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政治講座ⅴ731「軍事的威嚇で米韓はしり込み?」

軍事的威嚇に委縮する姿勢を見せると、一気に攻め入る可能性が大きい。中国の内政問題で人民の非難の矛先を外に向けさせる必要性が出てきたとみるべきであろう。色々な威嚇が武力衝突に発展する可能性は捨てきれない。

          皇紀2682年12月29日
          さいたま市桜区
          政治研究者 田村 司

中国・北朝鮮〝連携〟で軍事的威嚇か 台湾周辺を飛行 韓国領空を侵犯、首都ソウル上空に侵入も 専門家「米軍見据えた陽動作戦の可能性」

昨日 15:30

習近平国家主席率いる中国と、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の北朝鮮が26日、異例の軍事的威嚇を強行した。中国軍機71機が同日早朝まで台湾周辺で活動し、うち47機が台湾のADIZ(防空識別圏)に一時進入した。北朝鮮の無人機計5機も同日午前、韓国の領空を侵犯し、一部は首都ソウル上空に侵入した。中国と北朝鮮が連携した可能性もありそうだ。

台湾の国防部(国防省に相当)によると、台湾のADIZに進入した中国軍機47機の多くは台湾海峡の暗黙の「休戦ライン」中間線を越え、台湾側を飛行したという。一歩間違えれば、戦争になりかねない危険な行動といえる。

台湾・中央通信社の運営する日本語サイト「フォーカス台湾」は26日、飛来した中国軍機について、戦闘機「殲16」18機、「殲11」12機、「殲10」6機、「スホイ30」6機、軍事用ドローン「彩虹4号」1機、対潜哨戒機「運8」1機などと報じた。ナンシー・ペロシ米下院議長が訪台した8月上旬にも、中国軍は同様の威嚇を行ったが、当時確認された軍用機は1日当たり66機で、今回の方が多かった。

一方、韓国では26日午前10時25分ごろ、北朝鮮の無人機5機が南北の軍事境界線を越え、韓国の領空を侵犯した。北朝鮮無人機の領空侵犯は2017年以来。韓国軍は100発超の射撃を行ったが、撃墜できなかった。

無人機5機のうち1機はソウルに飛来し、約3時間も飛行した後、軍事境界線の北側に戻った。残る4機は、仁川(インチョン)国際空港の北方、江華島(カンファド)に飛来した後、位置を確認できていない。

中国軍は25日から、台湾周辺の海空域で統合軍事演習を実施していた。中国と北朝鮮が示し合わせて軍事的威嚇をした可能性はあるのか。

福井県立大学の島田洋一教授は「中国と北朝鮮が、台湾と韓国の背後にいる米軍を見据えた陽動作戦として、中国軍機による台湾ADIZ進入に合わせて、北朝鮮の無人機を韓国に飛来させた可能性は十分にある。来年1月から米下院の主導権を、東アジア向けの装備充実を主張する共和党が握るため、その前に米国を牽制(けんせい)する狙いもあったのではないか。中国と北朝鮮、ロシア、イランも加えた4カ国が連動して動いてくる可能性を想定し、日本も備えなければならない」と話した。

参考文献・参考資料

中国・北朝鮮〝連携〟で軍事的威嚇か 台湾周辺を飛行 韓国領空を侵犯、首都ソウル上空に侵入も 専門家「米軍見据えた陽動作戦の可能性」 (msn.com)

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