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通販ビジネスの採用、育成担当の方々へ〜内定者・新人に何を最初に学んでもらうか?vol.3

皆さんこんにちは。通販エキスパート協会事務局です。

当協会は文字通り「通販のエキスパート」を目指す方々に向けた資格「通販エキスパート検定」を実施しています。

前回は、「実店舗が無く非対面ビジネスであることのデメリットをメリットに変える発想」についてでした。今回もその話題と関連して「購入の意思決定をした商品をそのまま持ち帰れない」という点についてお話したいと思います。

通常、自分が欲しいと思い、多少の逡巡の上で買う決断をし、それを手に入れたら、買った人はそれを一刻も早く持って帰りたいでしょう。それが出来ないことがなぜメリットに変わるのか?

確かに、商品入手の即時性では、いかに当日配送が普及しても「持って帰る」には勝てません。しかしこれを「持って帰らなくて良い」という捉え方をしたらどうでしょうか?

例えば、重いもの、嵩張るもの、人に見せたくないもののような、そもそも持ち帰ることがストレスな場合、忙しくて自分自身で時間をかけて来店+持ち帰りの往復移動をしたくないといった時間コストが気になる場合、買う人と使う人が違う(贈答)、あるいは今いる場所と使う場所が違う(別荘で使う)など購入→直送の方が合理的な場合などです。

また、「長期継続して使用、利用するもので一定サイクルで購入・交換する商品」例えば、基礎化粧品、サプリ、健康飲料、使い捨てコンタクトなどは、都度購入するより一定のサイクルで届けてくれた方が便利です。この需要に目をつけたのが定期購入方式です。他にも新聞などの定期購読、音楽などサービスの月額課金もその一種で、近年ではまとめてサブスクと言われています。

こういったことは、いきなり説明されるより、まずは内定者や新人に自分達で考えさせ、意見交換した上、知識の共有をした方が、確実に実務に対する興味やモチベーションが高まります。

それでは、「実店舗が無く非対面ビジネスであることのデメリットをメリットに変える発想」」についてはこの辺で。
次回は「データに基づく、科学的マーケティング・アプローチ」について掘り下げます。

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