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政治講座ⅴ1547「走る棺桶か!哀れロシア」

ロシアはウクライナに勝てるだろうか? このようなお粗末な兵器では勝利がないのであろう。兵器を他国に嘆願する国と、使い物にならない兵器を使く国、勝利の女神はどちらに微笑むのであろうか。今回は経済制裁を受けたロシアと北朝鮮の拠出した役立たずの兵器で無残さを味わっているロシアの報道記事を紹介する。

     皇紀2683年12月15日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

ロシア軍の自走砲が突然爆発、北朝鮮製砲弾が暴発か…ロシア砲兵「射程もばらばら」

オピニオン13 時間

▲イラスト=UTOIMAGE© 朝鮮日報 提供

 ウクライナ戦争で、弾薬不足に苦しむロシアが北朝鮮から武器の提供を受けていると伝えられる中、北朝鮮製の砲弾や弾薬の品質が悪く、ロシア軍が悩んでいると各外信が報じた。装薬(砲弾を発射するために使う火薬)の不良などで、撃つ前に爆発したり射程が一定にならないなどの事故が相次いでいるのだ。

ロシア軍の自走砲が突然爆発、北朝鮮製砲弾が暴発か…ロシア砲兵「射程もばらばら」© 朝鮮日報 提供

 12日(現地時間)にウクライナの軍事メディア「ディフェンス・エクスプレス」やポーランドのメディア「エッサニュース(essanews)」などが明らかにしたところによると、最近ロシア軍が運用中の戦車が爆発する事故が発生した。最前線に投入され始めた北朝鮮製の低品質な弾薬が、砲身内で爆発したものと推定される、と同メディアは伝えた。

 エッサニュースは「ロシア軍は、北朝鮮が送った弾薬を使用し始めるとともに予想外の問題に直面した。北朝鮮製の弾薬は品質が悪く、軍事専門家らが予想した通り、砲弾の早発により自走砲などが破壊されたり損傷したりする事故が増加した」と伝えた。

 北朝鮮がロシアに提供した武器が不良品だという報道は、今回が初めてではない。ディフェンス・エクスプレスは今月9日、「北朝鮮がロシアに提供した弾薬(曲射砲)の中から無作為に選びだした5発を点検した結果、砲弾の推進剤の含量がばらばらで、装薬の材質が違っていたり内部にあるべき銅線が抜けているものもあったりした」と伝えた。

 こうした理由で、北朝鮮製の砲弾は射程が一定ではなく、「体系的に分散されている」というロシア最前方砲兵部隊の報告も相次いでいるという。ディフェンス・エクスプレスは「一貫していない砲弾の飛行距離は射撃の精度の低下につながり、任務遂行に支障を招いている」と伝えた。国防安保フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は「砲弾の推進剤の量がスタンダードでないと、希望する射程まで飛んでいかないケースが生じる」と語った。

 ウクライナとの戦争で底を突いたロシアの砲弾や弾道ミサイルなどを埋め合わせてやる代価として、北朝鮮がロシアから衛星ロケット関連の技術を得ている状況は、このところ相次いで報じられている。ホワイトハウスは今年10月、北朝鮮が前月の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長訪露に合わせて、長さ6メートルのコンテナ1000個以上もの分量になるウクライナ攻撃用兵器をロシアに送った、と明かした。ただしホワイトハウスは、どのような武器が入っているのかは具体的に明かさず「弾薬や軍事装備」とだけ明かした。

キム・ミョンジン記者


ロシアのミサイル攻撃失敗率、米政府は最大60%と分析=米当局者

Reuters

2022年3月25日午前 10:55 GMT+92年前更新

米情報活動に詳しい米当局者3人によると、米政府はロシアのウクライナへの精密誘導ミサイル攻撃について、一部ミサイルの「失敗率」が最大で60%にも上ると分析している。写真はPress service of the National Guard of Ukraineが9日に提供。ウクライナ当局によると、同国東部クラマトルスクで撮影した不発の短距離極超音速ミサイルだという(2022年 ロイター)

[ワシントン 24日 ロイター] - 米情報活動に詳しい米当局者3人によると、米政府はロシアのウクライナへの精密誘導ミサイル攻撃について、一部ミサイルの「失敗率」が最大で60%にも上ると分析している。

