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サンタさんにファミコンをお願いしたはずが?

こんにちは、つぐっとです。

私がファミコンを手に入れたのは小学2年生の頃です。

まわりの友達がみんな持っていたのでサンタさんにお願いしました。

ですが、サンタさんに連絡手段を持つ親はファミコンのプレゼントをしぶっていました。

ゲームにいいイメージがなかったんでしょうね。


親に「他に欲しいものはないの?」

と聞かれても

私は「ファミコン!ファミコンがいい!」

とファミコンの一点張り。

親が「ファミコンなんて持ってる人少ないでしょう」

と言えば

私は「みんな持ってる!A君もB君もC君も・・あと、D君とE君と・・」

と友達かさえ怪しい人物まで含めて、みんなが持ってるとアピール。

むしろクラスで持ってないのは僕だけだ!と言わんばかり。

親が「じゃあ、いい子にしてたらサンタさんがくれるかもね」

といえば

私は超ハイテンションでクリスマスまでの間、いい子になるのでした。


さあ、待ちに待ったクリスマスの朝。

もう、待ちきれない私は3時くらいに目が覚めてしまいました。

果たして、枕元にプレゼントは・・あった!

ありました!

あった・・けど、箱が小さいよ?

ファミコン本体のおおよその箱の大きさを知っていた私。

置いてあった箱は明らかに小さい。(想像の6分の1くらい)

サンタさん間違えた?

と、隣の部屋で寝ている弟のもとへ向かう私。

弟の枕元には大きな箱。

あ!こっちが僕のだな!

とプレゼントを交換しようとする私。

それに親が気づき一言。

親「それは弟のでしょ!あなたのプレゼントはそれであってるよ!」

え?

これ絶対ファミコンじゃないよね?!

釈然としない思いのまま、布団に戻って再度眠りにつく私。

そして、いつもの時間に目を覚ます。

きっと、明け方の出来事は夢で、今度は枕元に大きい箱が!

・・・なかった。

そこにあったのは、やはり、小さい箱。


小さな箱を持ってリビングへのそのそと向かう私。

弟はすでにプレゼントを開けていました。

大きい箱に入っていたのは、大きな大きなトラックのおもちゃでした。

弟は大喜びでトラックを走らせていました。

弟のプレゼントは確かにファミコンではなかった。

私の手には小さな箱。

これもファミコンではないはず。

テンションを下げつつ開封。

そこには、

なんとファミコンのソフト!

そして、ファミコン本体を満を持して親が取出し・・なんてことはなく。

入っていたのは、

液晶一体型の電子ゲーム機。
(ゲーム&ウオッチみたいなやつ)

・・・

やっぱり、ファミコンじゃない!

でも、ゲームだ。

ゲームを買ってくれたんだ。

ファミコンじゃなかったショックと、それでもゲームだった嬉しさと、

幼いながら、ぐちゃぐちゃの感情がそこにはありました。

ただ、その日からそのゲーム機で遊びまくっていたのは言うまでもありません。


あれ?ファミコンは?

翌年のクリスマスにちゃんとサンタさんに貰いましたよ。

この出来事。

大人になって改めて思い返すと、

売り切れで買えなかったのか。

買い与えるにはまだ早いと思ったのか。

単純にファミコンが何なのかわからなかったのか。

色々と想像してしまうのでした。

親に直接聞いたことないので謎なままなんですけどね。

今度、聞いてみようかしら。


というわけで、

1年お預けをくらったファミコン本体入手時の思い出でした。

本体を手に入れた時よりも、1年前の方が思い出深いというね。

みなさんもファミコン購入時には色々な思い出があるのではないでしょうか。

それでは、また。

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