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政治講座ⅴ1128「北朝鮮の衛星ロケットは失敗か?」

 国民・人民が餓死する国内事情にかかわらず、ロケット・ミサイル開発に勤しみ、権力と我が身の保身ばかりで、やせ細った人民・国民に比べて、栄養満点で丸々太った姿のアンバランスには、異常さを感ぜずにはおられない。このような国になぜクーデターが起こらないのであろうか。粛清という恐怖政治で締め付けるお国柄のなせる業であろうか。『地上の楽園』という言葉に騙されて日本から北朝鮮に移住して貧困生活を強いられたことが世界中で知られている。衛星ロケットを打ち上げる国力が無いのに夢物語だけで、国民の胃袋は夢では満たせないのである。旧ソ連は社会主義実験は失敗に終わった。北朝鮮はやはり繁栄に到達せずに奈落の底へ落ちてしまった。国民の生活・生命・財産を守らず、指導者だけが裕福な良い生活と贅沢をするのが共産主義(社会主義)の本質であろうか。今回は報道記事からその内容を紹介する。

     皇紀2683年6月3日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

米、北朝鮮の衛星打ち上げ「防衛措置、講じる」 日米防衛相会談

毎日新聞 によるストーリー • 昨日 20:20

栄誉礼を受けるオースティン米国防長官(右端)と浜田靖一防衛相(右から3人目)=東京都新宿区の防衛省で2023年6月1日午前9時17分、源馬のぞみ撮影© 毎日新聞 提供

 浜田靖一防衛相は1日、来日中のオースティン米国防長官と防衛省で会談した。北朝鮮の「軍事偵察衛星」打ち上げを強く非難し、再打ち上げに備え緊密に連携していく方針を確認。オースティン氏は「核の傘」を含む「拡大抑止」を巡り、米国の日本への「コミットメント(関与)は揺るぎない」と改めて表明した。

 浜田氏は会談後の共同記者会見で、北朝鮮が早期の再打ち上げを目指していることを受け「一致して迅速に行動できるよう、日米、日米韓でさらに緊密に連携していく」と強調。オースティン氏は「(日韓の)同盟国を防衛するため、全ての措置を講じる」と語った。

 両氏は会談で、拡大抑止の信頼性強化に向け「議論を一層強化していく」方針で一致。日本の反撃能力(敵基地攻撃能力)の効果的な運用についても協議し、中露の極超音速兵器への対抗手段の共同開発などで協力していくことも確認した。

 台湾海峡の平和と安定や、両岸問題の平和的解決の重要性も確認。併せて中国との「率直な対話」が重要だとの認識も共有した。オースティン氏は会見で、シンガポールで2~4日に開かれるアジア安全保障会議(シャングリラ会合)に合わせて模索した米中国防相会談が中国側に拒否されたことに関し、「残念だ」としつつ「危機回避のため定期的な対話が極めて重要だ」と強調した。

 岸田文雄首相も1日、首相官邸でオースティン氏と会談し、「地域の平和と安定確保に向けて日米で力を合わせて取り組んでいきたい」と語った。【源馬のぞみ】

北朝鮮のミサイル警戒情報共有、年内開始へ 日米韓防衛相会談

毎日新聞 によるストーリー • 26 分前

日米韓防衛相会談に臨む(左から)浜田靖一防衛相、オースティン米国防長官、韓国の李鐘燮国防相=シンガポールで2023年6月3日、源馬のぞみ撮影© 毎日新聞 提供

 浜田靖一防衛相、オースティン米国防長官、韓国の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防相は3日、シンガポールで会談した。日米韓防衛相会談は2022年6月以来で1年ぶり。

 李氏は会談終了後、「北朝鮮のミサイル警戒情報のリアルタイム共有システムを年内に稼働させるため、実務協議をしていくことにした」と記者団に明らかにした。聯合ニュースが伝えた。

 また、李氏は「3カ国首脳による合意事項を積極的に履行し、安保協力の水準をさらに高めていくことで一致した」とも述べた。北朝鮮が5月31日に打ち上げた「軍事偵察衛星」についても議論したもようだ。【ソウル坂口裕彦、シンガポール源馬のぞみ】

朝鮮・開城で餓死者続出 金正恩氏が幹部ら派遣

2/6(月) 15:42配信

昨年9月、韓国北部の統一展望台から眺めた北朝鮮(資料写真)=(聯合ニュース)

