丞相の李斯は、儒者たちがいにしえによって体制を批判していると指摘し、この弾圧を建議した。始皇帝はこの建議を容れて、医薬・卜筮・農事以外の書物の所有を禁じた挟書律」を制定した。

これにより、民間人が所持していた書経・詩経・諸子百家の書物は、ことごとく郡の郡守・郡尉に提出させ、焼き払うことが命じられた(焚書)。また、李斯は秦の史家によるものを除いたすべての史書も燃やすべきであると主張し、各諸派によって書かれた書物は、地域の官僚に処分をするよう命令が出された。儒教の経典である六経のうちの『楽経』はこの時失われ、漢代に五経として確立された。

翌212年、盧生や侯生といった方士や儒者が、始皇帝は独裁者で刑罰を濫発していると非難して逃亡したため、咸陽の方士や儒者460人余りを生き埋めにし虐殺した(坑儒)。ただし、その後も秦に仕えた儒者はおり、陳勝・呉広の乱が起きた際に二世皇帝胡亥が儒者の叔孫通に諮問している。

紀元前206年、漢の高祖劉邦秦を滅ぼしたが、依然として挟書律は現行法であり、その後恵帝4年(紀元前191年)11月になってようやく廃止された。また、『韓非子』和氏篇には商鞅に仮託して、挟書を政策として採用すべきだと議論しており、李斯の独創ではなく、戦国末期には法家によって提案されていた政策だった。

後世に魯迅は「華徳焚書異同論」において、ナチス・ドイツの焚書と比較して焚書坑儒は進歩的な行為だったと主張している。また文化大革命時には、「批林批孔」運動において、毛沢東焚書・坑儒を正当化する漢詩を詠じたが、後に中国共産党の公式見解の一つとされる席簡・金春明『「文化大革命」簡史』では、毛の漢詩を「表面的には歴史学者の学術書に対して反対意見を述べているようにみえるが、(中略)政治闘争の必要から書かれたものである」と述べている。

「訓民正音、モンゴル‘パスパ文字’の影響受けた」…高麗大教授


2008.11.18 14:030 글자 작게 글자 크게


『蒙古字韻』に出てくる‘パスパ文字’。 英国図書館(British Library)に所蔵されたこの本が国内で初めて影印本で登場した。

訓民正音とハングルに関する国粋主義的な研究は、この文字の制定とその原理・動機の真相を糊塗してきたと言っても過言ではない」。

国語学者のチョン・クァン高麗(コリョ)大名誉教授(68)は訓民正音の‘独創性’について、国内学界の主流とは異なる見解を示した。 訓民正音は創製の過程で、モンゴルの‘パスパ文字’を参照し、その影響をかなり受けたということだ。

パスパ文字とは、元の世祖フビライ・ハンがラマ僧のパスパ(八思巴)に命じて作り、1269年に頒布した文字だ。 漢字の発音とモンゴル語を記録できる文字として「蒙古新字」とも呼ばれる。 元の影響を大きく受けた高麗だけでなく、朝鮮初期の知識人はこのパスパ文字について相当な知識を身につけていたという。

チョン教授は「訓民正音(1443年創製)は174年先に作られたパスパ文字から多くの影響を受けた」と主張した論文を18、19日の国際学術大会で発表する。 韓国学中央研究院が主管する「訓民正音とパスパ文字国際学術ワークショップ」でだ。

チョン教授によると、パスパ文字は▽中国の漢字音を表記するための手段中国の伝統的な字音36字を基本に作られた▽母音の概念を込めた喩母字7つを導入したという点で、訓民正音に影響を与えたということだ。

「これまで多くの研究者らが『訓民正音は当時の韓国語の音韻を分析し、子音と母音を抽出してここに文字を一つひとつ対応させて作った』と誤解してきた」というのがチョン教授の立場だ。 言語学で音韻分析は19世紀に初めて提起された方法だ。 これを560年前に認識したというのは‘現代的な偏見’ということだ。

チョン教授は「初声(音節の最初に出る音)に該当する中国字音の36字を、パスパ文字は重複音を除いて31字に減らし、われわれは東国正韻23字と訓民正音17字で作った」と説明した。 こうした体系は元の末期に編纂された『蒙古字韻』で確認できるということだ。

チョン教授はこれを根拠に、訓民正音は当初、漢字音を表記するための発音記号として創製された、と考えている。 しかしこの発音記号としての有用性のため、創製直後に固有語の表記にも活発に使われたということだ。

訓民正音のいわゆる‘パスパ文字起源説’は海外の学界では広く受け入れられている。 しかし国内の学界では「パスパ文字」の解読能力が落ち、海外の学界ではハングルに対する誤解が重なり、混乱を起こしているというのが、チョン教授の指摘だ。

