良いってなに?

良いってなんだろう。
良い本を読みたい、良いお店に行きたい、良い映画を観たい。
日常的に言葉にしがちだが、良いって何だろう。

久しぶりに猛烈に新書が読みたくなった。
だからGoogleで「良質な新書」と検索していた。
思惑通り、新書のおすすめランキングを紹介するサイトなどがいくつも現れた。
そしてそれをまんまとクリックし、紹介される新書に目を通した私。
そこで違和感を覚えた。

良い新書ってなんだ?
このサイトの運営者は何をもってこの新書をおすすめしているんだ?
一見ネットで「良質な新書」と調べたことにより、能動的に新書に関する情報を取得しにいっている様に見えるが、誰かからおすすめされたものを享受する行為は実は受動的なのではないかと思わされた。
良い新書が読みたいなら、とにかく新書を読み漁ってみるべきなのではないか。
図書館や書店に出向き、そこで興味をそそられた新書を何冊、何十冊と読んでみて、そこで自分が読みごたえがあった、新たなことを学べた、言葉に出来ないが痺れたなど、何かしら読んでよかったと思えることこそが良い新書に出会う方法なのではないか。
その過程をすっ飛ばして、ネットの検索結果で出会った新書を良い新書として読むのは、なんだか違う気がしてならない。突如そんな感情に襲われた。だから明日とりあえず図書館に行き、新書を借りてくる。そして読み始めてみようと思う。




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