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政治講座ⅴ712「両者はもう和解の目はない、戦争の激化」

ロシアは当初ウクライナ侵攻を短期間で終わらせようと目論んでいたが、当てが外れて長期戦に突入した。長期戦になると経済力も戦争維持に必要になる。GDPで韓国より下位のロシアは欧米列強から経済制裁を受けて、経済的にも疲弊してきている。一方のウクライナは兵器の軍事支援を受けて、各国からも経済支援を受けている。もう勝敗の行方は見えてきている。これで自暴自棄となり核兵器を使ったら、ロシアの国家は解体へと進むこと確実であろう。ロシアの敗戦はロシアから北方領土の奪還の機会である。

       皇紀2682年12月22日
       さいたま市桜区
       政治研究者 田村 司

露、パトリオット供与に反発 配備前に攻撃激化も

産経新聞
米国がウクライナに地対空ミサイルシステム「パトリオット」の供与を含む追加軍事支援を発表したことにロシアは反発している。ロシアはパトリオットが配備され、自軍のミサイル攻撃の有効性が低下する事態を危惧しているとみられる。露軍がパトリオットの配備前にミサイル攻撃を激化させたり、パトリオットミサイルの枯渇を狙いドローン(無人機)や旧式ミサイルによる攻撃を増やしたりする恐れがある。

ペスコフ露大統領報道官は21日、パトリオットの供与について「紛争の激化を招き、ウクライナに良いことは何ももたらさない」と非難。ウクライナのゼレンスキー大統領の訪米に関しても、ロシアとの停戦交渉を拒否するウクライナの姿勢に前向きな変化を与えないとの見通しを示した。

パトリオットの供与を巡っては、露外務省のザハロワ報道官も15日、「配備されれば露軍の正当な攻撃目標になる」と警告した。

露軍は10月以降、ウクライナの電力インフラを標的とした大規模なミサイル攻撃やドローン攻撃を激化。ウクライナ軍の兵員輸送や兵器生産を妨害するとともに、国民の戦意をくじく思惑だとみられている。しかし、高性能の防空ミサイルであるパトリオットがウクライナに配備されれば、ミサイル攻撃の有効性が大きく低下するのは確実だ。

ウクライナ軍がパトリオットの習熟訓練を終えて実戦配備する前に、露軍がミサイル攻撃をさらに激化させ、インフラの徹底破壊を狙う恐れは拭えない。

また、米英国防当局によると、露軍は高精度ミサイルが枯渇しつつある。露軍が最近、イラン製とされる自爆ドローンや旧式ミサイルの使用を増やしているのも高精度ミサイルを温存するためだとみられている。

パトリオットミサイル1発当たりの価格は日本円で数億円とされ、無制限には使用できない。パトリオットが実戦配備された場合、露軍は安価な自爆ドローンや旧式ミサイルでパトリオットを「無駄打ち」させた後、高精度ミサイルで重要目標を破壊するという戦術をとる可能性がある。

ゼレンスキー氏、奪還決意 領土主権「妥協せず」

共同通信社 -

 【ワシントン共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、米ホワイトハウスを訪問し、バイデン大統領と会談した。会談後の共同記者会見で、ロシアとの「公正な平和」はウクライナの主権や領土で妥協することではないと強調。全土奪還への決意を表明した。バイデン氏は米軍の主力地対空ミサイルシステム「パトリオット」供与を含む軍事支援を伝達。ロシアの侵攻が続く限り「確固たる支援」を続けると約束した。


米ホワイトハウスで会談するバイデン大統領(右)と
ウクライナのゼレンスキー大統領=
21日(ゲッティ=共同)© KYODONEWS


 ゼレンスキー氏は2月24日の侵攻開始後、初めての出国。今回の軍事支援は18億5千万ドル(約2440億円)規模で、会談ではこれまでの米国の支援に謝意を表明した。


ゼレンスキー氏(左)を出迎えるバイデン米大統領
=21日、ホワイトハウス(AP=共同)© KYODONEWS


21日、米ワシントンに到着したウクライナのゼレンスキー大統領
(ウクライナ大統領府提供・ゲッティ=共同)© KYODONEWS



米議会で演説するウクライナのゼレンスキー大統領
=21日、ワシントン(AP=共同)© KYODONEWS

プーチン氏「すべての目的は達成」 国防省会議で見えた強気と不安

朝日新聞社 - 

 ロシアのプーチン大統領は21日、ロシア国防省の幹部らが参加した拡大会議で、「すべての目的が達成されることに疑いはない」と述べ、ウクライナ侵攻での勝利を目指す考えを改めて示した。ただ、ウクライナ政府を批判し、核戦力を誇示する一方、兵士の待遇改善や国民の声を聞くように幹部に求めるなど、ロシア社会に広がる不安を意識した発言も目立った。


