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価格への価値観の変化

社会人になってから、特にここ最近、価格への価値観が変わった。
どう変わったかというと、以前は「安ければ安い程良い!」という価値観だったが、最近はそうでもないと思う様になったのだ。学生の頃はコスパばかり考えており、居酒屋も出来る限り安いが評判の良い場所を調べ、そういったお店を開拓することに楽しさを感じていた。1杯50円でハイボールを飲めるお店を見つけた時はテンションが上がった。お酒の味の違いが分からない私には酔えればなんでも良かったのである。未だに1杯1,000円以上するお酒を飲みたいとは思わないが、安過ぎるものには少し抵抗感を抱く様になった。
この変化にはいくつか理由がある。

1つ目は、自分に金銭的に余裕ができたからだ。
私は今年社会人3年目で、ここ1年弱は一人暮らしをしながらも、貯金してきた。1人暮らしだとお金が貯まらないなどと聞くが、私はそもそも物欲があまりなく、毎月の家賃や食費などの必要経費以外でお金を使うとすれば友達と遊ぶ時ぐらいである。散財癖もない為、家計簿など全くつけていないが、毎月貯金は増えていき、自由に使えるお金が増えた。その結果、前程安いもの探しはしなくなったし、友達と遊ぶ時などはその場の感情や流れに身を任せて楽しむようになった。お財布の紐が以前より緩くなったのである。

2つ目は、安いには安いなりの理由、そして高いには高いなりの理由があることを知ったからである。これが一番大きな理由かもしれない。
例えば、学生の頃はコスパばかり重視していた為、プチプラと呼ばれる化粧品ばかり買っていた。安くても化粧は出来る、そう思っていた。今でもキャンメイクやセザンヌなどのコスメは愛用しているし、これからも愛用する。ただ、プチプラなものにも自分に合う合わないがあることを知った。それを一番強く感じたのは、MaybellineのリキッドファンデーションとREVLONのTintを初めて使った時だ。デパコスじゃないんかい!と思ったそこのあなた、キャンメイクと比較した際にMaybellineとREVLONは相対的には高いので、お許しください笑
それまで大容量で数百円のBBクリームを使っていた私にとって、少し金銭的余裕ができた為、YouTubeショートでおすすめ商品として紹介されていたMaybellineのリキッドファンデーションを初めて使った時のあの衝撃は忘れられない。商材が異なるということもあるが、リキッドファンデーションの伸びとカバー力に雲泥の差があった。前日までBBクリームを塗っていた様なあまちゃんなのに、それを塗っただけで自分が化粧上手だと錯覚したぐらいだ。そして最近買ったREVLONのTint。スティックタイプのリップだと落ちやすいので、買ってみたところ、唇に艶が出て色気が増す。プルプル唇をゲットでき、鏡でついつい見てしまう自惚れ具合笑。前はこんなことなかった。だから、少し高い金額を出してでも、化粧をした自分をより好きになれ、テンションが上がるなら払う価値があると思う。高い価格なのは、その分商品として何かしらの付加価値があるからだ。私はそれを感じることが出来た。

いや、プチプラでもそれだけの満足感を提供できるものもありますよ?という反論もよく分かる。だから私もプチプラを使い続けるつもりだ。要するに、使い分けが鍵だと思うのだ。私にとって、化粧の中でのリキッドファンデーションの重要度が高い。顔のほとんどに塗るものだし、最近肌荒れに悩んでいることもあり、お肌には気を遣いたい。新しいものを使ってみるのも手だが、肌の色へのマッチ具合や、それこそ肌質に合わず肌荒れを悪化させてしまうのは避けたい。だから、リキッドファンデーションはしばらくはMaybellineを使い続ける。一方で、アイブロウやノーズシャドウ、ハイライトはセザンヌとキャンメイクを愛用している。というのも、私はあまりこれらの製品の違いを体感したことがない。落ちにくさや色の違いなどはあるのかもしれないが、プチプラ品で大変満足している。だから、自分が重要視するものには高い金額を払い、相対的に重要度が低いものにはそこまでお金を払わなくて良いと思う。

そして、この線引き、基準は人それぞれだと思うが、一番しっくりくると思う基準は毎日使うものかどうかである。いや、アイブロウも毎日使うでしょう?はい、使います笑化粧品に関しては毎日使うが、顔の中で占める割合が小さい為、私の中ではお金をかける優先順位が低い。だから一概には言えないかもしれないが、毎日使うものは出来る限り使いやすく、ストレスフリーであることが望ましい。その代表例が家電ではないだろうか。私は一人暮らしを始める際に一式家電を購入したのだが、全て日本製にした。最初は低価格に惹かれ、中国製にしようかと思ったが、評判などを調べると日本製の方がトラブルの少なさや保証の面で安心できそうだと感じ、メイドインジャパンを選んだ。その選択は正しかったと信じているが、欲を言うと洗濯機は乾燥機付きのドラム式にすれば良かったと思っている。恐らく価格はかなり跳ね上がるが、その分洗濯物を逐一干すという手間が省ける。洗濯物を干す時間を逆算して洗濯機を回さなければならないという呪縛からも解かれる。そしてドラム式にしなかったことを後悔した最大の決め手は、花粉症の季節に外干しできず生乾きになってしまうのではないかという心配と戦い、かつ室内干しとなると干せるスペースが限られてしまう為、毎日洗濯しなければならない必要性に駆られたからだ。こんな目に遭うのであれば先行投資と考え、乾燥機付きのドラム式を迎え入れれば良かったと最近ひしひしと感じている。だから、毎日使うものを買う前には吟味が必要だし、少し高いお金を払うことも惜しむべきではないということである。

今回は価格への価値観の変化について書いてみた。社会人になり、自由に使えるお金が増え、高いものには高いなりの理由があることを知った結果、私の価値観が変化した様に分析する。ただ買うもの全てに高いお金は払えない為、私は自分が重要視するかつ毎日使うものにはお金を渋らない方がいいと思う。その方が快適な日々を過ごせるのではないか。


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