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わたしの蓋を開けるとき

小さい頃からずっと『何者かになること』を夢見ていたような気がする

沢山勉強して、いい学校に入って、いいところに就職して、誰かと出会って結婚して、子供が産まれて家を買って…
それが勝手に向こうからやってくるものだと、何故か勝手に思い込んでいた。

でも今、私の現実を見るとどうだろう。
転職した先でもイマイチうまくいかないし、そもそもバツイチだし、久しぶりに出来た彼氏には振られたばっかりで、思い描いていた将来とは全然違う現実を歩いている。

誰か、やんごとなき人が自分に気付いて迎えに来てくれるという幻想を、どうしていつまでも信じていたのだろう。

ずっと私は自分と現実の間に透明な仕切りを立ててピントがズレたものでも眺めていたのだろう。
本気で生きてきたようで、何かが違ったから今があるのだと。

『普通』がなんなのか、今だにわからなくていつでもどこでも浮いている自分
でもそれなりには上手くいかない自分の人生を見つめたり、考察したり、苦しんだりはしてきていて
身体に、脳みそに、心に、吐き出したいものが発酵して詰まっている。

今残っているのは『何かを成し遂げたい』という
よくわからない感情。

知っていることが、出来ることが、私には少ないけれど
やってみようかと思ったことをやってみる。

これは、そのための備忘録として。

自分の蓋を取り去って、中に詰まったものを吐き出してやるんだという想いだけ。

さて、どうなることやら。

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