モスクワで2022年12月21日、ロシア国防省の会議で演説する
ロシアのプーチン大統領=ロイター© 朝日新聞社


 会議は国防省幹部やロシア軍の司令官らが参加。プーチン氏は「国中が軍に注目し、成功と幸運を祈っている」と述べ、ウクライナ侵攻などで成果を得ると信じていると訴えた。

 ウクライナ政府が「ネオナチ」を国策にしていると一方的に主張。「ウクライナの人々を兄弟民族だと思っている」としながらも、「第三国(欧米)がロシアの世界を崩壊させようとしてきた」などと侵攻の責任を転嫁した。

「極めて困難な状況」ロシア・プーチン大統領 一方的併合のウクライナ4州について発言

TBS NEWS DIG - 昨日 12:12

ロシアのプーチン大統領は一方的に併合を宣言したウクライナの4つの州の親ロシア派トップらを「祖国に貢献した」として表彰しました。


「極めて困難な状況」ロシア・プーチン大統領 
一方的併合のウクライナ4州について発言© TBS NEWS DIG


【動画】「極めて困難な状況」ロシア・プーチン大統領 一方的併合のウクライナ4州について発言

一方で治安当局者に向けたビデオメッセージでは、この4州について「極めて困難な状況だ」と発言。ロシア軍がへルソン州の州都から撤退を余儀なくされるなど厳しい戦況になっていることを認めました。

ロシア指導部、ウクライナへの冬季攻勢で意見対立 米高官

AFPBB News -

【AFP=時事】米高官は20日、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、冬季攻勢を仕掛けるべきかどうかロシア指導部内で意見対立が生じているとの見方を示した。ウクライナ側は、ロシアが首都キーウ掌握を再び試みる可能性があると警戒している。

ロシア指導部、ウクライナへの冬季攻勢で意見対立
米高官© Sameer Al-DOUMY / AFP



ロシア指導部、ウクライナへの冬季攻勢で意見対立
米高官© Ionut IORDACHESCU / AFP


 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は軍上層部に対し、ウクライナ侵攻の今後について「短期および中期」計画を提出するよう要求したと公言している。


ロシア指導部、ウクライナへの冬季攻勢で意見対立
米高官© Dimitar DILKOFF / AFP


 米高官は匿名を条件にAFPに対し、ロシア指導部内の一部はウクライナでの攻撃続行を望んでいる一方で、ロシア側にその実行能力があるかどうか疑問視する声もあると明かした。


ロシア指導部、ウクライナへの冬季攻勢で意見対立
米高官© Sameer Al-DOUMY / AFP


 その上で同高官は、もし侵攻の様子に変化があれば、米国は迅速に対応すると明言。さらに、米国はウクライナに対し、今後も「ロシアの侵攻から効果的に自衛する手段」を可能な限り提供していくとの方針を示した。


ロシア指導部、ウクライナへの冬季攻勢で意見対立
米高官© Dimitar DILKOFF / AFP


 またウクライナ側について同高官は、気象状況を理由に領土奪還に向けた反攻を緩める意図はないとし、「ロシア側はこの点も勘案しなければならないと思う」と述べた。


ロシア指導部、ウクライナへの冬季攻勢で意見対立
米高官© Sameer Al-DOUMY / AFP


 ウクライナ軍司令部は、ロシア側が地面の凍結を待って大規模攻勢を仕掛ける準備を進めており、キーウ掌握も企図していると警戒を示している。(c)AFP


ロシア指導部、ウクライナへの冬季攻勢で意見対立
米高官© Sergei SUPINSKY / AFP


【翻訳編集】AFPBB News


ロシア指導部、ウクライナへの冬季攻勢で意見対立
米高官© Sergei SUPINSKY / AFP


参考文献・参考資料

露、パトリオット供与に反発 配備前に攻撃激化も (msn.com)

ゼレンスキー氏、奪還決意 領土主権「妥協せず」 (msn.com)

プーチン氏「すべての目的は達成」 国防省会議で見えた強気と不安 (msn.com)

「極めて困難な状況」ロシア・プーチン大統領 一方的併合のウクライナ4州について発言 (msn.com)

ロシア指導部、ウクライナへの冬季攻勢で意見対立 米高官 (msn.com)

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