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短歌⑧ 子育て編

<生まれたてのとき>
泣き出したら 何も考えずに歩け
妻が少しでも 眠れるように

怯えつつ 首とお尻に 手を添えて
抱いていたあの日 今や片手

寝てる子に 早く起きてよ 遊ぼうよ
と言ってたなんて 信じられない

目の前で 踊ると笑って くれるから
お風呂上がりに 汗だくの僕

<最近>
心配は バレないように 後ろから
先回りして 止めないように

懸命に 何かをしてると 思ったら
畳んだ服を セッセと広げてる

小さな丘を 裸足でかけ登って
走っておりて 顔からこける

もう一回 その一言が 言えなくて
人差し指を 伸ばして「コチュ?」

ターターチュ なんか繰り返し言っている
その正体は 大丈夫でした

キッチンの 食器をセッセと 運んでる
でも君はいま 食事中だよ

<こんな妻のリクエストに答えましたよ>

・真剣な娘の眼差しを思い出せる短歌
・娘のよくわからないことばについての短歌
・生まれてすぐは寝てばかりで早く起きて欲しいと思ってた、でも今はお昼寝時間はほっとする。その気持ちを歌って

どの歌のことかは当ててみてください!


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