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面白い人体の仕組みと働き「血管」「血液」

人体の仕組みシリーズはいよいよ循環器系である、「血管」「血液」編に突入してきました

前半はかなり専門用語がたくさん出てくるので、ざっくり知りたい人は後半の血管や血液の謎編とまとめだけでもいいので見ていてください

今回の記事でわかること

・循環器系「血管」「血液」についてざっくりわかる

・血管や血液の謎がわかる

以上のことについて解説していきたいと思いますので最後までお付き合いください

血管は身体中に血液や栄養を送るパイプ

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人の体には、血液が流れています

これぞ人間が生きている証拠です

血液が体の隅々まで行き渡るように、身体中に血管が張り巡らされています

血管は心臓から送られて、動脈を通って全身に酸素と栄養を運びます

また、血液には組織で発生した二酸化炭素を肺へ運び出す役割もあります

これは血液の赤血球にあるヘモグロビンが、酸素と二酸化炭素の交換を行なっているのです

栄養や老廃物は液体成分の結晶に溶け込んで運ばれます

さらに白血球は血液内に侵入した最近やウイルスなどの外敵を退治する役割があります

そして血小板は破れた血管を塞いで、出血を最低限に抑えます

以上の働きは、血液が流れていないとできない仕事です

この重要な血液の流れ=血流を作り出しているのが、心臓です

なので心臓が止まってしまうと、血液の流れも止まってしまいます

やがて、体の中の細胞は栄養や酸素が不足して、老廃物がたくさんたまっていき、やがて死にます

これらのように血液が全身をめぐる仕組みを「循環器系」と言います

この循環器系全体でいちばんがんばっているのが「心臓」であり、24時間休まず営業中なのです

血液は全身を循環して酸素や栄養を運ぶ

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心臓を起点にして全身を循環し続けている血液は、体重の約13分の1に相当する量が流れています

血液の成分は血球という有形成分と、決勝という液体成分で構成され、前血液の55%〜60%の血漿が占めています

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血球には、

・酸素や二酸化炭素を運ぶ赤血球

・侵入してきた異物などを殺す白血球

・血液を固める血小板

などがあります

リンパ球・・・白血球の約30%を占める。抗体を生産し、生体防御の役割がある

白血球は細胞分裂を繰り返し、好中球、好酸球、好塩基球、マクロファージ、リンパ球、(B細胞、T細胞)に分化していきます(上記の図を参照)

血漿・・・90%は水分で、タンパク質ブドウ糖、塩分、カルシウム、カリウム、リンなどの電解質、ホルモン、ビタミン類などが含まれています。

役割は、体が要求する水分や栄養などの物質を運ぶ、赤血球や白血球を全身に行き渡らせる、代謝による老廃物を除去する

血漿に含まれるタンパク質の大半はアルブミンです

血液中の浸透圧を保つ役割があり、血管内外の水分量の調節をします

腎臓や肝臓の働きが的あすると、血漿内のアルブミンが不足して、水分をうまく運べなくなくなります

そのため浮腫が引き起こされます

「血管」心臓からの血液を全身に運ぶパイプ

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人体に網の目のように張り巡らされている血管は、動脈、静脈、毛細血管の3つに分けられています

心臓から出た血液は動脈から細く枝分かれして毛細血管につながり、そこから細胞に酸素と栄養素を渡しながら静脈に入り込み、心臓へと戻ります(上記の図参照)

動脈、静脈の血管壁は「内膜、中膜、外膜」三層構造

毛細血管は内膜のみ

心臓からの血液を送る動脈は壁が厚く、弾力があります

主に血液を動かしているのは心臓ですが、動脈自体も拡張や収縮を繰り返しています

静脈は動脈に比べて弾力がありません

静脈では周囲の筋肉が収縮を助けており、重力の影響を受けやすい手足の静脈には血液の逆流を防ぐための弁がついています

そして、毛細血管の壁はさらに薄く、毛細血管を通して組織との間で栄養やガスを交換しています

血圧・・・血管にかかる血液の圧力です(当たり前)

最高血圧・・・は心臓が収縮し、血液を送り出した時の値

最低血圧・・・心臓が拡張した時の値

血管は歳をとると影響の大きく出る期間です

老化するに従い、動脈は硬くなったり伸びが悪くなったりして血圧が上がります

血管の固さはストレッチで解消できるよ^^

この時、最高血圧は上がりますが、最低血圧は下がります

血管の内腔が狭くなるため、血栓で血管が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす可能性が高くなると考えられてます

エコノミークラス症状群って知ってる?

