見出し画像

〈葉月〉今月の短歌 自選10首


8月に入ってから新しい趣味として、短歌を詠み始めました。今のところ、毎日一首は必ず詠むようにしていて、少しずつですが、習慣づいてきているな、と思います。

5・7・5・7・7の31音。たった31音にも関わらず、31音以上に広がる世界に魅せられて、短歌を詠むようになりました。私もいつか31音以上の世界を広げていきたい。

いつまで続けられるかわかりませんが、短歌をこれからも詠んでいくために毎月一回はnoteに〈自選10首〉と題して、まとめてみようと思います。
感想や評などをコメントでいただけると嬉しいです。



🌱今月の短歌 自選10首〈葉月〉


玄関の消えぬ灯りがいつまでも待つから僕は航路をゆける




星の夜、きみに好きって言えたことだけがわたしの栄光だった




『*コワレモノ』の注意書きがよく見えず言の葉の矢を親指で射る




選ぶたび葉脈を模す人生のひとつひとつに光がとおる




縁の字をいつも間違う僕だから君との糸は緑なんだね




ちょい待てよアンパンマンの顔のパン 六百円もするじゃあないか




パジャマから飛び出す手首足首のように成長しているはずだ




意味のないことばかりして意味ばかり求める生に復讐したい




毎朝のしりとり重ね共に生く「いってらっしゃい」「いってきますね」




もしかして超能力者? 泣きたい日、なんでわかるのプリンがあるの?





縦書き仕様。拡大してご覧ください。

この記事が参加している募集

今日の短歌

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?