政治講座ⅴ795「ブルータス、お前もか!機密文書の管理」
回顧録などの著書の資料として保管していたのかと疑いたくなる。トランプ氏・バイデン氏・ペンス氏と続いているが次はだれだろうか。報道記事から紹介する。
皇紀2683年1月26日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
ペンス氏宅からも機密文書 トランプ氏らに続き、ずさん管理浮き彫り
毎日新聞 -
米CNNテレビは24日、中西部インディアナ州にあるペンス前副大統領(共和党)の自宅から副大統領時代の機密文書が見つかったと報じた。ペンス氏側は国立公文書記録管理局(NARA)に通報し、NARAから連絡を受けた司法当局が文書を回収した。トランプ前大統領(共和党)、バイデン大統領(民主党)に続いて機密文書の外部持ち出しが発覚し、ずさんな管理の実態が浮き彫りになった。
CNNによると、ペンス氏は1月16日、バイデン氏の自宅などから機密文書が見つかったとの報道を受けて、自宅に保管していた記録類を精査するよう弁護士に依頼した。弁護士の調査で、記録類に機密文書が含まれていることが判明。ペンス氏側はNARAに通報した。
機密文書は退任時に私物に紛れ込んだとみられ、弁護士は「ペンス氏は自宅に機密文書があることに気づいていなかった」と説明しているという。弁護士は首都ワシントンにあるペンス氏の事務所も調査したが、公文書は見つからなかった。
ペンス氏は2017~21年にトランプ前政権で副大統領を務め、24年の次期大統領選への出馬を検討している。連邦捜査局(FBI)が22年8月にスパイ法違反(国防情報の保持)などの疑いでトランプ氏の自宅を捜索した後、「機密文書を外部に持ち出したことはない」と米メディアに語っていた。
大統領記録法は、正副大統領の在任中の記録は機密性に関係なく「国家に帰属する」として、NARAが管理するように定めている。バイデン氏とトランプ氏の機密持ち出し問題に関しては、ガーランド司法長官が任命した特別検察官が個別に捜査している。【ワシントン秋山信一】
参考文献・参考資料
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