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小説家プロジェクト

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小説を書いてみよう。 思いついたものから。
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2024年7月の記事一覧

『公園物語』 その14

僕も秘密基地を作ろうと思った。 先日の「秘密基地騒動」を経て、ぐるぐると考えが巡った。 …

じょーじ
2か月前
17

『公園物語』 その13

冬の入り口に立った公園は静かだった。 もう砂場にも、公園にも、あんまり草は生えていない。…

じょーじ
2か月前
19

「天才とホームレス」 第15話 『ロケットえんぴつと教会』

僕を除く4人は、水を得た魚のように、売り場を獲得していった。 てっぺいは、あのタバコ屋や…

じょーじ
2か月前
18

『公園物語』 その12

骨組みだけで屋根のない、赤レンガのスペースにあるベンチに、 少女が僕から1.5メートルあ…

じょーじ
2か月前
24

「天才とホームレス」 第14話 『中学とコミュ力』

中学校には小学校の倍の人がいた。 二つの小学校から来るのである。 しかし、半分は小学校か…

じょーじ
2か月前
25

『公園物語』 その11

夏を乗り越えて過ごしやすい秋になった。 その頃、僕は長年の夢だった、油絵を始めた。 夏休…

じょーじ
2か月前
23

「天才とホームレス」 第13話 『賛辞と始動』

おっちゃんは不労所得が嫌いらしい。 「働いた分、お金をもらう。  働かんと儲かったらそれは搾取や。友達やない」 鍬を横においてまっすぐな目で言った。 「え、でも、いろいろタダでもらってるやん。  あれはおっちゃんが助けたからやろ?  それって報酬じゃないん?」 てっぺいがツッコむ。 「ちゃう。あれに義務はないやろ。  あれは善意で友情や。  働いた分の報酬はもうもろとる」 確かにてっぺいも、勝手にお金が入ってくるシステムを作るのを嫌った。 僕はそれがゴールだと思っていたか

『公園物語』 その10

実は僕は英語ができる。 昔、一年弱、アメリカに行ったのだ。 そのときも、何か立ち止まりた…

じょーじ
2か月前
19

「天才とホームレス」 第12話 『お泊まりとお風呂』

泊まるのに必要なものをすべて与えて、 てっぺいと部屋に入った。 こんなことは初めてだ。 友…

じょーじ
2か月前
12

『公園物語』 その9

ラジオ体操の終わりの日、BBQをしようと言った。 子どもたち、大歓喜。 嬉しい。 しかし、問…

じょーじ
3か月前
22

「天才とホームレス」 第11話 『対等とはと大人』

膨大な量の無駄な文字列を書き上げた後、 「対等になるために、、、」 と、つぶやいて僕は気付…

じょーじ
3か月前
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