海外の学界では、「訓民正音は字の形もパスパ文字を巧妙に変形させて模倣したものだ」という主張も出ている。 しかしチョン教授は「発音器官を象形して作った訓民正音の自形自体は独創的なもの」という見解だ。 また‘・、ㅡ、ㅣ’の基本字を土台に初出字(ㅗ、ㅏ、ㅜ、ㅓ)と再出字(ㅛ,ㅑ,ㅠ,ㅕ)を作った中性(=母音)の制字原理は訓民正音の最も独創的な業績だと話す。

チョン教授は「訓民正音の母音はパスパ字の喩母音を参照したものだといっても、中声を独立させて初声とともに人類最初の字母文字を作ったのは事実」と評価した。

[寄稿]リテラシー「最下位」の韓国


5/12(水) 9:09配信ハンギョレ新聞
いくつかの総合日刊紙を隅々まで読んでいるが、株や不動産、自動車関連の記事はほとんど理解できない。空売り?180馬力?これらの単語が何を意味するのか、私には分からないが、自分の生活とほとんど無縁の話で、大きな不便はない。そう割り切っても、これはと思う表現はある。坪数だ。確かに広さを平方メートルで表記するのには理由があると思うが、私のように坪という単位に慣れてしまった人にとっては、25坪の方が分かりやすい。84平方メートルと言われても、どのくらいなのかイメージがわかない。自慢できることではないのは分かっている。ただ、世の中のすべての文章を理解するのは到底不可能なのだ。

 私のように字は読める文章が理解できない場合、「リテラシー読解記述力)が低い」という。空売り(short selling)という字は読めても、「投資対象である現物を所有せずに、対象物を(将来的に)売る契約を結ぶ行為」という文章は理解できない。リテラシーとは字を読む行為ではなく、文章を実際に理解する能力であり、人間の考え方を左右する。最近は文章だけでなく特定分野に対する認識として、エコリテラシーイメージリテラシー、メディアリテラシー、デジタルリテラシーなど多様な概念が登場している。

 文字の読み方文章の理解はまったく異なる。韓国はハングルのおかげで、非識字率1%以下の世界最高の識字国家だが、リテラシーの面ではその反対だ。調査時期や年代ごとに異なるが、リテラシーは経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち、最下位もしくは中間以下というのが一般的な見方だ(約20年前、最下位の統計があった)。韓国は“知識大国”とは程遠い。おそらく韓国社会のリテラシーを最も実感する集団は、生徒を教える教員たちであろう。小中高校だけではなく、大学も同じだ。教室崩壊講義室崩壊が起きて久しい。

 リテラシーの低さはコミュニケーションに直結するため、社会的葛藤の主な原因になる。社会的葛藤は、銃乱射人種差別に苦しむ米国内戦中の地域韓国いずれも深刻だが、韓国の場合は若干異なる様相を帯びている。他の国々は“本物”の社会的葛藤を経験している一方、韓国はリテラシー不足による無駄な消耗戦を行っている場合が多い。しかもそれを「進歩対保守」という内容で、いわゆる知識人層が主導しているから、さらに困ったものだ。

 リテラシーは人間の条件であり、“常識に基づく社会”の基礎だ。リテラシーの低さは共同体の存続を脅かし、知的二極化人間関係の困難など数多くの問題をもたらす。話が通じない社会に代案など存在しない。

分断体制とプラットフォーム資本主義

 分断体制の基盤は二分法であり、二分法は最もたやすく読解を不可能にする論理だ。言うまでもなく、韓国の低いリテラシーの根因は、分断植民主義にある。“建国”以来、そして現在までも韓国社会のリテラシーの基準外部だった。反米反北朝鮮親日(附逆)などと関連した言説が“命綱”であったり“反国家”であったりする社会で、果たしてリテラシーについて論じることができるだろうか国家保安法は、国家が個人に行使する暴力であるという点で、人間と知識の両方を圧殺してきた。しかし、色分け論国家保安法も、いまだに根強い生命力を誇っている。

 1965年3月、小説家のナム・ジョンヒョンは短編「糞地」を韓国の文芸誌「現代文学」に発表したが、作家も韓国当局も知らないうち、2カ月後に北朝鮮労働党機関紙「祖国統一」に転載された。作家は「忠一企業社」という中央情報部乙支路(ウルチロ)対共分室(共産主義者を取り調べる所)に連行され拷問を受けたあげく反共法違反で拘束された。作品と関連した作家の拘束は、日本の植民地時代にもなかったことだ。このように事実関係自体がでっち上げられる状況では、リテラシーが働く余地はないだろう。

