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短歌⑩ 仕事編

仕事編

しゃーないと 笑い飛ばせる 優しさが
三十路間近の 目に沁みてくる

何気ない 一言にふと 傷ついた
缶コーヒーを 手渡してみる

パソコンの 画面からふと 目を上げて
これが誰かの 助けになれば、と

朝、電車に詰め込まれる人たち
心が少し ギュッとちぢんだ

たくさんの プロジェクトとかの ことじゃなく
思い出すのは あの無駄な話

短パンと 裸足で通勤 したかった
スティーブ・ジョブズに 憧れてただけ

ああ僕は どうしてここに いるんだろう
夕日が綺麗な 歩道橋にて

敵じゃない 味方なんだよ あの人は
滲んだ景色 よく言い聞かせ

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