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プライベートも大切な私が、緊急度×重要度のマトリクスを本気で考え直してみた

トップ画像のような緊急度と重要度のマトリクス。

優先事項を決めるのにとても便利で、これを使って仕事の優先度を決めているよという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、私はこのマトリクスを使ってて昔から気になってたことがあります。それは、楽しいことは緊急でも重要でもない枠に入ってしまうと言うことです。

これまでのマトリクスの作り方

例えば、「来週の新商品発表資料作成」。
切羽詰まった状態で締め切りがあり、自分の仕事として重要であるため、私なら間違いなく重要であり緊急の枠に入れていました。

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例えば、「急なミーティングの招待」。
もちろん、重要なミーティングも多くあります。ただ、急なミーティングの招待の多くは「手が足りないから手伝って欲しい」というような、実は自分にとって重要ではないものです。

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例えば、「来年の戦略策定」。
仕事上とても重要な戦略策定です。まだまだ時間の余裕があり緊急ではありません。私だったら、ここに配置します。多くの場合、ここに焦点を当てて仕事をすると良いと言われています。

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最後に「妻と桃鉄をする」。
家族との時間は大切です。しかし、「来週の新商品発表資料作成」や「来年の戦略策定」といった仕事と比べてしまうとどうしても重要度は低いと判断してしまっていました。また、楽しいプライベートなことは仕事と比較してどうしても緊急度も低くなります。

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こんな感じでマトリクスを利用して優先事項の判断材料にしていました。

しかし、重要なタスクはそう簡単に終わることがなく、優先度を考えると妻と桃鉄をするような楽しいことを後回しにせざるを得ない生活を自ら選んでいました。

でも、このマトリクスだと虚しい

経験上、このマトリクスを使うと仕事の成果は最短で出ていたように思います。そんな経験をお持ちの方も多いかもしれません。

でも、どこか空虚感がありました。おそらくそれは、重要度と緊急度をもとに優先事項を決めて動いていると、心から楽しい仕事、心から楽しい人生を歩んでいるとは言えない自分がいたからだと思います。

何か根本的に間違ってるのではないかと思い、本を取り寄せて何が間違っているのか探ることにしました。既に皆さんご存知かと思いますが、この重要度と緊急度のマトリクスは、7つの習慣の第3章「重要事項を優先する」で出てきます。

とても有名な本ですよね。

開いて1ページ目、衝撃の文言が出てきました。

会社での目標を全て達成し、企業人としては非常に成功している。しかし、私生活と家族を犠牲にしてしまった。妻や子供はもはや他人同然だ。自分にとって何が本当に大切なのか、もうわからなくなってしまった。今までやってきたことは本当にそれだけの価値があったのだろうか、と自問しているところだ。

え!?この本って、会社で成果を出すための本じゃなかったっけ?

この本に対する偏見が誤りだったことを1ページ目で気づかされました。これは、しっかり読まなければならない。そう確信しました。

そして、本を読み進める上で分かったことがあります。それは、私は緊急度や重要度を「仕事」という領域のみで判断していたということです。この本には、「仕事」以外にも「家族・友人・奉仕活動」などの活動範囲についても言及されていました。

そう、重要なことは仕事の領域でのみ考えるのではなく、「家族・友人・奉仕活動」でも考えた方が良いという記載です。仕事との相対評価でプライベートを考えるのではなく、自分のなりたい姿に絶対評価で考える。

それが私の気づきであり、マトリクスを考え直すきっかけとなりました。

考え直したマトリクスの作り方

私のなりたい姿の1つに、家族との幸せな関係を築いているという姿があります。

そこで、「妻と桃鉄をする」を重要の枠に入れることにしました。緊急度は高くないですが(笑

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このマトリクスの見直しで、仕事終わりにコツコツ桃鉄を進め、現在80年目まで到達しました。毎晩、妻と貧乏神をなすりつけあい、物件を奪い合う日々です。

まとめ

楽しいことは緊急でも重要でもない?

いえ、なりたい姿に必要であれば、重要度を高くしたほうがよい

これが、プライベートも大事にしたい私が考えてみた結論です。

さて、今日も妻と桃鉄100年完走まで頑張ろう。

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