 ひと昔の話ではない。私は、文在寅(ムン・ジェイン)政権でもこのように敵味方を分ける陣営論理が横行するとは思わなかった。政権のせいではない。これまで韓国社会に内在していた“無知の力”が個人の利害とかみ合って爆発したのだ。中央情報部時代、歌手ヤン・ヒウンの歌「叶わぬ愛」は放送禁止歌だった。「愛が叶わないという否定的な考え方」に基づいているというのが理由だった。そもそも理解するつもりなどないのだ。今は個人が自ら理解を拒否している。リテラシーのない社会では、それも金儲けの手段になる場合があるからだ。 こうした点で現在の韓国社会のリテラシーは、光復(日本の植民地からの解放)直後や、米軍占領期朝鮮戦争時代よりも後退した。

 話が通じない人との会話ほどつらいものはない。加えて、上下関係のためにそのような災いを避けられない時のストレスと怒りは体の免疫力すら低下させる。コミュニケーションがまったく不可能というのは日常になった。チョン・グァンフンやカン・ヨンソク、キム・オジュンなど、いわゆる「関種(クァンジョン:関心種者の略語、人々の関心を集めるために極端な行動をとる人)」と呼ばれる人たちは、自分の生計と名誉(?)のために、とんでもない発言で挑発を仕掛ける。彼らは虚言でお金を稼ぐ人たちだ。

 これと関連し「5行を超えるものは読みたがらないこどもたち」(ハンギョレ電子版、2019年8月13日付)が提示した代案を見てみよう。 「『ブックチューバー』(book+youtuber)が代わりに読んでくれるものよりは、子どもの手で直接紙の本を触ったり、声を出したりして、自ら本を読まなければならない」。重要な指摘だ。何かを学ぶ際には、体とテキストに触れ、それを感じ取って、体で覚えなければならない。ピアニストはピアノをただ見るのではなく、ピアノと一体化するまで弾く。一方、勉強は人が代わりにやっているのを見る時代になった。この対策を見つけるのは容易ではないかもしれない。プラットフォーム資本主義時代に電気(スマートフォン、コンピューターなど)や媒介を拒否する人は多くない。

 産業資本主義時代には、体を使って労働(勉強)をすることで、社会の構成員として認められた。得手不得手にかかわらず、労働は美徳であった。今は消費主体の時代だ。消費がすなわち労働である。オンライン空間に長く滞在しながら、自分の時間をポータルサイトに提供する消費行為が勉強(検索)になった。この大きな流れに逆らう気力があるだろうか。下方平準化が起きるのも無理はない。長文や少し不慣れな言い回しを目にするだけで、人々はストレスを感じる。根本的にリテラシーを高められる代案がないわけだ。違いがあるとすれば、それに向き合い補完しようとする社会がある一方、「情報技術(IT)大国」という言説で問題意識すらない社会があるだけだ。韓国は後者の代表的な国だ。

理解しようとする過程が融合

 「学問の漢字表記は『学問』である」、「シェイクスピアは俳優だった」、「『チャ山魚譜』には『シロザメ』と推定される魚類についての説明がある」。このように情報に近い文章は、リテラシーが問題になる余地が少ない。しかし、「古代に関する知識はほとんど近代に作られたものだ」、「女性と男性は実体ではなく社会的規範である」、「気候危機は自然を対象化した結果だ」、これらの場合はリテラシーの違いが出るだろう。

 通念に反し、リテラシーには知識の程度よりは価値観と態度が大きく影響する。初等教育の問題ではないということだ。学歴や学力とも無関係だ。男女や「フェミニストかアンチフェミニスト」を問わず、自分を知識人だと考える人はすでに読解の領域に入ることが難しい。先日、私は建設資本主義を批判し、空き家のリサイクルに関する文を書いたが、すぐに返ってきた反応は「要するに、オ・セフン(ソウル市長候補)に票を入れるなということですね?」だった。ある有名な男性知識人が性暴力加害者の肩を持つのを見かねて、被害者を助ける何人かと共にその男性を“説得”する手紙を書いたことがある。それを読んだ彼は、フェイスブックにこのように書いた。「大韓民国には私ほどのリテラシーを備えた人はいない。にもかかわらず、私にあなたたちの話が理解できないのだから、あなたたちに非があるのだ