ロシア軍よりもウクライナ軍の方がはるかに規模が小さく見えるのに、ウクライナの空域の無力化(制圧)などができていない理由を説明する一助になる可能性がある。一方で、ロシアの爆弾は住宅地や学校や病院などに着弾し、多数の死者を出している

指摘されている失敗は、発射から爆発に至るまでさまざまな段階にわたる可能性がある。

当局者3人がロイターに語った米政府評価によると、ロシアの失敗率は日によって変わり、発射されるミサイルの種類にも左右されている。50%を超えることが往々にしてあるかもしれないという。このうち1人は、ロシアの空中発射の巡航ミサイルが日によって20─60%の失敗率になっているとの米情報機関の見方を示した。米戦略国際問題研究所(CSIS)によると、ロシアはウクライナ攻撃で2種類の空中発射巡航ミサイルを使用している。

失敗だらけのミサイル、ロシア軍はこのまま時代遅れの軍隊に成り下がるのか

部品が揃わないハイテク兵器、経済制裁でますますの陳腐化は必至

2022.3.31(木)数多 久遠

ロシアによるウクライナ各都市へのミサイル攻撃が続いています。ミサイル攻撃はウクライナ西部の都市リヴィウへも及んでいました。

 しかし、その攻撃は3月23日に突然停止します(3月26日から再開)。

 理由は、ほどなくして判明しました。アメリカ当局者からの情報として、ロシアが使用する一部ミサイルの失敗率が60%にも及ぶことが報じられたのです。

ミサイルを分解・整備して攻撃再開?

 この失敗率が異様に高いミサイルは、空中発射の巡航ミサイルとのことです。

 ウクライナ西部を攻撃するミサイルには長射程が求められるだけでなく、搭載する母機にも長い航続性能が求められます。そのため、大型の爆撃機と空中発射の巡航ミサイルが使用されています。

ミサイルの失敗は、着弾したのに爆発しない“不発”に留まりません。発射ボタンを押したのにミサイルが発射されない“不発進”、発射はされたもののあらぬ方向に飛んで行く“異常飛翔”などさまざまな失敗があります。

 ロシア軍が使用する様々なミサイルの失敗率を検証することには困難が伴いますが、ウクライナ西部攻撃のために進出するロシア機の動向は、ポーランド上空の米軍AWACS(早期警戒管制機)によって監視されています。攻撃可能な位置まで進出したロシア軍の機体数と、着弾・起爆したミサイル数を把握することで、簡単に計算できます。その結果、最悪60%という極めて高い失敗率が出てきたようです。

 3月23日からの攻撃停止は、この高い失敗率を受け、ミサイルを分解・整備し始めたものと思われます。26日からの再開は、分解・整備が完了したか、あるいは整備体制を継続できるルーチンが構築できたということを意味しています。

高すぎる失敗率

 ミサイルの失敗は、決して珍しいものではありません。ネットの動画サイトには、世界各国で使用される様々な種類のミサイルの失敗画像が投稿されています。

 以下の動画は、陸上自衛隊が実施している総合火力演習における対戦車ミサイルTOWの失敗映像です。ミサイルが飛翔途中から、何らかの理由で目標から大きく上方に外れてしまっています。

ミサイルの失敗は、ある意味で宿命です。ミサイルは、製造してから一度も走行したことのないF-1マシンをいきなりレースで走らせるようなものだからです。

 当然のことながらミサイルは使い捨てです。部品のうち取り外して個別のテストが可能なものについては、定期的に確認が行われますが、一部に留まります。ミサイル全体の信頼性を確認するためには抽出テストするしかありません。しかし、高価で保有数が多くないミサイルについては頻繁に抽出テストすることもできません。結果的に、不具合が発見されないまま放置され、予想以上の失敗率になってしまう、ということは起こり得ます。

 しかし、そうした可能性があっても、失敗率60%という数字は高すぎます。

汎用基板をそのままミサイルに?