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の中では生活水準が比較的高いとされてきた南部の開城市で、餓死する人が続出しているようだ。
 金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が先月2度も幹部や側近を現地に派遣し、実情を把握するとともに人々の不安をなだめようとしたが力不足だったと、北朝鮮情報筋が6日伝えた。
 北朝鮮が今月後半以降に朝鮮労働党中央委員会総会を開いて農業対策を話し合うのも、こうした状況が背景にあるとみられる。
 情報筋によると、近ごろ開城では毎日数十人の餓死者が出ている。厳寒も相まって暮らしが立ち行かず、自殺者も多いとされる。  
 報告を受けた金正恩氏は、先月中旬にようやく幹部を開城に派遣した後、同市を対象に「2月から食糧を国定価格の半分で配給すること」と指示した。
 だが混乱が深まったことから、先月末に側近を現地に送り、「無償配給」に変更したという。  
 さらに各地方当局に対し、今月から「配給量のうち一部を返上せよ」という指示があった。開城市での無償配給によって減った食糧備蓄を補充する措置とみられる。
 北朝鮮メディアが「愛国米の献納運動」に言及することも増えた。農民に献納を呼び掛けたり、地方や中央機関幹部の穀物献納のニュースを伝えたりしている。
 情報筋は開城市について「党中央が直接管理する『特別市』で、『労働者も車に乗っている』と言われ、北朝鮮住民からうらやまれる都市」とした後、「開城の悲劇が北の内部に与えた衝撃は非常に大きい」と伝えた。
 韓国政府当局は、北朝鮮が金正恩氏の指示で昨年末、市場を締め出して穀物の生産と流通を統制する「新糧穀政策」を打ち出して以降、食糧調達に深刻な問題が起きているとみているようだ。
 政府関係者は「食糧安定に使うべき財源を核とミサイル挑発につぎ込んでおり、第2、第3の開城の悲劇が憂慮される」と述べた。
 北朝鮮メディアによると、党は2月後半以降に中央委員会総会を開き、「切迫した焦眉の課題」として農業問題を取り扱うことにした。
 通常は年1~2回しか開催しない中央委員会総会を、前回から2か月ほどで再び開くことになる。
 それだけ北朝鮮の食料難が深刻で、喫緊の課題であることをうかがわせる。  韓国農村振興庁によると、2022年の北朝鮮の食糧収穫量は451万トンで前年に比べ約3.8%減少した。国連食糧農業機関(FAO)は昨年7月、北朝鮮を外部からの食料支援が必要な国に再指定した。Copyright2023YONHAPNEWS. All rights reserved.


ここまで飢えが…北朝鮮「山奥の洞窟」で起きた衝撃事件

高英起デイリーNKジャパン編集長/ジャーナリスト

2022/4/23(土) 18:02

食事の準備をする北朝鮮軍の兵士(アリランday)

 最近、北朝鮮の主要都市で餓死者が発生するなど、北朝鮮の食料状況がかなり深刻な様相を呈している。コロナ鎖国により中国から食糧が輸入されないものはもちろん、肥料が入ってこなくなり、農業にも深刻なダメージが出ている。

 今年1月中旬から北朝鮮と中国を結ぶ貨物列車の運行は再開されたものの、それを通じて入ってくる食糧は主に特権層への配給用で、一般庶民の口には入らない。

 そんな中、韓国デイリーNKは今月初め、3人の北朝鮮国民とのインタビューに成功した。咸鏡北道(ハムギョンブクト)会寧(フェリョン)のリさん(50代)、両江道(リャンガンド)普天(ポチョン)のパクさん(30代)、慈江道(チャガンド)(チャソン)のキムさん(40代)は、いずれもかつては密輸などで北朝鮮国内では比較的豊かな暮らしをしていた地域に在住しているが、今では状況が非常に厳しいと声を揃えた。