この症状はよく聞くと思いますが詳しく知らないという人がほとんどではないでしょうか?

エコノミークラス症候群とは・・・正式名称は「静脈血栓塞栓症」と言います

長時間同じ姿勢をとり続けることで主に下肢の静脈にできた血栓が飛んできて、肺の血管を塞いでしまう病気です

血中の酸素濃度が急激に下がるので息が苦しくなり、失神やショックを起こすことがあります

時には死亡するケースもあります

対策は、脚を小まめに動かす、水分を十分にとるなど、足の血液の巡りが悪くなららにようにすることで予防可能です

意外と知らない血管・血液の謎

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謎といったら小松未歩ですが、このコーナーでは血管や血液の謎を紹介していきます

貧血とは?・・・立ち上がった時にフラフラするのは「起立性低血圧(脳貧血)」といい、貧血とは違う状態です。病名としての貧血は、血液中の赤血球やヘモグロビンが足りない状態のことを言います。血液中の酸素が減り、エネルギーが作れなくなるので、疲れやすさ、動悸、息切れなどの書状が出ます。月経や出産により血が失われる女性は、特に貧血になりやすく、10人に1人が貧血とも言われています。対策はレバーを食べる。

内出血が自然に消える理由・・・内出血は皮膚の下で血管が破れ血液が流れ出している状態です。血小板の働きで血液はすぐに固まり、血栓になります。時間が経つと、血栓を溶かす酵素の働きで、内出血のあざもしだいに薄くなるのです。

冷え性は体温が低いから起こるの?・・・冷え性は、体の表面が冷たい状態で、体温が低いわでではありません。体の中心部の温度を保つために、体の表面の血管を収縮させ、熱を逃さないようにしているのです。逆に、手足などの体の表面が温かいのは、体温を下げようとしている時です。(眠い時とかね)

目の下の青いクマは血管の色・・・目の下が青くなるのは、酸素不足の暗い血液の色が、皮膚に透けて見えているからです。青いクマは血行が改善すれば解消される場合もあります。

ドキドキはアドレナリンのせい・・・運動したり驚いた時ドキドキするのは、交感神経の働きによってですアドレナリンという神経伝達物質が心臓のリズムを早めるからです。逆に副交感神経の働きが強ますとアセチルコリンという物質が放出され、心拍がゆっくりになります。

血液は1分で全身を1周する・・・血液量は大体体重の13分の1と割れています。体重60㎏の人の血液量は約4.6ℓということになります。心臓が1分間に送る血液量は約5ℓなので、血液は1分くらいで全身を1周する計算です。

まとめ

血液は、心臓から動脈を通って全身に栄養素と酵素を運ぶ

血液が全身をめぐる仕組みを循環器系という

血液は、体重の約13分の1の量

血球には、酸素や二酸化炭素を運ぶ赤血球・病原菌などの異物を殺す白血球・血液を固める働きをもつ血小板などがある

リンパ球は抗体を作り、生体防御の役割あり

血漿の90%は水分

主な役割は、体が欲する栄養や水分などいろいろな物質の運搬、赤血球や白球を全身に行き渡らせる、老廃物の除去

血管は、動脈、静脈、毛細客観の3つに分けられている

動脈は分厚く、静脈は薄い

手足の静脈には血液の逆流を防ぐため弁がついている

血液にかかる圧力が血圧である

血管は歳をとると硬くなり伸びが悪くなるのでストレッチしよう

今日言いたいことはそれくらい

最後まで読んでくれたあなたが大好きです

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