 ミサイルの失敗率が高くなっている原因には複数の可能性が考えられますが、その中でも今回の戦争で急浮上してきたのは、適切な電子回路・基板の不足です。

 ロシアの新型戦車T-14(アルマータ)は2018年には量産が開始されたと見られていましたが、今回の戦争で目撃されていません。電子部品などのハイテク部品が、2014年のクリミア戦争後の制裁によって入手できなくなっていたため、量産に入ることができなかったと見られています。基板自体は、中国製のLED照明用電源基板のようです。電源基板であればかなり汎用的に使える可能性があるため、電気的な性能だけを考えれば、流用して搭載されていても不自然ではありません。

 しかし、どのようなミサイルに搭載されていたにせよ、汎用基板がそのままミサイルに搭載されているというのは、あり得ません。

 電子・電気的な機能は、汎用的な基板でも問題ありません、しかし、ミサイル部品は極めて過酷な環境での動作が必要です。その環境の中でも重要なのは「G」(標準重力加速度を基準とした加速度の単位)、特に振動による瞬間的なGです。

 宇宙ロケットや衛星において、振動対策が必要なことはある程度知られているかと思います。それでも、有人ロケットは当然のこと、無人ロケットでもGはそれほど高いものではなく十数Gで済むことが大抵です。一方、ミサイルは高い機動性能を要求されるため60GものGがかかるものさえあります。これに振動によるGが加わるため、普通の電子基板では簡単に壊れてしまいます。実装された部品の極細配線が破断してしまうのです。

 今回、ウクライナ西部に向けて発射された空中発射巡航ミサイルが高い確率で失敗したのは電子回路基板が原因だった、とはもちろん断定できません。適切な基板が入手できず、基板の耐G・耐振動が不十分だったため、失敗になった可能性は高いのですが、その他にも、バッテリーの劣化が想定されていた以上に激しく、途中でバッテリー切れを起こしていた可能性も考えられます。

3月26日からロシア軍によるウクライナ西部へのミサイル攻撃が再開された際、ウクライナ政府は、攻撃状況が分かる動画などをネットにアップしないよう、再徹底しました。ウクライナ側の被害状況を知られないためだけでなく、着弾の場所、起爆の有無などを見れば、それを見たロシアの技術者が、ミサイルに施した不具合対策が正しかったか否か、判断できるためだろうと思われます。

「G・振動」対策は十分なのか

「G・振動」対策の方法は複数ありますが、最も特徴的な方法は、電子部品を基板ごと樹脂で固めてしまうことです。この方法は、専用の基板設計を必要としないため、非常に簡単で効果的です。

 ただし、問題もあります。体験された方もいると思いますが、ファンが壊れたり、暑い場所でパソコンを使用していると、パソコンが熱暴走でエラーを起こすことがあります。基板を樹脂で固めてしまうと放熱ができなくなるためこの熱暴走が発生しやすくなります。

 一方、ミサイルには、放熱ができなくなる問題を許容しやすい要素もあります。それは、作動時間が短いことです。結果的に、ミサイルの発射シーケンス開始から着弾まで、一定時間だけの動作が保証された、樹脂固定の基板が使用されることになります。

 ミサイルでは、このような特殊な「G・振動」対策が施されていることが普通です。

 このことに関連して、今回の戦争が起きるまで、筆者には1つの疑問がありました。それは、ロシアのミサイルにはマイナーバージョンが非常に多いのですが、すべてに「G・振動」対策がきちんと施されているのか? ということです。

 例えば、ブースターを取り付け、射程延伸したミサイルが作られることがあります。これは、西側でもよく見られるマイナーバージョン作成のパターンですが、上記の樹脂固定基板の動作保証時間を考えれば、ブースターを取り付ければOKという簡単な話で終わらないことは理解してもらえるでしょう。

バッテリーの作動時間についても同様のことが言えます。ブースターを取り付けることで射程と飛翔時間が延びれば、バッテリーの作動時間も長くしなければなりません。

 これらは一例ですが、射程を延伸するだけのマイナーバージョンでも、その開発はかなり大変な作業なのです。

 ロシア製ミサイルのマイナーバージョンは非常に多いのですが、今回の高失敗率問題を鑑みると、基板の適合などを西側ほど精緻に行っていなかった可能性、一言で言えば、マイナーバージョンを手抜きでつくっていた可能性が考えられます。