 リテラシーは理解力である。しかし、その“理解”の意味からして非常に複雑な問題だ。何かを知る最も基本的な特徴は意味の移動、つまり差移と、流着の繰り返し、すなわち融合であるからだ。理解する過程ですでに変化が起きているため、理解は本来不可能である。だが、マルクスが死ぬ前に「私はマルクス主義者ではない」と言ったことを思い出せば、少しは慰めになるかもしれない。マルクス主義自体が教祖的に受け入れられやすく、彼はレーニンのような政治家ではなく、思想家だったため、しかも当時は修正主義をめぐる議論が拡大していたことから、「私のマルクス主義はどこに行ってしまったのか」と嘆いたかもしれない。

 リテラシーは、自分の価値観と無知に対する自己認識の問題だ。そのため、リテラシーを高める第一歩はエポケー(epoche、判断の留保)だ。「私は知らない」が何かを知ることの始まりだ。理解するためにはまず自分の理解力を疑わなければならない。もちろん、我々の体にはすでに多くの意味が蓄積されているため、無知という仮定のためには多大な努力が必要だ。知るという行為が重労働であるのも、そのためだ。

 ほんの少し時間の判断留保、その一瞬の時間がどのくらいになるかは分からない。何かを知るのは自らを進化させる行為であって、是非を判断する行為ではない。知識を情報と見なす人たちは「教え込もうとするが」、知る過程を見せてくれる人たちは「教わるよう導く」

筆者ㅣ 女性学研究者・文学博士。 物を書くことと読むことが好きだ。論文、批評、随筆、手紙、コラムなど文章のジャンルはないと思う。女性学研究者としての勉強の目的は、既存の論争構図と戦線を移動させることだ。フェミニズムと脱植民地主義の観点から韓国現代史を再解釈することに関心がある。携帯電話を使用しない。チョン・ヒジンㅣ 女性学研究者・文学博士 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)


2021-05-18
韓国の子は事実と意見を識別する能力が世界最低水準


韓国青少年は「デジタル理解力」OECDで「最下位」

韓国の学生たちは与えられた文章から事実と意見を識別する能力が最下位
情報信頼性評価もやっぱりOECD最下位、情報偏向判断教育も平均以下

[NEWSミーナ]韓国の青少年たちのデジタル情報理解力(デジタルリテラシー)が経済協力開発機構国際学習到達度評価(PISA)で底値を記録していることが分かった。
学校でインターネット情報の偏向性を判断する教育を受けたという割合も、OECD平均に及ばないことが分かり、生徒を対象にしたデジタルリテラシー教育の強化が必要であることが分かった。

「学校でデジタルリテラシー教育強化が必要」

経済協力開発機構が3日(現地時間)に発表した<PISA(ピサ)21世紀の読者:デジタル世界における分解力開発>報告書によると、韓国の満15歳の生徒(中学3年、高校1年)たちは詐欺性の電子メール(フィッシングメール)を識別する力量評価において、経済協力開発機構諸国の中で最も低い水準を記録して衝撃を受けている。

フィッシングメールの有無を識別し、情報の信頼性を評価するテストでは、デンマーク・カナダ・日本・オランダ・英国の学生が最も高い水準だった一方、韓国はメキシコ・ブラジル・コロンビア・ハンガリーなどとともに最下位集団分類された。

また、今年も韓国の学生たちは与えられた文章から事実意見識別する能力でも最下位を記録した。 経済協力開発機構加盟国の平均識別率が47%であるのに対し、韓国の学生は半分程度の25.6%にとどまり、最下位だった。

これと関連して「情報が主観的であるか偏向的なのか識別する方法について教育を受けたか」を尋ねる調査では、韓国は学校でデジタルリテラシー教育がきちんと行われていないことが明らかになった

この問題で、経済協力開発機構加盟国の平均は54%だったのに対し、韓国は半分以下(49%)で、平均より低かった。 オーストラリア・カナダ・デンマーク・米国などでは、7割以上の生徒が情報に偏っているかどうかを判断する教育を受けたと回答した。
今回の報告書は、経済協力開発機構が加盟国を中心に満15歳の学生を対象に3年ごとに実施する2018年の被写結果で、デジタルリテラシー関連内容を分析して作成された資料だ。(翻訳:みそっち)


韓国の学生は情報から「事実」と「意見」を区別する評価能力が低いという話


時事ネタ 海外 雑感
OECDは3年に1度、加盟国の15歳を対象に、学習到達度調査(PISA)として文章読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの調査を行っています。(「リテラシー」とはざっくり言うと「情報を理解、分析して適切に活用する能力」のような意味です)
OECDは「21世紀の新しい識字」として、単に文章を読むだけでなく、書かれた情報の信頼性を判断する能力の重要性を指摘しています。

直近では2018年に行われた調査の結果から、韓国の学生は読解力が高いにも関わらず、その情報の真偽や「事実」と「意見」の違いを評価する能力が低いことが分かったそうです。

