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採集暮らし:ドクダミの根っこ、実験中
庭や河原の植物などで糸を染めたりいたします。
本日は、ドクダミの根っこを使った染のお話。
ドクダミは増えますね
我が家の庭は北向きにあって日陰も多く、100年以上前に造作されたうえ、少なくとも数十年は高い塀に囲われているので、
わたくしが意図的に植えたもの以外は、造園時の樹木草花から野草に至るまで、基本純日本風です。
鳥が自由に撒きに来るものも、そう洋風な栽培作物もないですし。
ということで、我が家の雑草のうち繁殖しているものは、ドクダミ、ヨモギ、スギナ、ヘクソカズラが目立ちます。
このうちドクダミにはまりまして。
十薬とも言う、良く知られた薬草ですが
このドクダミという植物、根っこがひとかけら残っておりますと、そこからまた増えます。
(なので心の中では植物性プラナリアと呼んでいます)
ちょっとでも弱まってもらいたくて、根っこを取るのですが…
今年はそれを、集めてみました。
するとどうでしょう、白い根っこが、乾燥のうちに赤くなるではないですか!?
![](https://assets.st-note.com/img/1691202222344-1FBP1seWT9.jpg?width=800)
いや、これ、染まんのちゃう?
と思い、梅雨に入る前一度炊いてみました。
銅媒染で染めたのがこちら。ちょっと赤みの、優しい茶色です。
いやこんなだったら、毎年ドクダミの根っこ掘ってもいいじゃない?と初めて思いました。
アリです、アリ!
なお、乾燥したてぐらいの期間は、まだあの健康になれそうな匂いも残っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1691202009240-9YiR1IiKQo.jpg?width=800)
そんなことが初夏にありまして…
この真夏。わたくし、再度挑戦いたしました。
茜やその仲間の場合などでは、先に黄色の染料を抽出して赤を残して染める、ということが言われます。
茶色に染まってますし、根っこは干すと間違いなく赤みを帯びていったので、とりあえず二番液で染めてみよう!と思い立ち。
根っこをまず一度炊き、いつもはその後一晩寝かせたりもするのですが、
今回はまだ熱いうちに水を変え、もう一度炊きます。
その液を使って染めますと・・・おや。赤みが減っている。
…捨てた液、赤かったもんね。
ということで、前回よりも赤みの少ない茶色ですが、きれいな色はきれいな色。
今後もドクダミはいい研究材料のようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1691365463854-5n9R3EjySJ.jpg?width=800)
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