舞台の上でただ生きるために - 箱庭稽古日報 5/28
ええとええと、後は何をしないといけないんだっけ!いよいよ脳みそがプスンプスンと音を立て始めました。毎日あちあちのパソコンみたいです。笑
こういう時に泣き言を言わないようにしよう!というのも最近は無駄だと思っているので、相手が学生であろうと年下であろうと「え〜ん!キャパオーバーだよ〜!」と泣き言を漏らすことにしています。
できないことは、「できないよー!」と泣きつくのが一番早いです。
昔は全部をひとりでやろうと頑張ってたけど、32にしてやっと人を頼れるようになってきました。徐々に。皆さんはどうでしょうか。人を頼るって、超むずかしいですね。
稽古日報
さて。今日は振付の佑介くんに来てもらって、ダンス稽古。
余裕が出来てきた分、「ここもっとよかったらいいのに!」というポイントがどんどん出てきます。こういう時期にいつも「完成ってないんだなあ」と思わされます。
追求しようと思えばいつまでも稽古できちゃうんですよね、芝居って。
わたしが稽古好きだからかもしれないけど。
アンサンブルの振りが揃うと、一気に画面の絵が綺麗になって気持ちが良いです!
そして芝居稽古は徐々に最終段階に。
そろそろこの稽古日報に書くようなことでもなくなってきました。笑
呼吸を体で、とか、大きな流れを、とか。あとは今日はこうだったね、とか。
ダンスと同じように、今だからこそ見えてきた変更点や追加もありますが本当に細々したことになってきました。前に出るタイミング一言遅らす、とか。
「みんなの空気」「作品の空気」が出来てきた分、そこに飲まれそうにもなります。誰かの小さなミスでどどどっと巻き込まれていくような。連携が取れているからこそなんですけど。
お芝居と歌は特にメンタルが強く影響します。
お芝居をしてみて初めて、「今日の自分はどんよりしてた」と気がつくこともあります。不思議。
作品として
役として
役者として
色々考えることはあるけれど、幕が開いたら全てを捨ててただその時間を生きるだけ。舞台の上にすとんと、立っているだけ。
劇団四季には「居て、捨てて、語る」という言葉が廊下に貼り出されていましたが、あれは間違いじゃないと私は思います。
ただそこに、天野 一歩や浅海 真珠が存在している説得力。
今のご時世、本当に幕が上がるまで始まるかわからない本番に向けて、私たちはどんどん無駄なものを削ぎ落としていきます。
明日は通し稽古です。
稽古場いっぱいにみんなの呼吸の波が見えるような、そんな通しになりますように。
稽古を見てる私、黄緑色すぎない?
公演詳細
ミュージカル「ひみつの箱には、」
日時 (開場は開演30分前・休憩なし)
6月4日(金)19:00
6月5日(土)11:30 / 15:30 / (19:00回は中止となりました)
場所:北沢タウンホール
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https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=60950&
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