![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41315648/rectangle_large_type_2_18142fa0d33c113d08a47ba6561749fd.jpeg?width=800)
アクティブラーニングの創始者
先生が生徒に知識や経験や方法を教えるのではなく、考える力を養うために、先生は生徒に問いを投げかけ考えを聞くというスタイルの学習法。いわゆるアクティブラーニング。
そんなアクティブラーニングを150年以上前に実践していた先生がいました。
お察しの通り、吉田松陰先生です。
コテンラジオ エピソード#2
今回の話は、コテンラジオの#2「吉田松陰の感化力がすごい!」を元に、吉田松陰の魅力に迫ります。
ヤバエピソード3 感化力がヤバい
ヤバエピソード1と2については前回のノートを見ていただきたく。
今回のヤバエピソードは「感化力がすごい」。
感化力がすごいとは、どんなところなのか、幾つかのエピソードを元に、松陰の魅力に迫りましょう。
才能を見出して解放させる天才
吉田松陰は何度か逮捕されて獄中に送られています。その中で接した全く関係ない人たち、例えば、獄中で会った囚人や、護送される途中の籠持ちなど、次々に感化させていったと言います。
萩にある野山獄に投獄されていた松陰先生は、獄中でも絶えず勉強を続け、孟子など声に出して唱えて囚人の注目を集めます。
気になって近づいてきた囚人たちに「君はどう思う?」と尋ねて、囚人たちのマインドを次々に開いていって、みんな勉強をし始めたそうです。
モチベーションを上げる天才としての吉田松陰の姿が目に浮かびます。
ヤンキー先生
囚人に対しても、その人たちの可能性を見出して覚醒させていく松陰先生は、松下村塾で吉田松陰に不満を持って反抗してくる若者に、こう語ったと言います。
不満があるなら俺なんかに反抗するな
天下に向かって反抗しろ
君が何か考えがあるなら応援する
村の塾で反抗するとか
スケールの小さいことをするな
ヤンキーに対する接し方もめちゃくちゃ魅力的ですが、相手がヤンキーだろうと囚人であろうと、子供であろうと、天下について真顔で語りかけて、その人の考えを聞いて、才能を開花させる天才っぷりが、吉田松陰の真骨頂なんだなと思います。
弟子を覚醒
最期は処刑される松陰先生。しかしその死をきっかけに、松陰先生の弟子たちは次々に覚醒していき、幕末の日本を変えていった長州藩の原動力にもなります。
死ぬ直前にも、松陰先生は弟子たちの思いを綴ったメッセージを送ったそうです。最後まで弟子たちを大切に思った松陰先生の死がきっかけで、弟子たちがその後の未来を変えていく構図は、イエス・キリストが磔の刑になった後に、キリストを裏切った弟子たちが覚醒してキリスト教を布教させていったのととても似ていると言います。
幕末にあってキリストと同じくらいのカリスマ性を持って、29年の短い生涯を閉じた吉田松陰。そのエピソードを聞けば聞くほど、愛さずにはいられない。私も松陰先生に覚醒してもらえたら、、と松陰先生に激しい叱責を受けそうなコメントで締めたいと思います。
調べてみた
野山獄は山口県の萩市にあります。中国地方に行ったことがない私は、萩市の場所もわからなかったので、Googleマップをアップしておきます。
野山獄跡
〒758-0021 山口県萩市 古今萩町
https://goo.gl/maps/L4WQ1oJ1ZLbKR95C6
今回は感化力についてでした。次回も吉田松陰の魅力に迫ります。