Google Cloud認定Associate Cloud Engineer資格に合格した
Googleの公式キャンペーンで、Associate Cloud Engineer（以下ACE）の「認定試験受験直前ワークショップ」と「受験バウチャー」プレゼントに当選したので、3日間ぐらい仕事も忘れて勉強して受験してきた。一応合格して、「最終的な試験結果が確定されるためには、Google による審査が必要です」とのことで認定はまだというステータスらしい。
資格試験の駆け込み学習はUdemy
2年余り前にAWS資格を勉強した時と同様に、今回もUdemyの教材と模擬試験のコースを購入して、勉強した。
教材の質については分からない（同じ資格の教材をやり比べたりとかしてないから）けど、突然「そうだ、資格試験の勉強やろう」と思った時には、次の理由でUdemyが頼れる印象を持っている。
多くの資格試験の「学習」と「模擬試験」のコースが揃っている。
いつでも買える。試験の3日前の夜中に勉強しようと思い立っても、5分後には購入を済ませて学習開始できる。
セール機会が多くて、セール中だと1,000円台で買えることが多い。お小遣いで何とかなる金額だと上司相談とか稟議とかなしに、試験の3日前の夜中に勉強しようと思い立っても、5分後には購入を済ませて学習開始できる。
学習教材は動画中心で、とにかく動画についていけば一定ペースで学習が進む。6時間のビデオのコースなら、12時間もかければいったん最後まで学習できる（もちろん理解度はばらつくけど）。
つまり3日後みたいな無茶な受験に対して、なんとか学習スケジュールの目途がたつ。半ば記念受験だとしても、自分の中にバラバラと散らばってあるリテラシー知識そのままで受験するのと、同じ知識だけでも整理してから受験するのでは、過不足のはっきりする度合いが違うのでより再受験に活きる腕試しになる。そんな考えで、今回は以下の二教材をむりやりこなした。
クラウドはニーズとペインポイントでできている
今回はたまたま合格したけど、実を言えば受験一週間前に受けた「受験直前ワークショップ」で、もしかしたらとは思った。Associate Cloud Engineerのページ右にある「模擬試験を受ける」で試せる模擬問題がクイズと解説仕立てで取り上げられたのだけど、半分ぐらい正解できたし、残りも解説は理解できた。GCP経験はこのワークショップと試験前三日漬けした4日間だけだから、VMwareサーバ仮想化を数年とAWSを3年弱の実務経験、CompTIA Cloud+とAWS Solution Architect Associateの学習経験が活かせたのだろう。
なんども書いているけど、クラウドコンピューティングやIaaS、PaaS、SaaSといった言葉より、SalesforceやGmailやEC2やS3があった。後にSaaSと呼ばれるようになったものは、もちろんユーザーニーズにこたえて登場したものだ。IaaSやPaaSと呼ばれるものも、Force.comはSalesforceを、Google App EngineはGoogle検索等を、AWSはAmazonを実現するためのインフラニーズや開発・運用のペインポイントから生まれてきた。そしてそれらにあとから名前や定義がつけられた。
例えば「コストを最適化するには」といった問題が出たなら、それはクラウドコンピューティングの定義の「迅速な拡縮性」を活かす構成が問われている。つまりオートスケーリングやサーバーレス化が求められていて、ここまではどのクラウドを使っていても共通だ。あとは実装がそれぞれに違うので、サービス名やその特徴を考えるだけだ。
もちろん、例えばAWSとGCPで考え方から違う部分もある。AWSの仮想ネットワーク（VPC）はリージョン（地域）で分かれていて、なにも考えなくてもデータが国境内にとどまるけど、逆にマルチリージョンのネットワークをつくろうとすると結構大変だ。GCPでは仮想ネットワークはグローバルの実装になっていて、データ通信は何も考えなくても国境を越えられるし、越えてしまう。この違いも、AWSを生んだAmazonが各国の商習慣や法規制に縛られる国ごとのサービスであること、GCPを生んだGoogle検索がグローバルなサービス（日本で検索しても他国のコンテンツまで引っかかる）ことを考えれば、ニーズとペインポイントから生まれた違いだと思えてくる。
クラウドはニーズとペインポイントでできている。いずれかのクラウドサービスで（あるいはベンダーニュートラルなCompTIA資格で）学んだクラウドコンピューティングの考え方は、どうやらほかのクラウドサービスでも活きてくる。
年寄りの冷や水としての一夜漬け
そんなわけで一夜漬けならぬ三日漬けで、おそらくかなりの幸運にも恵まれて、GCP ACE資格に合格した。ちなみに、勉強の2日間は週末をあてたけど最後の一日は上司に泣きついて許してもらった。許してもらったけど、その分の仕事は取り返さないといけないし、受験も祝日も数年ぶりの外勤もあったし、金曜日にはかなりひどいことになった。
年取ってしんどくなるの、勉強よりこういう修羅場働きだなと思った一週間でした。そんな感じで、とりとめもなく終わります。
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