 リさんの場合、複数の隣人が「食べるものを分けてくれ」と穀物を借りに来たが、それからしばらくして家の煙突から煙が出なくなったと証言した。つまり、餓死したということだ。
 キムさんの場合、今年1月から3月の間に、地元の慈城で40人、隣接する和坪(ファピョン)で10人の餓死者が出たと証言した。これは公の機関が集計したもので、キムさんはそれを偶然耳にしたという。
 パクさんの住む地域でも、状況は似通っている。
 「人民班(町内会)が行方不明の通報をしても、安全部(警察署)は発見に至らなかったが、山奥の洞窟で悲惨な有様で死んでいる家族が次々に発見された」(パクさん)
(参考記事:北朝鮮「骨と皮だけの女性兵士」が走った禁断の行為
 このような状況下、当局はどのような対策を打ち出しているか。この問いに対し、3人が挙げたのは「自力更生」だ。
 つまり、地域住民が近隣に目を配り、煙突から煙が出ていない――つまりは食事の準備をしている様子のない家を見たら、たずねて行って事情を聞き、助け合おうと呼びかけているという。
 これはつまり、当局は食料配給などの措置を取らず、対策を住民に丸投げしているということだ。
 朝鮮労働党会寧市委員会や人民委員会(市役所)の役人は地域を周り、「飢えている世帯を把握せよ」と講演をするばかりだと、リさんは伝えた。
 例年なら、麦の収穫が始まる初夏になれば、食糧事情はいくぶん落ち着くが、住民の間では「状況は改善しないだろう」と悲観的な話が聞かれるという。
 「苦しい人々の間では、『子どもにトウモロコシ飯に味噌だけでも1日3食食べさせられれば、安心して死ねる』との話が交わされている」(キムさん)
 一方、パクさんは、コチェビ(ストリート・チルドレン、ホームレス)が急増したことについて触れた。
 「市場にあるころからコチェビが増え、糾察隊が全部追い出したのだが、今ではどこかに姿を消してしまった」(パクさん)
 北朝鮮が2020年1月、新型コロナウイルス対策として国境を閉ざして以降、同国内の様子を把握することは極めて難しくなっている。経済難と食糧難に苦しむ国民の現状は、どこまで苦しいものになっているのだろうか。

北朝鮮の食糧不足、致命的悪化の瀬戸際 専門家が警告

2023.03.05 Sun posted at 17:04 JST

飢饉の再来か、北朝鮮の食糧危機が深刻化

韓国・ソウル(CNN) 北朝鮮の慢性的な食糧不足に対する懸念が高まっている。一部の専門家によれば、既に1990年代の飢饉(ききん)以来となる最悪の状況に達しているという。
 「苦難の行軍」として知られる当時の飢饉では、数十万人の餓死者が出た。これは当時の人口2000万人強の3~5%と推計される。
 貿易データや衛星画像、国連及び韓国による評価はいずれも北朝鮮の食糧供給が現時点で「人間に最低限必要な量を下回っている」ことを示唆する。ピーターソン国際経済研究所の調査アナリスト、ルカス・レンヒフォケラー氏はそう明らかにした。
 仮に食料が平等に配分されても「飢えに関連する死者は出るだろう」と同氏。元々エリートと軍が優先される北朝鮮で、そうした措置が取られることはほぼ考えられない。
 
韓国の当局者らもこうした評価に同意する。同国政府は最近、北朝鮮の一部地域で餓死者が出ているとの見解を発表していた。国が孤立状態にあるためこれらの主張を裏付ける確たる証拠を得るのは困難だが、評価自体に疑義を呈する専門家はほとんどいない。
 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以前の段階でさえ、北朝鮮の人口の半数近くは栄養不良の状態に陥っていたと国連食糧農業機関(FAO)は指摘する。
 感染対策を念頭に置いた3年にわたる国境の封鎖と隔離状態は、事態を悪化させただけだった。

北朝鮮食料難で餓死者が例年の3倍 自殺も増加=韓国情報機関

5/31(水) 20:59配信

北朝鮮は31日、軍事偵察衛星の打ち上げを行ったが失敗した。北朝鮮の打ち上げのニュースが流れるソウル駅の待合室の様子=(聯合ニュース)

【ソウル聯合ニュース】韓国情報機関の国家情報院(国情院)は31日の国会情報委員会で、北朝鮮の食料難が深刻化し、餓死者が例年の3倍に急増したと報告した。同委の与党幹事が伝えた。  国情院は北朝鮮のトウモロコシの価格が昨年1~3月期より約6割、コメの価格は3割上昇し、金正恩(キム・ジョンウン)政権発足後で最高を記録したと報告。これにより餓死者が例年の3倍に達し、自殺者も昨年より4割ほど増加したとの見方を示した。  また「凶悪犯罪が昨年同期の約100件から300件ほどに増加し、物資を奪うために手製爆弾を投げつけるなど大規模な組織化した犯罪も発生している」と報告した。  新型コロナウイルスに関連しては、5月に中国との列車運行を1日1回から2回に増やしたが、5月に入り平壌で発熱者が続出し、一部で移動を制限していると伝えた。中国との国境開放時期を決めるのにも頭を悩ませているという。

