政治講座ⅴ708「誤算続きのロシア、勝算無し、盛者必衰のさだめ」
世界は、無常である。常に変化している。
方丈記の冒頭を鑑賞しながら現在の世界を見てみよう。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人と栖(すみか)と、又かくのごとし。
たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、高き、卑しき、人の住まひは、世々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。
あるいは去年焼けて今年作れり。あるいは大家滅びて小家となる。住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。
朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける。
時代が移り変わっても、感じる想いは同じである。ふと報道記事から古の文章を思い出したのである。 ロシアも同じ顛末を迎えるのであろう。
皇紀2682年12月21日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
ロシア政府、ウクライナ「再攻勢」巡り内部で意見対立か
毎日新聞 -
ウクライナに侵攻するロシア軍が近く再攻勢に転じる能力について、米国務省高官は20日、ロシア政府内でも意見が分かれているとの分析を明らかにした。装備不足や前線兵士の戦意の低下などから、戦闘力を疑問視する声が内部で出ているという。ロイター通信が伝えた。
ロシア軍は11月、一方的に併合を宣言したウクライ南部ヘルソン州の西部から撤収を余儀なくされたが、現在は州東部に防衛ラインを築き、戦力の再整備を進めているとみられる。ウクライナ軍のザルジニー総司令官は、英メディアで「ロシアが20万人規模の兵力を結集し、2023年1月から春に向け、再攻勢の準備をしている」と指摘している。
だが、米国務省高官が匿名を条件にロイター通信などに語ったところによると、ロシア政府内では、再攻勢を強めるべきだとする意見と、ロシア軍の現在の作戦遂行能力を疑問視する意見が対立。疑問視の根拠として、ロシア軍の深刻な弾薬、装備不足などが挙げられ、招集された兵士を含む前線部隊の結束にも問題があるという。
ロシア軍を巡っては、前線兵士の士気低下が以前から指摘されている。このため、ロシア国防省は14日、オペラ歌手や俳優、サーカス団員などで構成し、前線兵士の戦意高揚を任務とする「創造性部隊」の創設を発表した。
しかし、英国防省は18日に公表した情勢分析でこの動きについて、ロシア兵の懸念は、弾薬、装備不足のほか、高い死傷率と弱いリーダーシップ、報酬不足、戦争目的のあいまいさなどにあるとし、「創造性部隊はこうした懸念を払拭(ふっしょく)しないだろう」と予測している。【ブリュッセル宮川裕章】
プーチン大統領、ウクライナ情勢は「極めて困難」であると憂慮すべき告白をした。
ZLIVE-NEWS - 昨日 20:01
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナの違法に併合された4つの領土の状況を「極めて困難」と表現しています。
9月、モスクワはウクライナ東部の4つの領土を併合した。ドネツク、ルハンスク、ザポリジヤ、ケルソン。プーチンは、ロシアで非常に盛大に祝われる「保安サービスの日」に、モスクワが深刻な挫折を味わったことを認め、野心を停止しているのです。さらにプーチンは、海外からの「新たな脅威の出現」と称する事態に対処するため、連邦保安庁(FSB)にロシア社会と国境に対する監視を強化するよう指示した。
参考文献・参考資料
ロシア政府、ウクライナ「再攻勢」巡り内部で意見対立か (msn.com)
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