ハンギョレの記事からです。


フィッシングメール分からない?...韓国青少年の「デジタル理解力」OECD底辺の「衝撃」

韓国の青少年たちのデジタル理解力(デジタルリテラシー)が経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査(PISA)で底値を記録していることが分かった。

経済協力開発機構が3日(現地時間)に発表した<PISA 21世紀の読者:デジタル世界における文章力開発>報告書によると、韓国の満15歳の生徒(中学3年、高校1年)たちは詐欺性の電子メール(フィッシングメール)を識別する力量評価において、経済協力開発機構諸国の中で最も低い水準を記録した。

読解力評価に重点を置いて行われた2018年のPISAで韓国は読解力の分野での点数がOECD平均(487点)より高い514点で上位圏(37ヵ国中5位)を記録したことが分かったが、今回の発表で韓国のデジタル識字力に関する教育が下位圏であることが分かった。

情報の信頼性を識別する調査は生徒らに対し、有名モバイル通信会社の名義を詐称したフィッシングメールを送った後、「フォーマットに合わせて利用者情報を入力すればスマートフォンがもらえる」というリンクに反応する態度を調査する形で行われた。事実と意見を識別するテストは設問を提示した後、5つの問題から評価する国語の試験形式で行われた。

OECDは報告書で「インターネットのお陰で誰でもジャーナリストや発行人になることが出来るが、情報の真偽を明確に区別しにくくなった」とし「21世紀の文章力は知識を自ら構築して検証する能力」と明らかにした。OECDは「情報が多くなるとほど読者は不明確さを探索し、観点を検証する方法が重要になる」と指摘した。

国内でも最近、文章力教育への関心が高まっている。映画評論家が<寄生虫>を紹介した短い文章で書いた「明徴」や「製織」という単語に対する反応と「三日」が「四日」と誤解される場合なども話題だった。

スマートフォンやソーシャルメディアを通じ、フェイクニュースや偽操作情報の影響力が増大し、コロナ19関連の間違った情報が早いテンポで広まっている中、ユーザ自らが情報の真偽を判別するデジタルリテラシーの必要性が高まっている。

韓国メディアではたびたび「機能的文盲」と話題になることがあります。文章は読めているのに、その「内容」が理解できない状態を指します。
この手の報道のときには、個々のケース(三日を四日と勘違いした、とか)については触れられるのですが統計データなどが示されたことはありませんでした。しかし今回のPISAの結果を見るに、読めていないわけでも理解できていないわけでも無いようなので「機能的文盲」ではないのかもしれません。
読めている、理解できている...でもその情報が「事実」なのか「根拠」は何かなど、論理的に情報を整理出来ないということではないでしょうか?
もしそうなら媒体がデジタルかどうかは関係ありませんね。「デジタルリテラシー」以前に、少し前に日本で流行った「ロジカルシンキング」や「クリティカルリーディング」の訓練で改善される可能性が高いように思います。(そういう意味では記事の視点もズレてますね)

また語彙力低下により、その単語の意味後の文章に「どのように影響しているのか?」が把握できないために文章全体の構成が掴めない、といった可能性もあるのかもしれません。

このことから韓国人(青少年に限定せず全体的に)の文章理解の特徴として、文章から「事実」を読み取る能力が低いという仮説が立てられます
慰安婦」「徴用工」...最近では福島の処理水放流に至るまで、日本側が「事実」として提示する情報がことごとく伝わらないのもこのせい?と思えなくもないですね。

ちなみに日本の結果は...読解力504点(11位)、数学的リテラシー527点(1位)、科学的リテラシー529点(2位)となっています。
2012年以降、読解力が右肩下がりで落ちています。読解力は9段階評価なのですが、最低レベルの1に分類された低得点者の割合が有意に増えているそうなので、その点少し気になりますね。

韓国の子は事実と意見を識別する能力が世界最低水準


The road to hell is paved with good intention.
地獄への道は善意で舗装されている。

この言葉は、我那覇真子氏の動画「街角の募金活動に御用心 貴方の寄付がアメリカを滅ぼす」の中で比喩として言った諺である

To be continued ! See you later !


参考文献・参考資料

「韓国はもう終わった」「日本にもう帰国する」、韓国総選挙「まさかの結果」で”悲鳴”が止まらない…! 韓国「異常事態」でいま起きている「本当のこと」 (msn.com)

政治講座v61「恨国の識別理解力(リテラシー)低下の原因」|tsukasa_tamura (note.com)

女優との不倫疑惑、飲酒運転の前科に非難も…失速した韓国大統領候補は「対日強硬派」 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

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