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20240304 イラストエッセイ「北国の春4」 ショウジョウバカマとイカリソウ

 北国の春の山野草、ショウジョウバカマ。
 名前は文字通りに読むと、猿の袴という意味です。
 形はタンポポに似て、葉っぱが地面にくっつき放射状に広がっていて、茎が長く伸び、その先端に花が咲きます。
 カタクリなんかに交じって咲いていることもありますが、形が面白いので目立ちますね。
 お猿さんが袴をはいて正座している様子が思い浮かびます。

 同じく春の山野草、イカリソウ。
 これは花の形が船の錨に似ているところからついた名前です。
 このイカリソウはぼくの家の鉢の中にあって、春が来るとその訪れを教えてくれるんです。

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