今後のロシア製ミサイルとハイテク兵器

ロシアが保有するミサイルを含む精密誘導兵器の数が非常に少なかったことは、ほぼ間違いありません。

 この問題の原因も、新型戦車やミサイルと同様に、電子基板などが入手できなかったためである可能性があります。

 そして、この状況は、今回の戦争による経済制裁でさらに悪化します。ロシアは、内製化を目指してはいますが、その努力・成果は中国にさえ到底及びません。

 今後、ロシアは現代的な性能を持つミサイルを製造することは不可能になるでしょう。その他のハイテク兵器についても同様です。

 ロシア軍は強大ですが、今後は時代遅れの陳腐化した軍隊となるかもしれません。

「当たらない」「撃つ前に暴発」北朝鮮製“超粗悪”砲弾がヤバすぎてロシア兵もお手上げ状態

アサ芸biz によるストーリー • 22 時間


「当たらない」「撃つ前に暴発」北朝鮮製“超粗悪”砲弾がヤバすぎてロシア兵もお手上げ状態© アサ芸biz

案の定、不安視されていたことが、戦場で実際に起こり始めているようだ。

専用列車でロシア入りした北朝鮮の金正恩総書記が、プーチン大統領と会談したのは今年9月のこと。その中で武器売却の密約が交わされたと伝えられる。

それを裏付けるように翌10月には、正恩氏訪露の際、長さ6メートルのコンテナ1000個を超える兵器がロシアに送られた可能性があるとホワイトハウスが発表。具体的兵器名については明かされなかったものの、それが「弾薬や軍事装備」であることは間違いないとしている。

軍事アナリストが解説する。

「北朝鮮が使用している砲弾やロケット弾は、もともと旧ソ連時代の兵器に改良を加えたものであるため、互換性があるのです。北朝鮮は有事に備え、それらの弾薬や軍事装備を大量備蓄しているとされ、それらがロシアに提供されれば、短期的には戦況が変わる可能性があると見られてきました。ただし、北朝鮮の場合、品質や備蓄状況、経年劣化の程度に不明な部分があり、暴発などの危険性も懸念されていたのです」

そして予想通り、ロシア軍が使用する北朝鮮製の粗悪な砲弾が暴発する騒ぎが多発しているようだ。12日のポーランドメディア「エッサニュース」が伝え、波紋が広がっている。

報道によればここ最近、砲弾の早発による自走砲の損傷事故が増加、最前線で運用されているロシア軍戦車での爆発事故も多発しているとのこと。その原因が、投入され始めた北朝鮮製の品質の悪い弾薬が、撃つ前に砲身内で爆発してしまうためだというのである。

「実は、北朝鮮提供の武器が不良品だという報道は初めてでなく、9日にはウクライナの軍事メディア『ディフェンス・エクスプレス』が、北朝鮮がロシアに提供した152ミリ砲弾5発を入手して解体・分析したところ、砲身内部の銅粉末をとりのぞくために必要な電線部品がなく火薬の量や色も砲弾ごとに違っており、一部砲弾は密封部分が破損中に湿気が入りこんでいる状態だったと伝えています。そのため、砲弾は飛行距離がまちまちだったり、なかには撃つ前に爆発するケースも生じていると予想しています。つまり、危なすぎて実戦で使えるようなシロモノではないというのです」(同)

ディフェンス・エクスプレスは、こうした粗悪品製造の要因について、「品質より量を重視する北朝鮮の計画経済がこうした欠陥を招いている」と指摘しているが、

「逆に言えば、そんな粗悪品でさえ使わなければならないほど、ロシアの武器弾薬が枯渇状態にあるということです。金総書記と会談する前までは、ロシアはもっぱらイランから武器弾薬を輸入していましたが、会談以降は両国から補充している。むろん、これは西側による輸出規制で、ロシアの軍事物資調達がままならないため。背に腹は代えられないプーチンとしては、粗悪品に目をつぶってでも弾薬を調達したいので、今後も最前線では砲弾の暴発事故は避けられないでしょう」(同)

北朝鮮製砲弾の品質の悪さにはロシア軍内部からも不満の声が出始めいるという。(灯倫太郎)

参考文献・参考資料

ロシア軍の自走砲が突然爆発、北朝鮮製砲弾が暴発か…ロシア砲兵「射程もばらばら」 (msn.com)

ロシアのミサイル攻撃失敗率、米政府は最大60%と分析=米当局者 | ロイター (reuters.com)

政治講座v1221「やっぱりね!ロシアのミサイルの失敗率60%」|tsukasa_tamura (note.com)

失敗だらけのミサイル、ロシア軍はこのまま時代遅れの軍隊に成り下がるのか 部品が揃わないハイテク兵器、経済制裁でますますの陳腐化は必至(1/6) | JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp)

「当たらない」「撃つ前に暴発」北朝鮮製“超粗悪”砲弾がヤバすぎてロシア兵もお手上げ状態 (msn.com)

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