中国から望遠レンズでとらえた北朝鮮の素顔 リアルな市民の暮らしが見える

北朝鮮インテリジェンス更新日:2021.04.02 公開日:2021.04.02

北朝鮮の木炭車=姜東完教授提供

北朝鮮の国営メディアからは、今日も勇ましい言葉ばかりが流れてくる。金正恩朝鮮労働党総書記を尊敬する党幹部、5カ年計画の目標を必ず達成すると意気込む労働者等々。スーパーには様々な食品が並び、人々は幸せそうに暮らしている。実際の北朝鮮の人々はどんな暮らしを送っているのか。韓国・東亜大学の姜東完(カン・ドンワン)教授が中朝国境地帯で撮影した北朝鮮の姿を紹介する。今回は、日常の生活風景を伝える。(牧野愛博、写真は姜教授提供)

姜教授は10年ほど前から、中国をたびたび訪問。北朝鮮の研究者として、少しでも人々の生活の実態を知りたいと考え、望遠レンズを使って、中朝国境を流れる鴨緑江と豆満江越しに数キロ以上離れた北朝鮮の実情を撮影してきた。これまで計46回にわたり、ユーチューブ「平壌の外の北韓、中朝国境探査」を公開。昨年12月には写真集『平壌882・6キロ』を発表した。

 正恩氏の祖父、金日成主席はかつて、北朝鮮が目指す姿について「瓦屋根の家に住み、絹の服を着て、白米のご飯と肉のスープを食べる」と説明した。この目標は1948年の建国後、70年以上が経った現代でも達成されていない

姜教授が撮影した写真から、まず浮き彫りになるのがボロボロになった社会基盤だ中朝国境沿いの都市や村落の道路はほとんど、舗装されていない。ガラスがないのか、ビニールで窓を覆ったアパートや住宅もみえる。


中朝国境沿いにある北朝鮮の住宅。一軒に複数の世帯が住んでいる=姜東完教授提供

北朝鮮で「ハーモニカ住宅」と呼ばれる長屋も数多く存在する。外観は、横長の一軒家だが、入り口が3カ所も4カ所もある。異なる世帯が壁一つ隔てて暮らしている。姜教授は「トイレは屋外の共用施設を使う。風呂もない」と語る。


中朝国境沿いの北朝鮮の村落=姜東完教授提供

水道もほとんど整備されていない。ほとんどの村落には、いくつかの小さな共同井戸が設置されている。軍人や子ども、女性などが次々に訪れ、バケツに水をくんで持ち帰っていた。姜教授は「川を風呂代わりに使い、野菜などを洗うこともある。衛生状態は劣悪で、伝染病がたびたび発生する原因のひとつになっている」と語る。

中朝国境を流れる鴨緑江沿いにある北朝鮮の村。様々な人が共同の井戸(中央)を利用していた=2019年7月、姜東完教授提供

そして、北朝鮮の人々を悩ませているのが、慢性的なエネルギー不足だ。村落では現代でも、牛車が重要な運搬手段として使われている。北朝鮮では牛は貴重な労働力でもあり、許可なく殺処分にすると罰せられるという。乗用車の姿はあまり見えず、木炭車も使われている。

鴨緑江近くの村落では、足を使う杵で、穀物を一生懸命ひいている女性たちの姿があった。北朝鮮の農作物の収穫量が上がらない原因のひとつに、自動化が遅れ、今でも人力に頼った農作業が挙げられている

中朝国境を流れる鴨緑江沿いの北朝鮮の農村。女性たちが足を使う杵で穀物をついていた=姜東完教授提供

北朝鮮の電力難は深刻だ。主力の水力発電が冬季になると凍結によって発電量が落ちるほか、施設の老朽化が著しい。金正恩氏は2月の党中央委員会総会で、電力をさらに増産するよう指示したが、めどは立っていない。


参考文献・参考資料

米、北朝鮮の衛星打ち上げ「防衛措置、講じる」 日米防衛相会談 (msn.com)

北朝鮮のミサイル警戒情報共有、年内開始へ 日米韓防衛相会談 (msn.com)

北朝鮮・開城で餓死者続出 金正恩氏が幹部ら派遣(聯合ニュース) - Yahoo!ニュース

ここまで飢えが…北朝鮮「山奥の洞窟」で起きた衝撃事件(高英起) - 個人 - Yahoo!ニュース

北朝鮮の食糧不足、致命的悪化の瀬戸際 専門家が警告(1/3) - CNN.co.jp

北朝鮮食料難で餓死者が例年の3倍 自殺も増加=韓国情報機関(聯合ニュース) - Yahoo!ニュース

在日朝鮮人の帰還事業 - Wikipedia

中国から望遠レンズでとらえた北朝鮮の素顔 リアルな市民の暮らしが見える:朝日新聞GLOBE+ (asahi.com)

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